インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

中小企業に救済はあるか?

2008-10-24 17:05:47 | 聖なる木を創る、地域通貨
 経済環境が悪化する中で、自営業者は如何に大変なのか、何のオーナーでもないインディオには良く分からない。ただ、「毎日が苦しいだろうなぁ」とは思う。

 設備はあるし、人間もあるのだが、売上が減っていく。その代わり、テナント料や銀行金利は下がるわけでもない(むしろ貸しはがし?)。

 普通なら投げ出す所だが、「企業は永遠に存続する」という会計ルールがあって、出血しながら死ぬまで経営し続けなければならない。無職者の方が、ましか?

 だが、失業者は、瞑想しているのか、寝ているのか、知恵者なのか、ダメ人間なのか、はたから見て分からない。赤字はあっても、仕事をしている自営業者の方が、立派なように思われる。「借金を払うためだけに働いているのです」と自ら言わない限り…。

 利益が出ない(どころか赤字)が、借金(金利)は毎月、貢がねばならない。恐ろしいことである。
 失業者にたとえれば、「仕事がないのに、毎月住宅ローンを支払わなくてはいけない」ということか。
 これは無理であり家を手放すしかない。しかし家を売っても、自分の所に金は返ってこない。一体どうやって生きろというのだ!?

 これはもう、Uターンして故郷に帰るか、市営アパートにでも潜り込むしかない。レオパレスという手もあるが、一応審査(しかしリプラスは潰れた)があるし、多少、手持ちが必要。民間は保証人がちゃんとしていないと無理だ。
 
 まあ、自営業者なら知恵があるはずだから??、倒産しても逃げ道を用意しているのか?助けてくれる仲間がいないのも寂しいと思う。
 世界経済という巨大なシャチを相手に鰯が飲み込まれていく。どうしようもない。

 一体今までの活動は何だったのか?? 社会貢献とか、従業員との絆とか、取引先との信頼関係とか、すべてはマネーの神が見せた幻想に過ぎなかったのか? 会社が倒産すれば、何もかもが解体していく。家族まで?

 インディアンの世界とかは、どんな状況においても? 仲間を見捨てたりはしないだろう。それは常に痛みを分かち合うような社会だったからだ。騙され易いお人よしの集団ではあろうが、知恵はあり、部族に忠実である限り、決して見放されたりはしない。

 しかし今の日本社会では、いかに税金を払おうと社会貢献をしようと、日本国に忠実であっても、経済原理によってバッサリと切り捨てられる。非情である。こんな国に税金を払い、頼りにするというのは馬鹿げているのではないか、とも思えるが仕方がない(貧乏人は大して払っていない)。

 中小企業は、信用組合(非営利?)とかが融資して守るべきかもしれないが、何かしら思想がないし、知恵がないような気がする。思想がなければ融資しても中小部族はバラバラではないか? キリスト教系信用組合、創価学会系信用組合などがあっても面白い。最後まで仲間を守るなら、早めに業種転換させるか、別の仕事を斡旋するか、無機的に利息をとる前に、組合が事業に介入すべきではないのか? 

 仮にインディオ信用組合が出来たとしたら

 部族通貨を発行し、取引先の会社間ではそれを使い、は電気代とか、どうしても必要な所へだけ放出して、とにかく信用組合の中にを残すのである(…手形・小切手で既にやっているか???)。

 インディオ信用組合は、世界経済とある程度距離を置いて、円高やら不況に強くする。自給自足なシステムである。大体、野菜なんて、すぐそこらの農家が作っているのに、わざわざ中国から輸入する必要があるのか?? 信用関係さえあれば、農家はただでくれるだろう。 

 したがって、インディオ信用組合は、を使わず、現物で品物を沢山手に入れるのだ。それを部族企業にまわす 必要な仕事をあてがう(管理社会で、共産主義的か??)

 酒も買わずに自分たちで作る(ただであげるのです。酒税法違反破り)

しかし実態は、どぶろく500ml=300円だったりして

 かくして、インディオ信用組合は、娯楽施設で「踊り場」をつくり、な集団として警察などからマークされるのであった。