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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

サッポロシティジャズ2023「パークジャズライブ」

2023-07-18 19:02:58 | ステージ & エンターテイメント
 ジャズの音色が札幌市内の各所から流れてくる。毎年楽しみにしているパークジャズライブに出かけた。青空のもとで聴くジャズは最高!なのだが、自然が相手だけに難しさも伴うことを実感した今年のパークジャズライブだった。
  
  ※ 大通公園2丁目会場(真ん中のテント)はテレビ塔を背にして設置されていました。
 毎年この時期なると、PMFのクラシックの音色だけではなく、ジャズの音色も札幌の空のもとに響き渡る。そのサッポロシティジャズの中の一つの催し「パークジャズライブ」が今年も7月15、16日の両日、札幌市内各所で繰り広げられた。
 今年の開催箇所は、①大通公園2丁目、②札幌市役所1Fロビー、③札幌駅前通地下歩行空間北3条交差点広場、④ニューオータニイン札幌 バー オークルーム、⑤クロスホテル札幌、⑥札幌PARCO屋上、⑦紙ひこうき、⑧北海道神宮頓宮、⑨EL MANGO、⑩札幌芸術の森 アートホール、の10ヵ所だった。
私は過去2回、主としてビッグバンドが登場するSTVホールに陣取ることが多かったのだが、今年は何故かSTVホールが会場となっていなかったために、メイン会場とされていた①の大通公園2丁目に出かけた。ところが…。
 第一日目の7月15日は、朝から雨が降り続いた。私は11時の開始時間から聴いたものの、激しい雨には耐えきれず、12時過ぎには会場を後にするといった体たらくだった。
  
  ※ 一日目は雨の中のステージとなりました。
 その間にステージに登場したのは、札幌ジュニアジャズスクールのSJF Junior Jazz Or chesta、続いて札幌ジュニアジャズスクールの兄貴分であるClub SJF、そしてサッポロジャズクワイアの3組だった。
 札幌ジャズスクールの演奏はこれまでも何度か聴いたことがあるが、どうしても演奏の粗さのようなものが感じられるのが残念である。まだまだ発展途上の上、おそらくまとまった練習は週末しかできないというハンディが音に出ているように感じられる。OB、OGの中にはプロになった人もいると聞いている。これからに期待される集団である。
  
  ※ 札幌ジュニアジャズスクールのSJF Junior Jazz Or chestraです。
  
  ※ 札幌ジュニアジャズスクールの兄貴分であるClub SJFです。
 サッポロジャズクワイアは反対にシニアの方々のジャズを志向する合唱団である。前面で指揮をしている方に見覚えがあった。今年の春にジャズコンサートを聴いた箭原顕さんだった。その時もサッポロジャズクワイアの皆さんはバックコーラスとして登場していたが、今回は主役として雨の中で堂々と歌い切った姿がカッコよかった。
  
  ※ サッポロジャズクワイアの皆さんです。後姿が箭原顕さんです。
  
  ※ メンバーの中には白髪でもジャズっているご婦人がいました。いやいや右の方は見事なソロを披露しました。(かなりの実力でしたから有名な方かもしれません)
 翌16日も大通公園2丁目会場に赴いた。この日は雨でなく、カンカン照りの天候だった。これはこれで大変である。前日よりは聴衆は多かったが、多くはステージ前を離れ木陰に佇みながら聴く人たちが多かった。
 この日私は少し出遅れてしまい。大通公園2丁目会場に向かう前に札幌市役所ロビーにちょっと立ち寄ってから、大通公園2丁目会場に向かった。市役所ロビー会場では、「田代バンド」がステージに上がっていたが、ベテランの5人組が落ち着いたステージを披露していた。
  
  ※ 札幌市役所ロビー会場の様子です。室内の方が盛況のようでした。
  
 ※ 田代バンドです。この他、ひだりにドラムとピアノの方がいらっしゃいました。
 大通公園2丁目会場では、「札幌ウクレレアンサンブル」と「Scratch Dirty Brass Band」のステージを聴いた。「札幌ウクレレアンサンブル」は野外で演奏を披露するのはやや厳しかったのではないか。演奏者は20人くらいいたのだが、その音を増幅するマイクが少ないために音量が絶対的に足りないのだ。    これは室内で演奏させてやるべきだったのではないかと思えた。反対に「Scratch Dirty Brass Band」はブラスサウンドの上、個々のプレイヤーの前にマイクが立っているので音量が十分で、私も楽しめたし、聴衆の方々も楽しんでいたようである。
  
  ※ 札幌ウクレレアンサンブルの皆さんの演奏です。
  
  ※ 5人でも音量十分の「Scratch Dirty Brass Band」の皆さんです。
 この後、私は昨日レポした「北大チルコロ・マンドリニスティコ『アウロラ』」の演奏会に向かったために、今年のパークジャズライブはここまでだった。
 私には一つ残念に思うことがある。それは札幌市内において、PMFとサッポロシテイジャズの開催期間が重なっていることだ。私のような雑食系の人間は、どちらとも興味がある。どちらも楽しみたいと思うのだが、開催期間が重なっているために気持ちが集中できないきらいがある。同じように思う人がきっといるはずである。関係者の話し合いによって、棲み分けするなどということができないのだろうか?


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2 コメント

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これは残念ですね (しろまめ)
2023-07-19 16:47:33
ウクレレのアンサンブルを屋外で、しかも大音量のパフォーマンスが多いジャズフェスに出すのは可哀想ですね。
せっかくのウクレレの魅力が伝えきれなかったのではないでしょうか?
運営者には少し考えてほしいところです。
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しろまめさんへ (田舎おじさん)
2023-07-28 17:38:07
 しろまめさん、コメントありがとうございます。返信メールが遅れてしまい失礼しました。
 ウクレレのアンサンブルをあの野外の大きな舞台で演奏しなければならなかったのはちょっと残念な気がしましたので投稿させていただきました。
 ウクレレがジャズライブのステージに立ったことは、ジャズの世界の懐の深さを知る思いだったのですが、できれば主催者側のちょっとした心配りが必要だったのかなぁ、との思いからあのような形で投稿させてもらいました。
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