ほとんど全ての人が「マチのやっかいもの」と見ているカラスをこよなく愛し、地道な観察を続けている中村眞樹子氏が今回のゲストだった。中村氏の撮り続けたカラスの生き様を見て、少しはカラスの見方が変わったかな?
カラスはやっかいものであり、いなくなればと思いながらも、どこか気になる存在である。そんな思いが程度の違いこそあれ誰のなかにもあるのだろう。1月29日(土)の会場はいつもの倍以上の受講者が集まり大盛況の様相を呈した。
※ 会場の入口には中村氏が撮り貯めたカラスの写真が掲示されていました。
中村氏はアマチュアのカラスウォッチャーだということだ。
しかし、その情熱は並みの研究者をしのぐくらいの熱心さらしい。
冬季の今は回数が減っていると言うが、雪が消えカラスの活動が活発になると、早朝から毎日のようにカラスウォッチングに出かけ、そのキャリアも相当年季が入っているようである。(詳しい履歴は聞けなかった)
講座の前半は、長年のカラスウォッチングで撮り貯めたカラスのさまざまな生態を動画で見せていただいた。
その一つひとつの生態が面白く、メモを取るのも忘れて画面に見入ってしまった。
ケンカ、水浴び、蟻浴び(間違いではない。蟻を体に浴びるのだ)、雪浴び、巣作り、威嚇、おねだり、etc.etc…。
カラス好きの中村氏が撮った動画を見ていると、なんだかカラス観を少し変えられたような気がした…。
※ 明るい表情でカラスを語る中村氏です。
後半は林心平氏のリードで、中村氏はさまざまな角度から“カラス”を語った。
・カラスを観察し続けることで個体識別ができる。(中村氏はそのことを「出席を取る」と称していた)
・カラスはカラスウォッチャーを反対に観察しているらしい。
・頭を蹴られないためには手を挙げるのが良い。
・カラスも野鳥。特殊な目で見ないでほしい。
・カラスを近づけないためには、家庭ゴミとカラスを物理的に遮断することだ。
などなど、教えられること、興味深いことなどを聞くことができた。
※ 中村氏から巧みに話を引き出す林氏です。
その中で印象に残った言葉は、「カラスは都会の生態系の頂点にいる。そのカラスが存在しているということは、環境が整っている証拠である」と…。
そして「もしカラスがいなくなれば、環境的には危険な兆候である」と結んだ。
憎しみだけで見ていたハシブトガラスも、これからは少し違った目で見ることができるかもしれない…。
カラスはやっかいものであり、いなくなればと思いながらも、どこか気になる存在である。そんな思いが程度の違いこそあれ誰のなかにもあるのだろう。1月29日(土)の会場はいつもの倍以上の受講者が集まり大盛況の様相を呈した。
※ 会場の入口には中村氏が撮り貯めたカラスの写真が掲示されていました。
中村氏はアマチュアのカラスウォッチャーだということだ。
しかし、その情熱は並みの研究者をしのぐくらいの熱心さらしい。
冬季の今は回数が減っていると言うが、雪が消えカラスの活動が活発になると、早朝から毎日のようにカラスウォッチングに出かけ、そのキャリアも相当年季が入っているようである。(詳しい履歴は聞けなかった)
講座の前半は、長年のカラスウォッチングで撮り貯めたカラスのさまざまな生態を動画で見せていただいた。
その一つひとつの生態が面白く、メモを取るのも忘れて画面に見入ってしまった。
ケンカ、水浴び、蟻浴び(間違いではない。蟻を体に浴びるのだ)、雪浴び、巣作り、威嚇、おねだり、etc.etc…。
カラス好きの中村氏が撮った動画を見ていると、なんだかカラス観を少し変えられたような気がした…。
※ 明るい表情でカラスを語る中村氏です。
後半は林心平氏のリードで、中村氏はさまざまな角度から“カラス”を語った。
・カラスを観察し続けることで個体識別ができる。(中村氏はそのことを「出席を取る」と称していた)
・カラスはカラスウォッチャーを反対に観察しているらしい。
・頭を蹴られないためには手を挙げるのが良い。
・カラスも野鳥。特殊な目で見ないでほしい。
・カラスを近づけないためには、家庭ゴミとカラスを物理的に遮断することだ。
などなど、教えられること、興味深いことなどを聞くことができた。
※ 中村氏から巧みに話を引き出す林氏です。
その中で印象に残った言葉は、「カラスは都会の生態系の頂点にいる。そのカラスが存在しているということは、環境が整っている証拠である」と…。
そして「もしカラスがいなくなれば、環境的には危険な兆候である」と結んだ。
憎しみだけで見ていたハシブトガラスも、これからは少し違った目で見ることができるかもしれない…。
この中村氏のように個体の区別ができるほど毎日見ていられるというのはすごいと思いましたね。詳しく生活の様子を観察できるのはさすが女性だからなのですよね。たくさん講演にたくさんの方が集まったようですが、カラスの駆除に悩んでいる人のほうが多くて集まったのではないかなと予想しますがどうでしょうか?
その時はそのカラスを殺したいほど憎みましたが。
他のカラスは、敵対することさえなければどことなく愛嬌すらある生き物です。
ゴミを荒らす問題に関しては、人間の方にも落ち度がありますからね。
講師の中村さんが、黒ずくめでそれこそ大きなカラスのようです。
動物が好きな人はその動物に似てくることがよくみたいですから。
そのクチかしら?(^^;
個体識別に関しては、上述のカラスには「スカーテイル(アル・パチーノの映画「スカーフェイス(傷だらけの顔)から、尾羽がボロボロだったので)」と呼んで区別できました。
後からの頭部コツンには恐懼したものです。
何がその原因なのだろう、と考えてみたのですが…。
実は私のこのシリーズの中では最も期待していました。それは、あの憎憎しいカラスを愛して止まない人とはどのような人なんだろうか?という興味からでした。
私と同じような気持ちから参加した人も多かったのではと想像しますが、質問タイムで質問された方々はけっこうカラスに興味を持っている人からの質問が多かったようにも感じました。
ですから彼らを追い払ったりした人についてはよく憶えていて後ろから襲ったりするそうです。
そのため時には追い払った人に良く似た人を襲う場合もあるということでした。
したがって、出ちゃっ太さんはスカーテイルを追い払った人と良く似ていたんじゃないですかね…。
彼はカラスのことも詳しく「カラスの勝手はゆるさない」の著書もあります。
その彼からカラスを集合させることのできるテープをいただき。且つ根室の浜辺で試してみました。
そのテープは「ここに食べ物が沢山あるぞ~皆集合」のカラス語でした。
真っ黒になってカラスが集まって来ました。それは驚く程です。
早速、我家に帰り試しましたが一向にカラスは集まって来ません。たまぁに2~3羽電線にとまるだけです。
我家は内陸の山の中です。
そこで発見です。カラスには方言があるのです。
山弁と海弁が有るのです。
ほんとの話しです。
とても興味深い話ですね。
カラス語というのがあって、しかもそこには方言も存在するようだという話は非情に面白いですね。
「カラスの人」にもぜひ教えてあげたい情報です。