~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

孫正義氏の会見取材!?

2011年04月24日 06時22分25秒 | その他


週末、震災後初めて東京に行ってきました。
3.11の震災後、わさびの注文数の変動を通して
東京の人々の消費が冷え込む様が直に伝わってきました。
1ヶ月が経ち、それらも通常通りに戻り始める中で、
東京や市場の状況、空気を感じておきたいというのが第一の目的でした。



わが家のわさびを卸している東京大田市場。
深夜、トラックで到着したわさびを確認し、
早朝の競りにも顔を出させていただきました。



そしてその上京の折、自由報道協会主催の孫正義氏の会見の場に
立ち会うことができました。
詳しい会見の内容は下記のページでご覧いただきたいのですが、
「2011年をエネルギー転換元年としたい」との思いを語る、
熱い熱い会見でした。

http://<wbr/>www.ust<wbr/>ream.tv<wbr/>/record<wbr/>ed/1419<wbr/>5781

今回の地震、津波をきっかけに、福島原発でこれだけ重大な事故が起き、
原発の危険性が発覚したにも関わらず、
「脱原発」を語ることはタブーとされているのが現実です。
メディアも脱原発への動きを規制し、あらゆる圧力をかけてくることが予想されます。
実際、被災地への義援金として100億円を寄付し、
また今回、「自然エネルギー財団」を設立することを発表した孫氏に対しても、
「金持ちのおごり…」などと批判する声もあります。

が、「ソフトバンクの事業者としてでなく、
一個人としてやれるべきことをやりたい。
何を言われ、どんな力が潰しにかかろうとも
人々の幸せのためにやれることをやる、
それが私自身の考える正義だ」
と声を詰まらせながら語る姿に、胸が熱くなりました。
孫正義-正に正義、信念を強く持つ人なのだと。

震災を通して原発事故を経験した私達は、
今後、二度と同じ過ちを繰り返してはならない、と思います。
無関心であったエネルギー問題に対して真剣に考え、
方向転換に向けて動き出さなくてはならない。
ただ漠然と「山の暮らしを丁寧におくる」のでなく、
クリーンなエネルギーへの変換という具体的な方向性を持って
進んでいかなくてはならない、と考えています。

                     母ちゃん
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山里の春

2011年04月15日 07時09分24秒 | 里山


山々の桜も、庭の桃やシャクナゲも満開。
たんぽぽ、菜の花、れんげ…、一面春の景色。
いつになく花々の彩りが華やかに感じられます。



震災から一ヶ月。
子ども達の新学年もスタートし、
ようやく体も心も動きはじめました。



春風に吹かれ、青空に舞い散っていく桜の花びら。
芽吹きの音が聞こえんばかりにぐんぐん伸びゆく若葉。
そんな景色を眺めながら思わずにいられません。

この春の景色を見ることなく、
このあたたかな春風を感じることなく亡くなった多くの生命のことを…。

今まで以上に日々を丁寧におくり、人を思い、心を深く持っていたい。
いつまでもこの胸の痛みを忘れずにいよう。
今はただそう思いながら、日々歩んでいます。

                     母ちゃん
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