田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

寺島実郎「世界潮流と日本」を語る

2010-05-21 15:10:37 | 講演・講義・フォーラム等
 世界の動きを両手で鷲掴みしたように捉え、それを寺島流の解釈を加え、伝える力は当代随一といっていいのではないだろうか? 寺島氏が語った日本と極東ロシアの行く末を反芻してみた…。 

                            

 少し時間が経ってしまいましたが5月13日(木)、北海道銀行主催で「極東ロシアビジネスフォーラム2010」が開催され、そこで「世界潮流と日本~極東ロシアでのビジネスの将来性」と題して寺島氏が基調講演をされたのを聴くことができました。

 内容の濃い寺島氏の話の全てを再現することなど到底できることではありません。
 氏の語った言葉を断片的に羅列してみることにします。(私の脚色も少し入っていますが…)

        

 寺島氏はまず日本とロシアの歴史的な関係を次のように整理しました。
◇歴史的に見て、ロシアは相当に早い時期から東進(日本進出)を狙っていた。
◇1705年にはロシアの旧首都サンクトペテルベルグに日本語学校が開設されている。
 (この頃日本では、1703年に赤穂浪士の討ち入りがあった時代である)
◇1792年にはロシアの船が根室に接岸している。(黒船来航は1853年である)
◇1860年代には極東にウラジオストックを建設し、ウクライナ人65,000人を移住させ、東方進出の拠点とした。ちなみにウラジオストックとはロシア語で「東を征服せよ」という意味である。
◇一方、徳川幕府もロシアからの進出を食い止めるため、北海道(蝦夷)の守備を固めようと力を入れ始めた。
◇明治に入ってからは「屯田兵」制度の導入によって北海道の守りを固めようとした。
◇こうしたことから、北海道も極東ロシアも人工的な開拓が進められた経緯が非常に似通っている。寺島氏はそのことを両者は双生児のようであると話した。
◇その後、日本とロシアの2国間には不幸なせめぎあいが長い間続くこととなった。

                

 現代における日本・ロシア2国間の関係
◇日本が米国との貿易で成り立っているという図式は過去のものである。
(米国から穀物と飛行機を購入しなくなったら対米貿易割合は1割を切る。)
◇日本のエネルギーの対中東依存率は9割である。日本にとって極東ロシアはエネルギー依存の相手でもある。
◇ロシアもエネルギー戦略をヨーロッパからアジアへシフトし始めている。
◇ロシアは日本に安定的にエネルギーを供給できる相手国であり、日本はハイテクを活用したインフラ整備に力を注ぐことで戦略的に提携すべきである。
◇特に北海道は地理的な優位性を生かし、極東ロシアとの間に空も海も使って物流・人流を盛んにし、強固な関係を構築すべきである。
◇将来において対極東ロシアとの間は、脱エネルギーの可能性を探りながら、環境に力点をおいたプロジェクトを模索すべきだろう。
◇いずれにしてもロシアがこれまで以上に積極的に日本を見始めてきた。
◇そこにはたくさんのビジネスチャンスも存在する。

 非常に雑駁なレポートであるが、私自身が理解できねばレポートの意味がないので、私流の理解・解釈がかなり入っていることをお断りしておきます。
 世界の動きや流れが一論者が考えたり、予測したようにはいかないのが常であるが、寺島氏の論には聴く者をある種納得させる分析力、解釈力そして伝達力のようなものが備わっているように思えるのです。
 いい時を過ごしました。

市電沿線巡り

2010-05-20 15:33:32 | 札幌(圏)探訪
 これまで何度か市電の沿線を訪れていましたが、改めて案内されるとまだまだ体験していなかったところがたくさんあり、仲間の皆さんと興味深く巡ることができました。 

 これまでもこのブログに何度か登場した「オヤジの仲間づくり21の会」ですが、5月の例会として仲間のH氏が企画した「市電沿線巡り」が15日(土)に行われました。

 コースは
 ①札幌軟石造の店舗、老舗の畳屋、後藤会館、三吉神社、狸小路(HUG)
 ②本田明二ギャラリー、ツタの絡まった電柱、ギャラリー土土どっこい窯
 ③電車事業所、札幌埋蔵文化財センター
 ④行啓通商店街、山鼻記念館、札幌軟石造の和菓子屋
という盛り沢山の内容でした。
 歩いたり、電車に乗ったり、ゆったりと楽しみながら巡りました。
 
 ということで、私にとって初めてのところ、興味深かったところを中心に写真とともにレポートすることにします。

 まず最初は、「三吉神社」です。ちょうど例大祭が行われていて、狭い境内は人で溢れていました。出店もたくさん出ていました。

        
 
 その例大祭の様子をSTVラジオの「日高晤郎ショー」のラジオカー「ランラン号」のお姉さんがレポートしている本番中にぶつかりました。現場で改めて聴いているとレポーターのお姉さんがとてもしっかりと下調べをしていることが分かりました。

        

 続いて狸小路へ行きましたが、6丁目に「狸小路市場」という市場が健在なことを知りました。

        

 本田明二は彫刻家として道内各地にその作品を残していますが、ギャラリーでは明二の娘さんが対応してくれました。
ギャラリーの中に大きな野球選手の像がありましたが、旭川スタルヒン球場に建立されているスタルヒン像の原型だということでした。

             

 ツタの絡まった電柱はまだ春のためツタの葉が見えず、蔓だけが電柱に絡まっているところを写真に撮りました。

             

 「ギャラリー土土どっこい」は独特の風合いの作品が特徴ですが、こちらは主人がいましたが「どうぞ自由に見てください」というだけで、説明的なものはなくいささか拍子抜けの感でした。

        

 続いて「電車事業所」ですが、職員がいろいろと質問に答えてくれて勉強になりました。例えば、電車の保有台数が30台、平日に路線内を走っている電車は16~7台であるとの説明でした。驚いたのは電車の寿命が意外に長いということです。現在昭和34年製の電車が現役で走っているとのことでした。
 ここでは札幌の市電独特の(函館の市電にもあるということですが)「ササラ電車」をパチリと。

        

 山鼻界隈を歩いているときでした。「野口椅子店」と表示された住宅が目に入りました。「椅子の専門店とは珍しい」と思い、ガラス越しに中を覗かせていただいたら中では主人がベッドのようなものの修理をしていました。

        

 最後は札幌軟石造の和菓子屋さん「雷除志ん古」の古くて細長い建物を写真に収めました。人気店なのでしょうか?訪れたのが午後3時頃でしたが、商品はすでに売り切れと表示が出ていました。

             

 私にとっては、「本田明二ギャラリー」、「ツタの絡まる電柱」、札幌軟石造の和菓子屋「雷除志ん古」などが初体験でした。
 札幌の街はまだ新しいためにそれほどディープな表情は見せませんが、その中でこの市電沿線は時々興味深い表情を魅せて(?)くれることがあります。これからもときどきウォッチングを続けたい地域です。


北洋大通センター「大通BISSE」

2010-05-19 15:10:14 | 札幌(圏)探訪
  街に出る機会があったので、遅ればせながらプレオープンした北洋大通センターを覗いてきました。一階のスィーツの店、地下2階のコンビニとドラッグストアがオープンし、特に一階のスィーツの店が賑わっていました。

 5月6日のプレオープンから遅れること10日。15日になってようやく北洋大通センター「大通BISSE」を覗くことができました。
 地下鉄の大通駅から向かったので、コンコースの延長線上に旧拓銀が使用していた金庫のドアがモニュメントとして設置してありました。

        

 同じフロアには(地下2階)「セイコーマート」と「アイン&トルペ」があります。
 大通りから札幌駅に通ずる地下道が完成するまでは人通りも少なく苦戦するのでは、といらぬ心配をしてしまいました。

        


        


        
        ※ ご覧のように人影は皆無で札幌駅までの地下道が開通
         するまでは地下2階の2店舗は相当苦戦するのではと思
         いますが…。

 エレベーターに導かれて1階に出店したスィーツの店に足を運びました。
 私の予想ではそれぞれが店舗を構え、テーブル・椅子なども用意されているのかなと思っていましたが、いわゆるフードコート式に各店舗のブースが並び、全ての店共通のテーブル・椅子で購入したスィーツを楽しむという方式でした。

 出店している6店を紹介しておきます。
 「ペイストリースナックル(洋菓子)」、「洋菓子きのとや」、「小樽あまとう」、「月寒あんぱん本舗」、「BOCCA(牧家)」、「町村牧場」の6店舗です。
 スィーツなど私の関心の外にあるものですから、そのラインナップがどうなのかということには全く意見を持ち合わせておりませんが、珍しさもあってか(私が訪れるくらいですから)けっこうに賑わいを見せていました。

        


        


        
        ※ 六つの店舗が写真のようにブース形式で並んでいました。

 せっかくでしたので、私はBOCCAの「飲むヨーグルト」と月寒あんぱんの「スティックあんぱん」を購入しました。
 「飲むヨーグルト」はプレーン味だったのですが、濃厚で非常に美味しく感じました。

                

 「スティックあんぱん」はその形の珍しさもあって購入してみましたが、味はあんぱんそのものでこれはこれはで美味しかったです。

        

 ちなみに建物の名称について整理しておきます。
 19階建全体のビルの名称は「北洋大通センター」と称し、ビルの地下2階から地上4階まで、この秋までに入居する30店舗の商業部分を「大通BISSE」と称するそうです。

 BISSEの意味するところは、USINESS(仕事)、DENTITY(独自性)、APPORO(札幌)、YMBOL(象徴)、 MOTION(感動)のそれぞれの頭文字を取った合成語だとのことです。
 よく考えるものですね。そうしたネーミングに込められた願いが実現することを一市民としても願いたいと思います。

アルテピアッツア美唄

2010-05-18 13:15:32 | 環境 & 自然 & 観察会
 アルテピアッツア美唄…、ある方が「たまらなく素敵な空間」と表現した。訪れた日(15日)の好天も相まって、私のような鈍感な者にとっても「たまらなく素敵な空間」であった…。 

        

 「アルテピアッツア美唄」とは、「閉山になった炭鉱の学校跡地に、美唄市と、地元出身の彫刻家・安田侃によって、現在も創られている野外彫刻公園です」とホームページで説明しています。

 某団体の厚生事業として今年は美唄市を訪れることになり、担当として15日(日)に下見に出かけました。
 それまでのぐずついた天候が晴れ上がり、寒くもなく暑くもなく絶好の春の日和でした。
 広々とした芝生の中に安田侃氏の特徴のある彫刻が点在しています。そして、木造の小学校々舎が当時のままでリニューアルされ、中にも安田氏の作品が展示されています。
 全てを写してこなかったのですが、つまらぬ説明は抜きにして写真から「アルテピアッツア美唄」の素敵な空間をご想像ください。

        


        


        

     
        


        


        
        ※ 公園の片隅には研修施設があり、そこの研修生が白大
         理石を一生懸命に磨いていました。

 古い校舎の廊下に「アルテピアッツア美唄」を詠った谷川俊太郎さんの詩が掲示されていました。谷川さんの素晴らしい言葉が一層「アルテピアッツア美唄」の素晴らしさを増幅している思いで転写し、紹介することにします。

  そらのあお
  くものしろ
  みずのあお
  いしのしろ
  たいようのきんいろ
  くさのみどり
  きぎのあか
  ひとのいろいろ
  うつくしいうたの
  はるなつあきふゆ
  ビバ美唄
  アルテピアッツア
       谷川 俊太郎

※ なお、「アルテピアッツア」という意味を調べたのですが正確には分かりませんでした。想像たくましく考えたところでは、イタリア語で「芸術広場」を指すようなのですが、正確な意味をお分かりの方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

               
        ※ 炭鉱の栄華の遺産でしょうか?学校の掲揚塔が残されておりま  
         したが、その掲揚塔が初めて見るようなテレビ塔のような形をした
         掲揚塔でした。

札幌Cafe紀行 7 茶寮 あきもり

2010-05-17 15:10:27 | 札幌Cafe紀行
 カフェと餃子? 一見ミスマッチかな、と思える組み合わせですが、気取らずに気軽にランチを食べられるお店としてきっと周辺のサラリーマンや女性に人気がある店なのではと思いました。
 
 街に所用があり、昼食を摂っていないことに気づき午後2時過ぎに地下鉄「西11丁目」駅直結の(2番出口)茶寮「あきもり」で一人ランチをすることにしました。

 地下鉄駅直結の地下1階に広がる飲食店街の奥の方に位置していた「あきもり」は、写真でご覧のように一見書店かなと見紛うようなエントランスです。

        
        ※ 茶寮「あきもり」のエントランスですが、一見書店にも思 
         える雰囲気です。    

 内部はけっして気どった感じではなく、落ち着ける空間になっています。
 特徴はエントランスでも目立った美術書が飾り棚にたくさん陳列され、自由に閲覧できるようになっているところです。直接尋ねることはしませんでしたが、オーナー「あきもり」さんの趣味なのでは?

        
        ※ 店内に入るとご覧のように美術書が並べられています。

 私が入店した理由は、「カフェで餃子が食べられる」という珍しさからでしたから、当然オーダーは「餃子ランチA」(800円)でした。
 「餃子ランチA」は、焼餃子6個、ライス、みそ汁、サラダ、お新香、デザートという内容です。「餃子ランチB」というのもあり、こちらは焼餃子は3個でサラダ2品付くというものです。
その他、豚角煮ランチ、ポーク丼ランチ、ハンバーグランチなどというのもありました。

 出てきた餃子が絶品でした。
 米粉で作られた餃子の皮がパリッと焼かれた上に、もちもちとした感触が美味しさを増幅してくれます。6個の焼餃子にライスはボリューム感も満点。お腹いっぱいになりました。

        
        ※ ボリューム満点の「餃子ランチA」です。

 ランチにコーヒーは付いていませんが、ランチを摂るとプラス200円でオーガニックコーヒーがサービスされます。ちなみに私は「札幌Cafe本」を持参したためにサービスでした。
 ちょっと酸味があって、コクのあるコーヒーを美味しくいただきました。

        
        ※ 厨房部分ですが、こちらではドリンク関係だけで、本当
         の厨房はもっと奥にあるようです。

 フレンドリーなオーナーが経営する茶寮「あきもり」は、気取りなくランチが食べられる素敵なお店でした。

【茶寮 あきもり データ】
札幌市中央区大通西11 大通藤井ビルB1
電  話 011-211-1902
営業時間 8:00~22:00(ランチ11:30~15:00)
定休日  日祝
座  席 22席(全席禁煙)
駐車場  無
入店日  ‘10/05/12


札幌ウォーク 115 南区・藤野・白川果樹園コース 後編

2010-05-16 20:59:36 | 札幌ウォーク & Other Walk
 マップを読み間違え遠回りすることになりましたが、後半は淡々と藤野地区の住宅街を歩きゴールに着いたのですが、そこから車を駐車したところまでが遠かったぁ…。
 
 旧国立札幌南病院の前に架かる「御料橋」を渡り、「藤野・白川果樹園コース」(コースマップはこちら  約4.7km + 約5km)の後半は、豊平川の川向かいの藤野地区をウォークしました。

        
        ※ 渡った「御料橋」のところから豊平川の河岸が断崖にな  
         っているのが見えました。  

 御料橋から豊平川沿いを歩き、本来渡るはずだった「白川橋」を眼下に眺めながら、なんとか本来のコースに戻ることができました。

        
        ※ 林の中から見え隠れしているのが本来渡るはずだった
         「白川橋」です。

 コースはさらに豊平川沿いを歩くのですが、この辺りの川沿いはまだ整備されていなく雑木林が続きます。マップにも「野鳥が多い」と書かれてありますが、いかにも自然がそのまま残っていて、野鳥たちも棲みついているといった感じでした。

        
       ※ ご覧のような典型的な雑木林からは小鳥の声も聞こえてきました。

 やがて雑木林は「藤野河畔緑地」という整備されたところに出ます。コースはその緑地を横切るように豊平川に流れ込んでいる野々沢川沿いに導かれます。

        
        ※ 傍らに豊平川の流れが見える「藤野河畔緑地」です。

 野々沢川は小さな流れですが、川沿いがウォーキングに適した通路として整備されています。緑も豊富できっと地域の方々の絶好のウォーキングコースではないかと思われます。

        
        ※ 野々沢川沿いの遊歩道がしばらく続きました。

        
        ※ その野々沢川と遊歩道を隔てる欄干にはご覧のような
         かわいい子どもの像が付いていました。

 その野々沢川沿いを真っ直ぐに国道230号線に向かい、国道に出たところで左折するとゴールの「藤野まちづくりセンター」がありました。

        
        ※ 「藤野まちづくりセンター」の建物です。

 私の第2のミスはここからでした。
 藤野まちづくりセンターから、「十五島公園・硬石山コース」のスタート地点は「そう遠くないだろう」と踏んでいたのですが、これが大間違い。私は国道230号線をおよそ3kmも歩く破目になってしまいました。
 「それほどの距離ではない」とは言いながら、その後の私の予定がすっかり狂ってしまったのは大いなる誤算でした。

 転んでもただでき起きない私です。
 国道230号線沿いに車で通るたびに前からちょっと気になっていた施設がありました。

        
        ※ 国道沿いに立つご覧の看板はいやがうえにも目立ち、
         「何だろう?」という思いを抱かせます。

 それは国道沿いに「お宝百貨店 万代」と大書した看板を掲げた施設でした。これはチャンスとばかりに、その店を覗いてみることにしました。するとそこは、趣味のもの、例えばゲームのソフト、カード、ミニュチアカーなどをさまざまなものが不要になった人から買い上げて、それを販売している店でした。いわゆるオタク系の「BOOK OFF」といったところでしょうか。
 けっこう繁盛しているようでしたが、私には関係のない世界のようでした。

        
        ※ 店の前もなかなかユニークです。それがまた知らない者の
         興味を掻き立てます。

 合計して約10km近くのウォークでしたが、山あり、谷ありの楽しいウォークでした。
《ウォーク実施日 ‘10/05/09》

札幌ウォーク 115 南区・藤野・白川果樹園コース 前編

2010-05-15 20:01:35 | 札幌ウォーク & Other Walk
 藤野・白川果樹園コースはコースとしてもけっこうな距離があるのですが、いろいろとアクシデントが重なり、マップ上の距離より5km以上も歩いてしまう破目に陥りました。(トホホッ) 

 「十五島公園・硬石山コース」に続く「藤野・白川果樹園コース」(コースマップはこちら 約4.7km + 約5km)は、「十五島公園・硬石山コース」のゴールになった「十五島公園」からスタートです。

        
        ※ 豊平河畔にひろがる十五島公園です。        

 白川橋(吊り橋)を渡り、再び「石山線」を歩きます。

                

 石山線はこれまでも果樹園が目立ったように、この後も果樹園が続き通称「白川フルーツロード」とも呼ばれているようです。コース沿いには果樹を栽培するビニルハウスが並び、直売所も点在しています。果物の収穫時期には再び訪れてみようかな、と思いました。

        
        ※ 唯一開店していた果樹園で販売されていたものは、春ね  
         ぎ、うど、山わさびという果樹園で栽培されたものでは
         ありませんでした。

        
        ※ ご覧のように閉店している果樹園がほとんどでした。

 コース沿いにはやがて「札幌市北方自然教育園」の学習館の立派な建物が見えてきます。せっかくでしたので立ち寄ってみることにしました。

        

 休みのために職員の姿は見えませんでしたが、自由に内部を見学できる仕組みになっていました。内部は北国の自然を網羅した形の展示室と、さまざまな水生生物が飼育されている部屋がありました。
 私にはとても興味のある施設と映ったのですが、ずいぶんと辺鄙なところに造ったものです。はたして有効に活用されているのでしょうか?

        
        ※ なぜか「世界の蝶」の展示が充実していました。

        
       ※ さあ、ここでみなさんに問題です。写真の中に「オキナワナ
        ナフシ」が擬態で隠れています。それが分かるでしょうか?

 北方自然教育園を後にし、ほどなく行くと道路の下方に札幌市の「白川浄水場」の大きな施設が見えてきます。柵に囲まれて近づくことはできませんが、相当に大規模な施設に映りました。

        
        ※ 広大な敷地に広がる「白川浄水場」です。

 ここで私は大きな過ちを犯してしまいました。
 コースを左折すべきポイントを見誤ってしまったのです。
 マップが今一つはっきりしていなかったこともあり、私はさらにそのまま直進してしまったのです。
 私は結局、浄水場の先にあった旧国立札幌南病院(現在閉鎖してしまった)まで足を延ばしてしまいました。国立札幌南病院は一昨年私の義母が入院していたこともあって、もしかしたら今は亡き義母が私を招いたかもしれないと、私のミスを納得することにしました。

        
        ※ すでに閉院し、窓などにはベニア板が張られていた旧国
         立札幌南病院です。

 この過ちで私はマップよりおよそ2Km遠回りをすることになってしまいました。
《ウォーク実施日 ‘10/05/09》

札幌ウォーク 114 南区・十五島公園・硬石山コース

2010-05-14 14:09:31 | 札幌ウォーク & Other Walk
 遠くに硬石山(かたいしやま)を眺めながら、豊平川沿いの「石山線」という市道を歩くコースですが、果樹園も多く果物の収穫が始まる季節にはたくさんの市民で賑わいそうなコースでした。

 南区でもだいぶん奥まった地域に位置するこの十五島公園・硬石山コース(コースマップはこちら  約2km)は、石山大橋を渡り少し行ったところに広がる「豊平川緑地」をスタートとしました。(マップの案内では逆コースです)幸い駐車するスペースもあり、車を置いてさっそくウォーキングの開始です。
        
 空は晴れていたのですが、前日までの低温傾向が響き肌寒い気候でした。
 豊平川の向かいの硬石山は札幌軟石ならぬ札幌硬石を算出する山で、コンクリートの骨材などに現在も活用されているということで山麓には作業所のようなものが見えました。

        
        ※ スタート地点の川向に見える「硬石山」と、そこで砕石
         を作る作業所が見えます。

 豊平川緑地はすっかり緑が蘇っているのですが、肌寒さもあってか犬と散歩をする一組のカップルを見かけただけでした。

        
        ※ 豊平川緑地の一部です。川向こうに見える崖は硬石山の一部です。

 石山大橋ならぬ、「石山橋」を渡り川向いを歩きます。

        

 川向かいに渡ったところに「北星乗馬クラブ」があり、たくさんの人たちが乗馬の練習をしていました。

        

 「石山線」は道は狭く、歩道も整備されていないような支線なのですが、車の通行はけっこうあります。いったいどこから来て、どこへ向かうのかと思うのですが、地図を見るかぎりは分かりません。案外平行に走っている国道と違い、信号がないのでこちらを走っているのでしょうか?

        
        ※ こちらは開店していましたが、山菜などが僅かに並べ
         られてあるだけでした。

 道路沿いにはたくさんの果樹園の販売所が点在しています。まだ果物の季節ではありませんから店を開いていないところがほとんどでした。果物が収穫される時期には一帯がきっと賑わうことでしょう。

        
        ※ このように閉店状態のところが多かったですね。

 コースは人だけが通れる吊り橋の「白川橋」を通り、これも豊平川沿いに広がる「十五島公園」に到着してゴールです。

        
        ※ ゴール地点となった「十五島公園」の一部です。

 ウォーキングコースとしてはコースが整備されているとは言い難く、とりたてて特徴のあるコースとは言い難かったように思われます。

        

《ウォーク実施日 ‘10/05/09》

札幌Cafe紀行 6 to ov cafe(トオンカフエ)

2010-05-13 11:11:48 | 札幌Cafe紀行
 ギャラリースペースには若手アーティストの作品が展示され、比較的ボリュームを上げた音楽が流れ、店内には美術書があふれているという、アート感覚いっぱいの空間で食事を楽しみました。 

 「to ov café」は中島公園近くの周りにホテルが林立するマンションの一階部分にありました。

        

 ドアを開けたとたんに、アート感覚のあふれた空間に包まれます。
 比較的ボリュームを上げた心地よいクラッシック音楽が流れ、厳選されたテーブルとチェアがゆったりと配置されています。

        

 カフェスペースに続いてギャラリースペースが配置されています。私が訪れたときは市内若手アーティストがダンボールにシルクスクリーンを施した作品が展示されていました。

        

 そして、店内には美術、建築関係の書籍がたくさん書棚におかれ、自由に閲覧できるようになっていました。

        

 私たちがオーダーしたのは、私が「ココナッツカレーのライスセット」(950円)、妻が「きのことベーコンのクリームパスタセット」(850円)です。
 セットとはもちろんドリンク付きということで、私はカフェオレを頼みました。

        

 ココナッツカレーは、ココナッツミルクがカレーをマイルドに仕上げていてとても美味しい味でした。
 クリームパスタの妻の評判は、クリームのまったり感がよく口に合ったと評しておりました。

        

 お客さんは私たちの他には、後から入店した一組しかいませんでしたが、フレンドリーなママさんが「夜はけっこう賑わうんですよ」と言っておりました。
 夜もいいかも知れませんが、昼下がりの静かなひとときをこのようなアート感覚にあふれた空間でゆったり過ごしてみるのもいいかもしれません。

【to ve café データ】
札幌市中央区南9西3-2-1 マジソンハイツ1F
電  話 011-299-6380
営業時間 10:30~22:00(日祝~20:00)
定休日  不定(展示入れ替え時は休み)
座  席 24席
駐車場  無
入店日  ‘10/05/11

中島公園の桜

2010-05-12 12:37:16 | 環境 & 自然 & 観察会
 昨日(11日)札幌市内では桜の花が最も見事に咲くと思っている中島公園に赴いたのですが、満開には今少しの時間が必要のようです…。 

 札幌に居を移して以来3年間、桜の季節になると札幌市内のさまざまなところの桜の花を求めて巡り歩き、主なところはほとんどチェックしたつもりです。
 その結果、私の中では中島公園の菖蒲池の東側の通路のところの桜が最も見事だと思っています。(私の体験がさらに深まるとその評価はまた変わってくるかもしれないが…)

 その中島公園の桜の花を愛でようと思い、昨日出かけてみました。
 確かに桜の花は咲いていたのですが、満開という状態には今少しの時間が必要な状況でした。

        
        ※ 中島公園のこの通りは、通りの両側がもっと鮮やかな桜
         並木に囲まれます。

 ほとんどの木が一部は開花しつつも、一部はまだ蕾といった状態でした。
 最高の状況を呈するのはこの2~3日といったところでしょうか。
(今日もまた雨が降ってしまいましたので、微妙にその時期がずれるかもしれません)

        
        ※ 状態の良いところを近撮してみました。

 そうした中で、豊平館の近くの一本の桜の木が満開の状態だったのでカメラに収めてきました。

        
        ※ この木の近くではウェイディングドレスを着た方が撮影をして
         いましたよ。

 また、日本庭園内に一本だけある枝垂れ桜もまだ五分咲きという状態でした。

        
        ※ 枝垂れ桜ももっと鮮やかになるのですが・・・。

 一方で、STVテレビが札幌市内で最も早く開花したと報じた「かでる2・7」の庭にある桜はすでに葉桜になっていました。(カメラで撮ってはいませんが)
 あらためて生物の個体差のようなものを感じます。

        
        ※ おまけです。中島公園の日本庭園内にある「八窓庵」の
         ところに咲いていた梅の花です。