~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

海へ

2020年04月11日 17時06分55秒 | コテージ


巣籠りも約6週が経過。
今日は山仕事がひと段落したので、車で15分ほどの海へ息抜きへ。
雄大で美しい海原に、くっきり伊豆七島。
圧倒的な美しさと解放感に、子どもたちもほっと笑顔を取り戻しました。





小中高生の育ち盛り、思春期の子どもたちにとって、
何にも代用できない大切な存在"友達"と会えない期間が続くことは大きなストレスで、
大人の想像以上のもの…。
一緒に山仕事をしたり、筍掘ったり、料理したり、videoを観たり、
家族の時間を大切にしながらも、ぶつかることも多々あり…。
何でもない普通の日常が何よりの幸せなのだと噛み締めています。
一日も早く、大事な友達と再会できますように…。






追記 ランチはキッチンヒロさん、開国厨房なみなみさん、
一品香さんのテイクアウトを利用させていただいて、ピクニック気分🌸 
現在、大変な思いをされつつ、できる形でがんばっている方々にささやかながらエールを🍀 
美味しくって満たされました❣️

                   母ちゃん
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大切な一冊。

2017年04月09日 23時02分26秒 | コテージ


わが家で今、人気の一冊、『自由学園 最高の「お食事」』(新潮社)。
私が青春時代を過ごし、私を形作ってくれた母校の「味」を一冊にした本です。
生徒自身が600人分の食事作りや片づけをして、
毎日、温かい食卓を囲んでいた日々。
食材を満載にしたリヤカーを引いたり、
カマドに薪をくべてご飯を炊いたり、ひたすら鯵を捌き続けたり…。
これが青春なのか?? と思い悩み、苦い思い出も多々ありつつ、
でもページをめくる度に溢れ出てくる母校への愛着。
8年間作り続け、食べ続けた食事の記憶は驚くほど鮮明で、
時々ふっと食べたくなる味。
この味を、この愛を形にしてくれたことに深く感謝です。



「今もこの学校、あるのけ~?」と興味津々のばあば。
「これと、これと、これ、絶対作って!」とチビ息子。
「うわ、ホントに美味しそう~」とのぞき込む兄と姉。
ちなみにこれとこれとこれは、
チキンピラフのホワイトソースがけと、
ハムローフと、チョコレートババロア。
「了解、りょーかい。明日にでも作ろう。」というか、私が食べたい。

おしゃれな学食や昔ながらの給食もいいけれど、
こんな学校あってもいいよね。
色々な方に「自由学園の味」を知っていただく、
きっかけになったら本当に嬉しいなと思います。

                    母ちゃん
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『考える人』(新潮社)

2016年07月13日 08時07分09秒 | コテージ


『考える人』2016年夏号(新潮社)に掲載していただきました。
今冬より春にかけて、エッセイストの平松洋子さんに幾度も来ていただき、綴られた文章。
丁寧で、的確で、味わいがあって…。
8ページにも渡る「日本のすごい味・最終回・わさび」は
本当に農家冥利に尽きる記事です。
生産物を通して出会う人と人。
背筋をしゃんと伸ばして、益々いいものを作っていこうと思います。

「知を楽しむ」とサブタイトルのついたこの雑誌。
谷川俊太郎さんや養老猛子さん、小川洋子さん、山極寿一さん、細野晴臣さんなどなど…、
すごい人々勢揃いのずしり濃厚な一冊。
南伊豆の麻の漁網を取り巻く人の話も載っています。
是非ぜひ、手に取ってみてください。

                    母ちゃん
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年の瀬

2015年12月28日 00時35分55秒 | コテージ


今年も残すところ僅かとなりました。
本年最後の里山遊びの日、末っ子の友だちがお泊りに来てくれました。
野外でたっぷり遊び、午後には”キクラゲ採り”にわさび田へ。
いつもと違う山道を歩いて息を切らし、動物の気配を感じたり、
モノレールに出会ったり、喉の渇きを冷たい沢水で満たしたり、
へっぴり腰で崖を登ってキクラゲを採ったりと、ちょっとした冒険です。
ケンカしたり、泣いたり、じゃれあったり。
これからもずっと一緒に育っていく仲間のそんな様子も微笑ましく、
楽しい時間になりました。









予想外だったのは兄と姉の驚くほどの協力体制。
兄は手早く食事ごとの用意を整え、姉は先生の如く細やかに子ども達の様子に気を配る。
それはそれは気持ちよく、嬉しい光景でした。
「俺も友だちとのお泊り、すっごく楽しかったよなぁ~」。
言葉にせずとも、そんな思いがにじみ出ている気がして、
幸せな記憶は優しさの連鎖を生み出すのかもしれないと思わされました。
子どもの成長をひしひしと感じる年の瀬。
多くの子ども達が幸せな時を重ねていけますようにと願わずにいられません。



賑やかに夜更かしして、疲れ果てて眠りについた子どもたち。
明朝の朝ごはん、”キクラゲ入り 豚汁”をたっぷり仕込み、母もやっと眠りにつきます。


                    母ちゃん
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夏のコテージ

2015年07月02日 23時53分24秒 | コテージ






7月になりました。
ちょうど一か月前、夏に向け家族で精出したコテージの芝生の造成。
無事、成長しています。そして週末にはこんなことになっています…。



夏のコテージの予約、埋まりはじめております。夏の予定はお早めに…。

                    母ちゃん
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春の出会い

2015年04月23日 23時07分02秒 | コテージ


春のコテージ。英国からの一家が去った後、
スイス在住のドイツ人と90歳間近のご老人が来訪。
夜、野生動物を見るナイトツアーをしたり、
山里歩きをしたり、筍掘りに大興奮したり、日本の春を満喫中。
この里山にはやっぱり恵みが詰まっている…。

I enjoy an encounter in spring!



そして、今週末、第4日曜は里山遊びの日です。
新緑の山遊びもよし、お天気が良ければ、川で”水浴び”も気持ちよさそうです。

ルール 「ケガと弁当は自分持ち」が基本です。
    自由に遊びまわれる里山遊びですが、危険もいっぱい。
    子ども達自身が自分で考え、遊ぶ場にしたいと考えています。
    大人そっと見守る程度に…。
    どうぞご協力お願いいたします。

                    母ちゃん
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はじまり

2015年04月09日 23時53分55秒 | コテージ


新生活スタートの春。
先日、二つの入学式を終え、ほっとひと息つきました。



ただいまコテージに先週末より滞在中の英国在住の家族。
小学生の娘さんは一週間、地元の小学校に体験入学して、
日本の田舎暮らしを味わっています。
朝は自転車通学のお兄ちゃんのお見送り。
夕方には、学年の女の子全員(5人!)が山奥まで遊びに来てくれて、
にぎやかにぎやか。
そしてちょっと寒かったけれど、海にも…。



そして、山はすっかり春です!

                          母ちゃん
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夏のはじまり

2014年07月23日 05時06分42秒 | コテージ


梅雨明けとほぼ同時に夏休みが始まったようです。
(実は静岡? 下田? 今週末7/25が終業式。
 「なんでだよ~」と子ども達ブヒブヒです。)
この夏一番乗りのコテージのお客様到着。
横浜から英国への引っ越し作業を終え、
渡英する前のひとときの休暇を家族でのんびりと過ごされています。
川遊び、夕涼み、花火、スイカ…と日本の夏を満喫されています。

                          母ちゃん
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種採り

2006年06月10日 00時42分00秒 | コテージ


毎年5~6月にかけては最も忙しく、神経を使う時期です。
わさびの収穫などの通常の仕事に加えて、
自家用に作っている田んぼの田植え、
そしてわが家にとって大切なわさびの種子採り作業があります。

早春の2月頃に咲いた花軸が1m以上に伸びて、
この時期たくさんの種子をつけています。
種子の成熟がちょうどよい時期を見極めて、
その花軸を長いまま採ってきて、種子の入ったさやを一つひとつ花軸から離します。
さやをネットに入れて川に2週間ほどつけておくと一粒一粒の種子になります。





わさびの種子は他の野菜と違い種苗会社で扱っていません。
色、形など、質の良いわさびの株を選抜してそこから種子を採り、
それを何年も何年も繰り返すことによってその土地にあった、
優れた品質のわさびを作り続けることができます。


最近では、昔ながらのこの種子採り作業に並行して、
種苗培養技術-メリクロン苗の導入も行っているのでその作業も飛躍的に進歩しましたが、
何十年かかっても試行錯誤の連続。
自分が納得できるこだわりのわさびづくりは、一生続いていくのだろうと思います。

                    父ちゃん
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テレビに出ます!

2004年10月21日 00時58分50秒 | コテージ


2004年10月17日、朝7時45分~、
静岡第一テレビの「ぐるっと静岡食紀行」という番組で、
わが家のわさびが紹介されます。先日、その撮影が行われました。
残念ながら地方局の放送のために見ていただける方は限られますが、
放送内容、撮影風景などがH.Pで見られるので是非、ご覧ください。






「テレビに出る」ということは、少々照れくさい事ではありますが、
わさびやわが家のある須郷の魅力を
少しでも多くの人に知ってもらえるきっかけになったら嬉しいです。


                    母ちゃん
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