インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

夢の中でマジカルパスを目撃する!

2011-04-23 11:26:07 | カスタネダ『呪術の実践』 !
  ついに当ブログに「夢の中で手を見た」方のコメントが寄せられた。やはりカスタネダを読んで実践されている方がおられるわけで、どうやら実際に、夢見の第一の関門は突破可能であるようだ。

 本にはその状態は、「最初の門を抜けるには、深い眠りに入る前にある感覚を自覚することだ」「目を開けられない心地よい重さのような感覚だ。眠りに落ちつつある、闇と重みの中で宙吊りになっている、と自覚した瞬間に門に辿りついている」とある。「夢で手を見よう、夢での出来事を記憶しよう、眠りに落ちるのを自覚しよう」と自分の第二の体(エネルギー体)に意識させているうちに、エネルギー体に到達するようだ(世界を止める、世界におやすみをいう瞬間)。

 それはさておき、ヘミシンク音楽を聴きながら横になっていると、うとうとし、眠ってしまった。そして夢を見たのである。広島の山間部にある我が輩の実家で、二人がマジカルパスの実演をしている夢だった。一人は印象的でもう一人は覚えていない。その方は男、かなりエネルギッシュな方で、左手を波打つように前へ出したり引いたりし、一方の右手はすっとそのまま差し込むように出したり引いたりし、壁に向かって、体全体で前に出たり後ろに引いたり、反復運動していた。

 部屋の中で何事か話していたのだが、突如、窓から外に出てマジカルパスをし始めたのである(『呪術の実践』にこんな動きがあったのか?)。残された我が輩は、部屋の中で二人の光景を眺めていた。スリッパをはいたまま、気合を入れて動いていた(土足であるのを非常に気にしていた)。見ているうちに、夢の中で我が輩も、その「マジカルパスのような動き」を実演してみた。何か競争心のようなものが芽生えたのである。

 それからぼんやりと「田」というような文字が浮かび上がってきたが、後はなかなか思い出せない。ほやほやの「夢日記」を手掛かりに書いているわけで、手は見えなかったが、実演者の蛇のごとく「波打つ手」が非常に印象的で、この動きを自己流のものとして、実際にやってみようと思う。

 全体的に修行というか、努力が足りず(そう思っているうちはまだまだか)、コメントで言われたように、「視線を絶え間なく動かす」(眼球運動は例の『仙道百科』にもあったような)とか、「月夜の草原を全力疾走する」(見つかればかなりだ)とか。夏場だと、海辺に行って砂浜を走ってみるのもいいか。

  自分の行動リストの中に、カスタネダの実践をどれだけ混入できるか。戦略的に、日常生活に入れてみようと思う。