~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

夏の終わり

2005年08月31日 18時13分00秒 | Weblog
今日で8月も終わり。
そういえば今年の夏は一度も泳いでなかった。
午前中ビニールハウスで仕事をし大汗かいたので
昼休みにプールで泳いできました。

蓮台寺温泉の中にある市営プール”蓮台寺パーク”は
子供の頃からよく利用してました。
小学校にプールがなかったので、水泳の授業もそこでやり
夏休みは何度も遊びに行ってました。
10代のやんちゃしてた頃は熱帯夜で暑苦しい夜中に
仲間とフェンスを乗り越え進入し、すっぽんぽんで泳いだこともあります。

今日は25年ぶりの蓮台寺パークでした。
昔とぜんぜん変わってなくて懐かしかったです。
学校が新学期になったせいかお客は自分たちだけ。
広いプールを独り占めでした。
高校時代 水泳部だったときは50メートルプールが狭く感じたけど
今日はずいぶん広く感じ、一気に100メートル泳いだら
心臓バクバクでした。

料金250円で温泉もあり、売店には生ビールや色んなメニューがあり
格安で遊ぶことが出来ます。
こんな市民憩いの場所も財政難から来年で閉鎖するようです。
無駄遣いはいっぱいしているくせに、ささやかな市民サービスは
どんどん削られていきます。
                    父ちゃん
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息子の誕生日

2005年08月29日 21時18分42秒 | 子育て
母ちゃんに続いて今日は息子の誕生日。
本当なら12月の寒いとき生まれるはずが、暑さが残る8月の誕生でした。
今日たまたま用事があり天城を越え修善寺まで行って来ました。
車で走りながら3年前の事が頭をめぐりました。

3年前も今日と同じ暑い日でした。
母ちゃんが入院している病院から呼び出しがあり
オートバイにまたがりウキウキしながら向かいました。
てっきり退院する話だと思っていたからです。
ところが行ってみると、状況が悪いので大学病院に転院し
すぐに赤ちゃんを出してあげるとの事でした。
転院準備の為 家に戻る途中いろんな事が頭を駆けめぐりました。
最悪の場合も覚悟しなければ、これから先どんな事が起こるのか、、、
どうやって天城越えをしたのか覚えてないくらいです。
ただ息子や母ちゃんにすまない気持ちで涙がにじんできて
運転が怖かったのは覚えています。

あれから3年。
親に似ておしゃべりで一日中しゃべりまくり
泣いたり笑ったり、元気に駈けまわる姿を見ていると
あらためて全てのものに感謝、感謝の気持ちでいっぱいになります。
                        父ちゃん
毎年 母ちゃん手作りケーキですが、今年はバタバタしてたので買ってきました。
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秋刀魚

2005年08月23日 21時17分19秒 | Weblog
今年もサンマの季節がやってきました。
以前は9月になって初物を食べてましたが
最近は流通が良くなったせいで8月上旬には
店頭に出ています。
本当に美味いのはお盆過ぎから9月中旬までの
北海道産が一番だと思います。
刺身でも塩焼きでも最高です。

今日は母ちゃんの誕生日。
母ちゃんはサンマが大好物です。
死ぬ前の最後の食事は何がいい?と聞くと
サンマの塩焼きと答えます。
したがって毎年この日は前もって魚屋にお願いして
最高のサンマを用意してもらいます。
今年は特に上物でした。
七輪を庭に持ち出し、炭火でじっくり焼きます。
家の中まで煙りだらけ。息子は大はしゃぎ。
質素だけど楽しい誕生日でした。

ちなみに自分が最期に食べる食事は干し大根のみそ汁がいいです。
                      父ちゃん
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心の休息

2005年08月16日 22時30分12秒 | 田舎暮らし
サラリーマンと違い、農家は土、日、祝日関係なく仕事があります。
本当になんにもしないでのんびり出来るのは盆と正月くらいです。
このお盆はいつもになくまったりとした時間を過ごすことが出来ました。
息子が遊びに行っている間 ビニールプールを拝借して昼下がりの行水。
冷えたビール片手に至福の時でした。

今日は朝から賑やかな子供たちの訪問。
クッキー作ったり、裏山登ったり、川遊びしたり、、、
夕方は縁側で一杯やってゴロン。。。
心からリラックスした3日間でした。
                      父ちゃん
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終戦記念日

2005年08月15日 06時00分57秒 | 
毎年この時期になると戦争の番組や記事を目にすることが多い。
その度にあらためて戦争の悲惨さを感じます。

20年前 南太平洋を航海したとき
ニューブリテン島(ラバウル)沖に停泊をして
洋上慰霊祭をしたことがある。
ソロモン海は波もなく青く透きとおり、平和な海でした。
わずか40年前この海は戦艦にうめつくされ、砲弾が飛び交っていたとは
とても信じられませんでした。
自分たちと同世代の若者が遠い日本を想いながら
この海に散っていったとは、、、
前の晩 赤道を無事越えたということで赤道まつりをやり
酒やご馳走を口にし はしゃいでいたことを思うと複雑な気持ちでした。
島にむかってお経をあげ、日本酒、おにぎり、花束を海にささげ
大きな汽笛の音とともに黙祷。
島中にそして船上の皆の心に響きました。
                     父ちゃん

写真はニューブリテン島、左側の山は”ラバウル富士”(ウーラワン山)です

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葦船学校

2005年08月12日 06時50分45秒 | Weblog
葦船学校がベイステージ下田で行われました。
葦船学校とは河原に生えている葦を使ってみんなで
葦船を作り、乗船するイベントです。
今回は”フットハート伊豆”というボランティアチームが
企画してくれました。

葦船はずっと前から興味を持っていました。
以前テレビで南米ペルーのチチカカ湖の事を紹介していました。
そこには葦でできた浮島があり、多くの住民が住み
葦船を使って生活しているんです。
何と今回 指導していただいた葦船学校の校長 石川仁さん(冒険家)
そのチチカカ湖の浮島に3カ月滞在して現地の人から葦船を伝授
されたそうです。
この春には葦船で四国高知県から伊豆諸島神津島まで
13日間無寄港航海もしました。
次は大平洋横断も計画してるそうです。
海、船大好きの自分は最近海から足が遠のいていましたが
ビンビンとロマンを感じました。

朝10時に集合したときは目の前に枯れた雑草の束が山積みにされていました。
それが子供から大人までみんなで力を合わせた結果、
夕方6時には芸術的な美しい船ができあがっていました。
みんないい顔で大満足です。
数千年前からの太古の知恵がこうして受け継がれて行くことは素晴らしいことです。
人類最初の乗物です。

できあがった船に魂を入れる進水式。
自然界の全ての神ををたたえ、船首に御神酒を放った瞬間 
葦船に新しい命が宿りました。
陸の上でもきれいな船が水の上では更に神々しいシルエットを見せてくれました。

乗り心地は抜群。自然との一体感を感じます。
そっと揺れに身をまかすと遙か太古のロマンを感じます。

陸揚げされた葦船はベイステージ下田の正面玄関に展示されてますので
是非のぞいて見てください。
                     父ちゃん
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久しぶりの感動

2005年08月08日 06時22分19秒 | Weblog
連日スペースシャトルで活躍する野口さんの事が
報道されています。
宇宙からの映像を見ているとまるで子供の頃テレビで見てた
SFの世界です。
8月8日夕方 地球に帰還すると言うことで、地球から野口さんの乗った
スペースシャトルを見る最後のチャンスでした。
早朝3時に家を出て東伊豆の三筋山山頂に行って来ました。
事前に調べたデータどおり午前3時53分ドンピシャ、南の空に
星より明るく光る物体を確認!
満天の星空の中を飛行機よりゆっくりしたスピードで移動してました。
よく見るとその少し前をもう一つの光りも動いていました。
そうか!既に宇宙ステーションから切り離されたわけだ。
と言うことは前をゆく少し小さな光りがシャトル、そしてその後を行くのが
宇宙ステーションというわけです。
ふたつの光りの向こうにはオリオン座が輝き 感動の一瞬でした。
その後 野口さんを乗せたシャトルは白みかけた東の空に消えていきました。

そういえばずっと前に元TBSの秋山さんが乗ったソユーズも見たことがある
その時は母船のミールにドッキングする直前だったので、わが家の上空を
ミールとソユーズが最接近して移動するのが見えました。

たまにゆっくり星空を見上げると夢とロマンを感じます。
                           父ちゃん

写真はちょっとボケてますが、よく見るとオリオン座が見えてます。

                          
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いちごの会

2005年08月07日 06時01分35秒 | 子育て
今年も”いちごの会”の総会がありました。
いちごの会と言うのは順天堂静岡病院新生児センターを
卒業した子供たちの集まりです。
保護者、病院スタッフ、ボランティアが一緒に勉強、親睦を
深める会です。
今年は沼津にある”ウェルサンピア沼津”と言う保養施設で
行われました。
母ちゃんは生まれたばかりの娘がいるので欠席。
息子と二人の参加でした。
娘が生まれてから息子はすっかり赤ちゃん返り。
一日中母ちゃんにベッタリでした。
でも今日はずっと父ちゃんと二人。
はしゃいでいたけど結構きつかったと思います。
そのうえ講習会の時は離れた体育館でボランティアさんと
お遊びです。
泣き虫の息子、ちょっと心配でしたが頑張りました。
家に帰ってきたとたん緊張がほぐれたのかちょっとベソカキ。
でも一皮むけた感じです。
いちごの会は同じ大変な経験をした人達だからすぐに気が合い
話も弾みます。
でもそれだけでなく自分たちが体験したことを、今同じように
苦しんでいるご両親に話したり、励ましたりする事も
この会の目的です。
3年前 まわりから支えられ、励まされた御恩を今度は次に
伝えて行く事で返していけたらいいと思います。
                   父ちゃん
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テント生活

2005年08月01日 08時16分25秒 | 田舎暮らし
連日の熱帯夜で睡眠不足です。
息子は布団の上を転げ回り独占しているので
こちらは隅っこで小さくなっています。
こんな暑苦しい家の中にはいられないと
息子と二人で家出しました。
庭にテントを持ち出しキャンプ気分です。
夜露がちょっと気になるけど快適空間。
星空を見ながら眠りに入ります。
息子は一度も起きず熟睡、自分も久しぶりに快適な
睡眠を得られました。
夏の間 テントは常設する事にしました。
                父ちゃん
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