田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

今度は音のシャワーを浴び続けた一日でした

2023-02-27 16:21:01 | ステージ & エンターテイメント

 2月25日(土)午後、前日の映画観賞に続いて今度は二つのコンサートに立て続けに参加した。クラシックとジャズとジャンルは違えども、音のシャワーを浴び続けた一日は幸せな一日だった…。

        

 最初のコンサートは「北原芸能倶楽部」という団体が主催し、12時からザ・ルーテルホールを会場に「律綴(おとつづり)第4回研究発表会」に参加した。主催者が“芸能倶楽部” などと名乗っているので、いわゆる芸能プロダクションのようなところなのか?と一瞬思ったが、倶楽部のHPに掲載されている趣旨によると「演奏家(クラシック系)に出来る限り演奏する機会を創出する事を原点に、音楽活動をより多くの方に知って頂けるように広報し、音楽の楽しさを広げる事を目的に立ち上げました」とあった。

 12時にスタートした発表会は休憩を挟みながら15時まで3時間を要して9組の若手音楽家がピアノ、チューバ、ヴァイオリン、クラリネット、トランペットあるいは声学など多彩な内容の音楽を発表した。

 発表された一つひとつの曲の紹介は省略するが、この種のコンサートとしては珍しく演奏家が演奏前に曲についての解説や曲に対する思いを発表してから演奏に入る形式をとったのは珍しい試みに思えた。

 演奏された方々はいずれも音楽を専門的に学ばれた方々ばかりであるから、演奏の水準は高く、聴き応えのある演奏会だった。ただ、私のレベルでも少々気になった点があった。それはチューバやヴァイオリン、クラリネットなどの独奏の場合、ピアノが伴奏として付くのだが、その両者のバランスがどうなのだろうか?という点があった。この場合のピアノはあくまでも独奏楽器の演奏をひき立てる役割ではないかと思うのだが、中にピアノの音量が勝っていたようなケースもあったように思われたのだが…。

        

 続いて1時間のインターバルを挟んで16時より、札幌ライラックライオンズクラブと札幌市芸術文化財団が主催するMUSIC LAMP Vol.12札幌コンサートホールKitaraで開催され参加した。

  こちらは入場料を札幌盲導犬協会に寄付することを目的としたコンサートで、コンサート名を“LAMP” としているのも、“心に灯を!” という意味を込めたネーミングだということだ。出演した団体は、◇中の島小学校ジャズバンド BECON ◇福住北野合同バンド ◇札幌ジュニアジャズスクール with インプロバースン ◇SIT Band-札幌国際情報高校吹奏学部の4団体の競演だった。

 私が一推しの「中の島小学校ジャズバンド BECON」は期待どおりの見事な演奏だった。同バンドの演奏はこれまで2度聴いていたが、小学校レベルの演奏としては管楽器の演奏技術はもちろんのこと、ジャズティストも十分に心得た演奏だった。

 SIT 札幌国際情報高校の吹奏楽部のダンプレ(ダンス & プレイ)は、もはや名人芸の域と言ってよい。91名の大バンドが繰り広げるダンプレに会場は圧倒されっ放しだった。何より演奏している吹奏楽部員の心からダンプレを楽しんでいる姿が、聴いている者、見ている者まで幸せにしてくれるパワーを持っているのが素晴らしい!

 その他の二つのバンドもそれぞれが持ち味を出した演奏を披露してくれた。

 「インプロバースン」というのは、札幌ジュニアジャズスクールと交流を重ねているノルウェーの少女クァルテットである。2曲演奏してくれたが、幼顔ながらムーディなジャズを奏でるところが印象的だった。

 こうして音のシャワーを浴び続けること6時間!体のどこかに疲れは感じるものの、満たされた気持ちで家路についた私だった……。 



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