~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

大平山 登山

2015年01月29日 00時52分53秒 | 里山あそび


週末の日曜日は見事に快晴!
子ども、大人合わせて30名で大平山登山に行ってきました。
急な登り道、階段をひたすら登り、予定より早い約1時間で登頂。



眼下には下田の小振りの山々が連なり、その向こうに海が見えます。
下田港の沖にある神子元島や海を行き交う船もくっきり。
またその反対側には天城山系を遠くに望む、絶景が広がっていました。



広々とした頂上では木登りが大人気。
疲れ知らずの子ども達が大はしゃぎでした。





帰り道では鹿の死骸を発見したり、キクラゲの収穫をしたり、
急な下り道に大人は足をガクガクさせたり…。
「山登り、すごい楽しかった!」
「鹿の死んでいるの、びっくりした…」
「キクラゲ、食べるの楽しみだよ!」
未就学児の小さな子どももお兄ちゃん、お姉ちゃんに遅れまいと懸命に足を運び、
大人はくたびれ切ってヒィヒィと声を挙げ、
それでも登ってみなければ見られない景色があり、
自分の足で登ったからこそ味わえる感動がある。
裏山を飛び出した里山遊びの一日。山はやっぱり面白い!
この恵まれた環境に改めて感謝です。

                     母ちゃん
まるとうわさび 里山遊びH.P
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大平山

2015年01月23日 22時35分00秒 | 里山あそび


毎月第4日曜日は里山遊びの日。
今週末は”大平山”に登ります。
大平山は下田、稲梓地区にある標高428.7mの三等三角点がある山です。
名前の通り、頂上が本当に平な山で、
その頂上からは下田港や下田富士、天城山系の絶景を望むことができます。

毎秋、地元の小学校では3年生の総合学習での登山が恒例となっていたのですが、
今年度は雨の為、中止になってしまいました。
登らずに終わってしまうのは勿体ない、と里山あそびで登ることとしました。
稲梓地区の方もそうでない方も、地域や学年は問いません。
一緒に登ってみませんか?
ちなみに片道1時間半程度。
登りはちょっとキツイ階段上りもありますが、登山とはそんなもの。
登った人にしか見られない景色が広がり、登った人にしか味わえない気持ちがあります。
皆さんのご参加、お待ちしています!

写真は冬の裏山。静かな山に子ども達の声が響きます。


●日時   2015年1月25日(日)10時集合
●集合場所 須原公民館(あずさ山の家の下)
●持ち物  お弁当、水筒、動きやすい靴と服装
※雨天の場合は中止。その場合は当日8時までにH.Pに掲載いたします。

                     母ちゃん
まるとうわさび 里山遊びH.P
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りんごケーキ

2015年01月18日 06時25分06秒 | 


一面に霜が降りた冬の朝。朝一番、家中に広がる甘い香り。りんごケーキが焼き上がりました。今日は月に一度の「縁側カフェ」の日。風もなく、青空の広がる、静かな朝です。

                          母ちゃん
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青空

2015年01月14日 11時05分02秒 | 子育て


「夕方には帰るね」。
休日、子ども達が自転車で出かけていく。
どうも”ひみつ基地”を作っているらしい。
つるが絡み合っていて、ターザンやベッドがあって、
どこからか拾ってきた畳もあって、
時々、川で小魚やエビを捕ったりして、
昨日はふかふかの茅を運び込んで…。
「すっごくあったかいんだよ」と。
色んな楽しい様子は教えてくれるが、
どこにあるか分からない”ひみつ基地”。
放課後や休日ごとにいそいそと出かけていく。

「今、なにがほしい?」
ある紛争地帯に生きる子どもに聞いたところ、
「子ども時代を返してほしい」と答えた子どもがいたという。
胸に突き刺さる言葉。

青々と広がり、攻撃されることを恐れずに見上げることができる空。
自由に駆けまわれる大地。
子どもが子どもらしく生きることが当たり前でない世界の現実。
今、野山を自由に飛びまわっているこの子ども達が、
いつかその平和な空を広げる力となってくれたら…と願わずにいられません。

                          母ちゃん
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2015年、新年のご挨拶

2015年01月06日 23時29分00秒 | わさび


江戸時代に「草主人従」と言う言葉がありました。
「草」すなわち自然を尊重し、人間はそれに従うという意味だそうです。
わさびは元々野山に自生していたものを
人間が人工的に栽培するようになりました。
人工的と言っても機械が入らない山奥の原野を人力で掘り起し、
出てきた岩を砕き、石や砂を積み重ねてわさび田を造りました。
沢水でわさび田を潤し、また沢に戻します。
肥料も農薬も使わず、水とお日様だけで育てます。
わさび栽培は自然の一部を借りているかのように営まれます。
まさに「草主人従」そのものです。
現代はまるで人間が主役のように環境を壊しています。
便利すぎるくらい便利で、複雑化した時代だからこそ
ナチュラル&シンプルに生きたいと思います。

2015年が明けました。昨日から早速、わさびの収穫を始めました。
きんと冷え込んだ山奥で、わさびの小さな花が咲いていました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

                          父ちゃん
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