今春、13回目の結婚記念日を迎えました。
そして先日、約10日遅れの記念日ディナー。
「たまにはおしゃれな洋食でも…?」と密かに楽しみにしていたのですが、
「ぜったい ぜったい ここじゃなきゃダメなの!」。
子ども達の強い希望で下田の「金時食堂」に行ってきました。
「金時食堂」は父ちゃんが子どもの頃からある、昔ながらの食堂。
コンクリートのたたきに、パイプテーブル2つ、パイプいすが8つほど。
80歳をすぎたおじさんと奥さん、息子さんの3人で切り盛りしている、
小さな小さな食堂。
うどん、そば、ラーメンをはじめ、丼物に定食、カレーやオムライス…、
なんでもある。食堂の隣に構える兼業の和菓子屋さんのお菓子は味わい深く、
夏季のかき氷も昔ながらのふんわりした氷で最高。
普段は山奥のお店も何もないところに住んでいますが、
わが家の子ども達、とにかく金時が好き。
「なんか分からないけど、なんかいい」
「だって なんでも美味しいもん」
「私たちが行かないと おじさんがいなくなっちゃいそう」と理由はそれぞれ。
そしてその理由のどれもが頷ける。
狭い店内でおじさんたちが立つ厨房を覗かせてもらったり、
おじさんや常連のお客さんと世間話をしたり、
お腹も心も満たしてくれる、不思議な空間です。
金時食堂は私たち家族の中で「なくなってほしくないお店 ダントツ一位」のお店なのです。
エビ&イカフライ、ポークソテー、チャーハン、ラーメンに月見うどん…、
そしてお食後にはおはぎ。素朴、かつ豪勢。
私たち家族らしい記念日、お祝いディナーとなりました。
母ちゃん
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