イノシシにやられました!
家のすぐ横で育てていたもち米は、収穫直前に荒らされ、
収穫後に牛にかけているところも食いつかれ、ほぼ全滅。
毎秋、60~70人集まる収穫祭で餅つきを楽しんでいましたが、
今秋の収量はほんのひとすくい。
わが家一回分のおこわにもなるかどうか…。
何とも無残なものです。
里芋、さつま芋も被害にあい、
人間の口に入るのはほんのわずか。
畑はひっかきまわされ、石垣は崩され、庭も穴だらけ、
おまけにわさび田の方も収穫間近のところを
シカに入られたりと、獣害は深刻です。
下田に来た当初は、
山に響くヒィ~ンというシカの鳴き声に感動し、
畑に残るイノシシの足跡に大興奮したものでした。
最近は頻発する被害にうんざりしつつも、
人間でない隣人がいるのは不思議なものです。
この時期、村人同士顔を合わせれば
「うちもやられたよ~」、「おめぇ~んとこもか」、
「今年はひでぇなぁ~」と獣害談話でもちきり。
そんな人間を尻目に山々を駆け、
時には田畑から食料を失敬する
ケモノのたくましさ、したたかさ。
一方、こちらはこちらでシシ鍋やシカ刺し、
シカ肉シチューなどを「美味しい、美味しい」をいただく。
狩猟と農耕と現代のITを混ぜこぜにした山の暮らしは
日々、新鮮で奥深く、飽きることがありません。
とはいえ、これ以上の被害は勘弁したいもの。
ばぁばと父ちゃんが家や畑の周りをぐるり柵で囲んで対策。
果たして効果のほどは?
母ちゃん
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