母ちゃんです。
息子の保育園で育てているカイコが、繭を作りはじめました。
(虫に弱い方、グロテスクな写真でスミマセン)
G.W後まもなく、「カイコが成長をはじめました。
桑の葉がある方はお願いします」とのお便り。
その昔、わが家でもカイコを育てていたそうで、
今でも母家の座敷にはカイコ棚設置の名残があります。
「部屋中、カイコ棚でいっぱいでその下で雑魚寝したもんだよ」。
「カイコが終わるとそれから田植えの準備で、7月頃に田植え。
カイコは貴重な現金収入だったねぇ」など、
話を聞いたことはあったものの、
息子も母ちゃんもカイコを育てるのは初めて。
わが家のまわりにある桑の木をせっせと刈っては運び、
その姿を見た近所のおじい、おばあからも
続々、桑の葉の差し入れをいただきました。
そうして約一ヶ月。
小さかったカイコが大人の人差し指大ほどになり、
繭を作りはじめました。
そろそろ桑の葉運びも終了。
無事、成長したカイコの姿にホッとひと息です。
繭になったカイコは群馬の工場で糸にしてもらうとのことですが、
一部は園にある糸車で糸つむぎも体験するそうです。
ちなみに来週は田んぼで代かきを兼ねたどろんこ遊び。
思いきり自然に触れて、たくましく育て子どもたち!
母ちゃん
毎年5~6月にかけては最も忙しく、神経を使う時期です。
わさびの収穫などの通常の仕事に加えて、
自家用に作っている田んぼの田植え、
そしてわが家にとって大切なわさびの種子採り作業があります。
早春の2月頃に咲いた花軸が1m以上に伸びて、
この時期たくさんの種子をつけています。
種子の成熟がちょうどよい時期を見極めて、
その花軸を長いまま採ってきて、種子の入ったさやを一つひとつ花軸から離します。
さやをネットに入れて川に2週間ほどつけておくと一粒一粒の種子になります。
わさびの種子は他の野菜と違い種苗会社で扱っていません。
色、形など、質の良いわさびの株を選抜してそこから種子を採り、
それを何年も何年も繰り返すことによってその土地にあった、
優れた品質のわさびを作り続けることができます。
最近では、昔ながらのこの種子採り作業に並行して、
種苗培養技術-メリクロン苗の導入も行っているのでその作業も飛躍的に進歩しましたが、
何十年かかっても試行錯誤の連続。
自分が納得できるこだわりのわさびづくりは、一生続いていくのだろうと思います。
父ちゃん
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