~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

夜なべ

2006年03月26日 07時11分53秒 | 子育て


母ちゃんです。
3月も下旬となり、いよいよ息子の保育園入園が迫ってきました。
「かあちゃんが よなべをして~」さながら、
連日連夜、入園グッズの製作に精を出し、
やっとやっと完成しました!
ちょっと渋めがいいかと、
母ちゃんが学生時代に愛用していた某学園のプラネテ風。
キンダーブック入れ、お弁当入れ、パジャマ入れ、
お着替え入れ、おはしセット入れの5点です。
(後ろに咲いているのは、結婚の記念に植えた”雅桜”。
 今が満開です)
久々のチクチク縫い物はなかなか楽しく、
勢いに乗って大人の古Tシャツでズボンも作っちゃいました。
超細身の息子仕様のブーツカットパンツ。
既製服ではウエストのゴムがずり落ちたりと
動きにくそうな時があったのですが
このパンツはなかなか快適な様子。
何度も試着させてはうっとり、自己満足に浸っています。



それはそうと、あと数日で入園。
友だちはできるかな?
食事は? トイレは? お昼寝は?
大丈夫だろうか…。
母ちゃん、一人でドキドキ。
息子の入園は、母ちゃんにとって
子離れ第一歩の試練の時なのかもしれません。

母ちゃん
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おのぼりツアー

2006年03月22日 00時54分53秒 | 


久しぶりに東京へ行って来ました。
本橋成一監督作品”ナミィと唄えば”が18日より公開され
それを記念したライブに家族で参加しました。
映画の主人公ナミィおばぁは沖縄最後のお座敷芸者。
85歳で三線片手にひたすら歌うパワフル婆ちゃんです。
泡盛片手にほろ酔い気分で聞く三線の音色はすごい心地よかったです。
息子はなかなかの度胸で100人を越す観客の一番後ろの席から
「ナミィおばあ~」「唄じょうずだね~」「おばぁ~!がんばれ~」と
かけ声、会場を大いに沸かせてくれました。
最後はおばぁの歌に合わせてみんなで踊りまくり、大盛況でした。



翌日は東京見物。
最初は都電荒川線に乗り荒川遊園や谷根千めぐりでもする予定でしたが
荒川遊園が休みとのことで、お上りさん定番の浅草に行って来ました。



仲見世から浅草寺をぶらつき、昼は前から一度行ってみたかった
”駒形どぜう”でどぜう三昧。



その後は天気がよかったので水上バスに乗り隅田川クルーズ。
吾妻橋から出発、息子は目の前にあるアサヒビール本社のでっかいウンチに大喜び。
桜橋から浜離宮までのショートクルーズでしたが、普段と違う角度からの
東京は新鮮でよかったです。



浜離宮は手入れが行き届きすごく良い庭園でした。
後ろには海が、そして目の前の緑の先には汐留の巨大ビル群がせまり
東京らしいアンバランスが何とも言えない雰囲気です。



帰りは特急スーパービュー踊り子で下田まで直行。
子供たちは疲れてバタンキューと思いきや、スーパービュー踊り子には
何とキッズルームがあるんです。
飛んだり跳ねたり、窓から海を眺めたり、、、
子供は元気、大人はグッタリ、、、
でもなかなか充実したお上りツアーでした。
                      父ちゃん
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早朝の決闘

2006年03月16日 17時01分52秒 | 田舎暮らし


春になると植物だけでなく動物も活発に動き出します。
家のすぐ裏では芽吹いた新芽を狙う鹿の気配を感じます。
さかりのついた野良猫がウロウロするし、愛犬さくらは
益々落ち着きがなくなります。

今朝早く田んぼに行ってみたら、キジが2羽 一触即発状態でした。
縄張り争いか、雌の奪い合いか、、、
にらみ合ったり、距離を置いたり、最後は取っ組み合いになりました。
勝った方は空に向かって雄叫びをあげ、負けた方は川向こうまで飛んでいき
恨めしそうに遠吠えをしてました。

人間社会では勝ち組、負け組などと嫌な言葉をよく耳にしますが
自然界も人間界も日々戦いの連続なのでしょうか。
2羽のキジを見ながらそんなことを思いつつも、喧嘩しているスキをついて
2羽ともとっ捕まえて鍋にしたらうまいだろうな~と考えてました。

                        父ちゃん

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春の食卓

2006年03月12日 23時07分37秒 | 


母ちゃんです。
須郷の里に春がやってきました。
ツクシがひょっこり顔を出し、
ウグイスがきれいな声で鳴いています。
桜のつぼみも着々と膨らんできています。
待ちに待った春。
子どもも大人も、何だかウキウキしています。
この時期、野山は食材の宝庫。
フキノトウ、ツクシ、クレソン、セリ、ヤブレガサ、
アシタバ、ノビル、ノカンゾウ…。
散歩のたびにたっぷり食材を収穫して帰ってきます。
というわけで、今日の食卓は春一色。



・フキノトウのてんぷら
・椎茸のステーキ、わさび添え
・アシタバのおひたし
・ヤブレガサのおひたし
・つくしの甘辛いため

しめて0円。
自然の恵みをたっぷりいただいて、家族一同、元気なり。

母ちゃん
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ひな祭り

2006年03月03日 20時44分23秒 | 子育て


母ちゃんです。
今日はひな祭り。
幼い頃、実家の両親が姉と私のために飾ってくれた七段飾り。
狭い家が益々狭くなってたいへんでしたが、
家中が華やかな空気に包まれていたことを思い出します。
娘を思う親心を今更ながらに思います。

わが家の娘にとっては初節句。
床の間には、娘のためのひな飾りを飾りました。
手の中に収まるほど小さなお雛様とお内裏様。
古くから日本で作られてきた木くずのおもちゃを
製作している知人に作っていただいたもので、
柔らかな表情、ぬくもりのあるその姿を
父ちゃんも母ちゃんも毎日うっとりながめています。
稲梓のひな祭りは4月3日。
あとひと月、お雛様を飾っていられる…。
幸せな気持ちでいます。

母ちゃん

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めざめ

2006年03月01日 16時18分55秒 | わさび


一雨ごとに春めいてきます。
茶色一色だった田畑もうっすら緑がかってきました。
梅、菜の花、スイセンが咲き つくしも顔を出しました。
眠っていたものが一斉に目覚め、自然の息吹を感じる時
人間もいっぱいパワーをもらいます。



仕事的には花わさびの出荷が最盛期をむかえました。
陽の当たらない寒いわさび田で縮こまっていたわさびが
春の気配を感じると、まるでスイッチが入ったように
花芽を持ち上げてきます。
花摘み作業は足腰に大変きつい仕事ですが、
寒い冬が終わり、春が来たことを実感する
うれしい仕事です。



わさびの花に花言葉があるなんて今まで知りませんでした。
聞くところによると「めざめ」&「うれし涙」だそうです。
いい言葉ですね。
悲しい涙や悔し涙なんかじゃなく、うれし涙をいっぱい流したいです。

                    父ちゃん
コメント (4)
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