~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

潮干狩り?

2009年05月11日 01時24分26秒 | わさび
今日は潮干狩りならぬ、貝とりに行ってきました。
”貝”は”貝”でも、食用ではありません…。
河川や農業用水に生息するカワニナが、
わさび田に発生してしまったため、
その貝とりに出かけました。



わさびは”本わさび”と呼ばれる芋の部分だけでなく、
茎もわさび漬けの原料として大切な部分です。
カワニナはそのわさびの茎に食いつき、
食いつかれた茎は黒ずんで
原料として使う事ができなくなってしまいます。
子どもたちにもできる仕事、とのことで、
林道の終着地から山道を10分ほど登ってわさび田へ。
わさびの収穫後、わさび田の泥をきれいに洗い流す、
”沢洗い”の作業をするじぃじと父ちゃんの隣で
貝とりをスタート。
長靴を脱ぎ、素足で駆け回りながら、
次々とカワニナを見つけてくれます。
子どもたちにとっては仕事というよりも遊び。
気がつくと全身ずぶぬれになっていて、
何度着替えた事か…。
それでも2時間ほどで、それぞれ小さなバケツに
半分くらいとることができました。



植林後、手入れもされずに放置され、
年々荒れていく山々を見ていると、
息子の代、わさびは続けていけるのだろうか…と
不安に駆られることがあります。
だけど、だからこそ家族でわさび田を守る姿を
見せていきたいと思います。



ちなみに二男坊は木陰でスヤスヤとお昼寝。
山の子は、たくましく育っています。

                  母ちゃん

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春のできごと

2009年05月06日 05時54分30秒 | わさび
新緑の美しい季節になりました。
この春、小学校に入学した長男の新生活も
一ヶ月が経ちました。
毎朝、7時前に家を出て、
約40分かけての歩きとバスの通学。
大きなランドセルを背負う後ろ姿に心配ばかりしていましたが、
新しい環境にも少しずつ慣れ、楽しんでいる様子です。
(↓ 朝、じぃじと一緒に登校!)



この春、2つの雑誌に掲載していただきました。
一つ目は『なかばしまぐらし』。
今春創刊の雑誌で、伊豆の暮らしを紹介する雑誌。
わさびの記事に加えて、
子育てコラムを書かせていただきました。
少々薄手ですが、中身が充実していて、写真もきれい。
よくある”観光情報”でなく、”その土地の暮らし”を
じっくり取り上げています。

二つ目は『婦人之友 6月号』。
母ちゃんが独身の頃働いていた出版社で、
地道で真面目な雑誌。
わが家の山の暮らしをこどもたちの写真も
ふんだんに入れて紹介していただいています。



どちらの取材も思いがけない話で、
”取材される”というのはくすぐったいことでしたが、
わさびのことや山の暮らしをいろいろな方に
知っていただけるのはとってもありがたいこと。
子どもたちも素敵な笑顔で写っているので、
大切にとっておこうと思います。

                  母ちゃん

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