~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

目標達成!

2009年03月14日 17時13分26秒 | 子育て


ご無沙汰しております、母ちゃんです。
3月も半ばになり、長男の保育園生活も
僅かになってきました。

先週末、お迎えに行くとうれしそうに飛び出してきた長男。
手の甲に「1025」の文字。
「かあちゃん、できたの!!」と弾んだ声。
「すごいっ! すごいっ!!」と
母ちゃんも一気に興奮状態に…。

「ボールつき 1000回」。
年が明けてからずっと取り組んできた保育園の課題のひとつ。
母ちゃん、よく話を聞いていなかったので、100回くらい? 
と高をくくっていた。
が、よく聞けば「1000回」とのこと。
それも「のべ」でなく「一度に1000回」。
両手ではなく、片方の手だけとのことにびっくり。
またまた大変な事を課題にするなぁと思っていました。

でも子どもというのは本当に真っ直ぐで素直。
平日は保育園で、週末はボールを持ち帰って
ひたすらついているのです。
これは付き合う方も大変で、
「312、313、314…」と数えなければならない。
「1000回は大体20~25分くらいかしら。
 3000回くらいつく子もいるんですよ」と
にこやかに話す先生方には頭が下がります。
「384」。「836」。「979」。
手の甲に書かれる数字が少しずつ増えてきて、ついに達成。
その頑張りを見てきただけに喜びもひとしおです。

卒園まであと僅か。
こんな風に目標に向かって頑張る姿も
思い出になってしまうのかと思うと
寂しさがこみ上げてきます。
ちなみに「前まわり、逆上がり、うんてい、なわとび、
独楽回し(小、大、特大)」など他にも課題がいくつか
あって、これは達成することでなく、
それに向かって努力する事が大事、との姿勢。
そのメッセージを心に刻んで、
大きくなっていってほしいものです。



真似っこ妹さんも、ただいま練習中です!

母ちゃん

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コメント (4)
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水を得たわさび

2009年03月03日 15時44分36秒 | わさび


わさびは山の清流で栽培しますが、秋から翌年の春まで
ビニールハウスで苗を育てます。
わさびは水の中で育つくせに、ハウスの中では水に弱く
湿度が高いとすぐに根腐れや病気になってしまうので
日頃の管理には随分と気を使います。
昨年秋に種蒔きをしたわさびは、土壌改良の甲斐あって今年は
きれいで丈夫な苗ができました。



春になったと言ってもまだまだ山のわさび田は寒いです。
収穫を終えたわさび田はエンジンポンプを使って砂の層に
溜まった泥を洗い流し、均一に水が流れるよう整地してから
苗を植えつけます。



ポカポカのビニーハウスで育った苗はいきなり極寒の
わさび田へ、しかも冷たい水の中へ、、、
あまりの環境の違いに萎縮してしまうと思いきや
まるで水を得た魚の如く、どんどん砂の中に根を張り
春の柔らかい日差しを受けて新芽を出し、わずか数日で
活着してしまいます。
これから1年かけて自然の恵みをいっぱい受けながら
新芽を伸ばしては古い葉を脱落させる新陳代謝を繰り返し
立派なわさび(根茎)に育っていきます。
 
                     父ちゃん
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