インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

価値が揺らぐと何に換えれば…

2009-11-26 17:47:43 | 経済
 カネを求める活動は、突き詰めれば、「価値を巡る争い」なのだろう。

 300万円なら、車を買ったり、ダイヤや金を買ったり、株やドルを買ったりする(ごみ投資家)。

 300億円でもやはり同じで、対象が大都市の不動産になったり、生産設備になったり、世界中の株や債券になったりする(機関投資家)。

 仮にインディオが300億円とか渡されたら(有り得んが)、困る。その価値を維持できないからだ(ダンスホールとか建造して、消滅させてしまいそうだパッパッパ)。

 ある程度の大金になると、維持費がかかる。300万円の車でも税金・保険・メンテナンスがいるし、3000万円のマンションでもやはりそうだ。300億円渡されたら数億円ずつ増やしていかなければ、維持できない(だろう)。

  例えば、春ごろのNHKの『マネー資本主義(パソコン取込済)』に出ていた、厚生年金基金(全国中央市場青果卸売;8500人加盟)では、昨年度(5000兆円の価値が消滅した金融危機で)、運用資金の5分の1に当たる64億円の損失を出したようだ。ヘッジファンドで運用していたようだ(日本の年金基金の7割が頼っていたようだ)。

 老後の生活を支えるカネを溝に捨てたわけだ(とんでもないことだ)。年金基金は手堅い国債を買うのが王道だったが、高齢化の進行で、給付金と掛け金が逆転したわけだ。低成長時代、5%以上の利回りがなかなか出せない。給付を減らすか、掛け金を増やすしかない(素直にこれをやるべきだった!!)。

 絶対的な価値というのが、この世には無いから皆苦労しているし、面白いのかもしれない。いや、太陽とか大地とか神々といった存在が絶対的な価値なのだとしても、掴みどころが無いから崇拝が薄いのかもしれない。

 大地から出てくる金とかダイヤモンドなどは、大昔から価値があるわけで、今のように混乱している時代には、そっちの方に価値を転換すべきなのかもしれない。
 
 実際、金価格は過去最高レベルまで高騰している(年金基金は金を買うべきだった…)。確かに金は金利がつかないが、発行体リスクが無いし、紙切れと違ってそのものに価値がある(工業用とか装飾用とか)。

 江戸時代は小判とか銀貨とか、本当に価値のあるものをカネにしていたが、今はただの紙切れ(紙幣)。円高(実はただのドル安)の今はいいけれど、日本国も借金は多いし、インフレとかで価値がなくなる日が来るのかもしれない。

 その前に、まずは米ドルが調整されているようですね(為替レートはアメリカの都合で動きます)

 それで日本経済が沈没するのね(米ドルはどこで反転するのかしら)

 米ドルがだんだん豪ドルに近づいていますね(ポンドやユーロが昔の米ドル水準ですか)

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