
5年前、約1週間をかけて紀伊半島を旅したことがありました。
深い深い森の中をひた走り、キャンプをし、
熊野古道や高野山の厳かな空気に触れ、
土地の方々には本当に親切にしていただいた、思いで深い旅です。
その時に和歌山県龍神村で”チェーンソーカービング”を初体験しました。
2時間ほどかけてつくったのは小さなフクロウ。
今でもわが家の庭の中央に飾られています。
そのときにお世話になった城所ケイジさん
が、日曜日に伊豆市 天城ドームでのイベントでカービングショーを行いました。
4年連続チェーンソーカービングの世界チャンピオンになったというすごい人で、
何の変哲もない丸太が城所さんの手にかかると、フクロウや鷲、熊や龍などに姿を変えます。
この日の制限時間は1時間。
ショー開始とともにチェーンソーの音が鳴り響き、
木の粉を巻きあげながら丸太が削られていきます。

一体、何になるのか…。
黒山の人だかりで、大人も子どもの興味深々です。

少し、形が現れてきたでしょうか…。

正面から見るとこんな感じ。
見事な角を持った”鹿”です。

ゴツゴツとした角やふさふさの体毛、引き締まった顔つきなど、正に”野生の鹿”。
これだけ仕上げるのに僅か1時間。
実は城所さんのショーを見るのは初めてだったのですが、
その芸術性の高さに感動でした。
森の中に入ると樹齢何十年もの大木が間伐され、そのまま放置されてるのを見かけます。
木に限らず周りを見回すと宝物が一杯転がっている事に気がつきます。
命あるものを大切にする気持ち。こんな時代だからこそ私達は真剣に考えなければならないと思います。
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父ちゃん