~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

東京収穫祭

2009年11月13日 07時36分17秒 | わさび


今週末14日(土)、母ちゃんと一緒に東京の収穫祭に出かけます。
東中野のポレポレ坐で行われる、共働学舎の収穫祭です。
当日は全国各地の共働学舎からソーセージ、チーズ、新鮮な野菜等が届きます。
わが家も始めた当初から参加させてもらってます。
当日は本わさび、わさび味噌、わさび新芽漬、おばぁの漬物を販売します。
どうぞお時間のある方は是非足を運んでください。
尚15日は縁側カフェの日に当たっているので、14日のみ出店となります。

実はこの共働学舎やポレポレタイムスの皆さんとお付き合いが出来るようになったのは
前回の記事で書いた、母ちゃんが参加させていただいたカティーサーク帆船レースが
きっかけです。経緯は長くなるので省略しますが
一つの出来事から人の繋がりがどんどん出来ていく、、、
人生は本当におもしろいと思います。

                     父ちゃん

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横浜追悼集会

2009年11月10日 09時12分47秒 | 


先週末久しぶりに横浜に行ってきました。
横浜ベイサイドマリーナで行われた「大儀見薫さんを送る集い」に参加するためです。



故大儀見薫さんは元日本セイルトレーニング協会(STAJ)理事長であり帆船「海星」オーナーとして日本におけるセイルトレーニングを創設され、元日本外洋帆走協会(NORC)副理事長として日本の外洋ヨット界の発展に貢献された方です。
母ちゃんとの出会いは海星による特別航海の時でした。
海星がなければ自分達は結婚できなかった訳です。
そして母ちゃんは私と出会う前、大西洋を縦断するカティーサーク国際帆船レースにも参加させていただきました。その事をきっかけに私たちの人生の糧となるような
すばらしい人達に出会う事も出来ました。
大儀見さんの存在がなければ今の私たちはなかったと言っても過言ではないと思います。


追悼式のクライマックスは午後4時ジャストに鳴らした八点鐘。
会場だけでなく日本各地の港やアメリカ、イギリスなど大儀見さんと関わりのある
多くの船で同時に鳴らされました。八点鐘とは船での当直交代の時鳴らすものです。大儀見さんの遺志が次の世代に引き継がれて行くようにとの願いが込められたものでした。



閉会し会場を出たら既に日が暮れ、ベイサイドには明かりが灯り始めてました。
山の夕暮れもいいけど、たまにはこんな雰囲気もいいな~。
野毛あたりで一杯ひっかけて行きたい気持ちを抑え帰路につきました。
帰りの車の中、1歳になったばかりの次男は車窓に顔を押し付け 初めて見る
都会の夜景に興味津々。
そう言えば長男が初めて横浜の夜景を見たのも同じ頃だったな~。
海星が横浜を去るお別れ会の時でした。
朝5時起きの日帰りで皆クタクタでしたが、いい一日でした。

                        父ちゃん
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山の収穫祭&駄菓子屋さん

2009年11月03日 11時42分01秒 | グリーンツーリズム


週末、わが家にて秋の収穫祭を行いました。
今回5回目となる収穫祭。
秋晴れの澄んだ空気のもと、村の人や子どものお友達、
都会に住む友人やまたその友達など、
総勢70名ほどが集まってくださり、大盛況。
わが家で収穫したお米や野菜を使って
みんなでおにぎりや網焼き、あら汁を作り、
秋の恵みを堪能しました。

また今回はベーゴマや竹馬、メンコ、竹ポックリなど、
昔ながらの遊び道具も用意。
10円玉を握りしめてドキドキする経験を味わって欲しい、
と”山の駄菓子屋さん”も開きました。
子どもたちは大興奮で”駄菓子屋さん”に押し寄せ、
大人はベーゴマ勝負に白熱していました。

下田も、この山での暮らしも大好きなので、
山の恵みをいろんな人と共感できるときを
これからも大事にしていきたいなぁと思っています。
収穫祭の様子をアルバム風にまとめてみました。



●前日。
 宿泊する方々のお布団干し。
 今回の宿泊者は約20名。
 遠くはイギリス、ロンドンから来てくれました。
 わが家の基本は寝袋持参、雑魚寝です。
 庭でテントを張って眠る人もいます。
 ふるさとのわが家と思ってくつろいでもらいたいなぁと思う
 町育ちの母ちゃんです。 


●当日。
 わが家で採れた新米はシンプルな塩むすびに。
 子ども達の小さな手で握られたむすびは、
 愛らしいミニサイズ。


●お次は網焼きの準備。
 お肉と長ネギ、ソーセージ、里芋、椎茸、イカ、秋刀魚など、
 山海の幸を網焼きにします。
 女の子組、よく働きます。


●準備完了。
 男の子組はミニトマトを収穫してくれました。


●見事に晴れた秋空のもと、カンパーイ!


●網焼きは芝生サイトにて。
 美味しい秋の味覚についついお酒も進みます。


●まったりと杯を重ねるおじさま達。
 奥に見えるのは、開店前の”駄菓子屋さん”。


●お腹か満たされると途端に遊びだした子ども達。
 竹ポックリで競争です。


●こちらは竈で火遊びをはじめた子ども達。
 おねしょするぞ~!


●”駄菓子屋さん”の開店前。
 品定めをするわが家の息子と娘。
 「どれにしようかな~?」


●いよいよ”山の駄菓子屋さん”開店!
 一番人気は「あてくじ」。
 そして男の子は「プロペラ飛行機」に、
 女の子は「光るブレスレット」。
 あたりつきの「きなこあめ」もあっという間に完売。
 押し寄せる子ども達のすごい熱気に
 父ちゃん思わず「落ち着け~!」。


●こちらはベーゴマの勝負中。
 子どもではなく、大人の方が夢中になっちゃいました。


●ベーゴマに興じる大人と、まだまだ駄菓子が気になる子ども達。
 来年はこの大人達を負かす子どもが現れることを期待しています。


●収穫祭翌日。
 宿泊者みんなでもち米の収穫を行いました。
 大勢でかかればあっという間。
 冷夏の影響か、収量は例年よりぐんと減りそうですが、
 無事、収穫できたことに感謝です。


「ねぇ~、こんどの駄菓子屋さん、いつやるの~?」と
わが家の息子と娘。
お小遣いを使い果たして、
すっからかん~になってしまったというのに…。
いつもは慎重な息子の豪快な買物振りは
笑っちゃうくらいすごかったのです。
でもそんな経験もいい勉強になるはず、と信じているのですが…。

収穫祭が終わると山の装いは秋から冬へ。
週末の賑わいが嘘のように、静まり返った山に
またみんなが集まるときを楽しみにしています。


                    母ちゃん

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