運動を兼ねて吹雪をおして市の中心部まで出かけ、念願のラジオ体操のCDを購入してきた。「何をいまさらラジオ体操なの?」と訝る向きもあるかもしれないが、私としてはラジオ体操に対してある思いがあるのだ。
私は典型的な夜型人間で、朝6時30分から始まるNHKのラジオ体操の時間はまだまだ夢の中である。しかし、ずーっと以前から運動不足解消を図る第一手段としてラジオ体操は最適だと思っていた。
それならラジオ体操の放送を録音すればよいのだが、アナログな私にとってはそれが面倒だった。そこでCDを購入すれば、と以前から考えていたのだが、それがなかなか実行できないでいた。ところが今日、何の予定もなかったことから窓外は吹雪だったが思い切って市中に出かけ購入してきた、というわけである。
私がなぜラジオ体操にこだわるかというと、ラジオ体操を「軽い運動」と思う向きもあるかもしれないが、それはとんだ思い違いである。ラジオ体操を真剣に、まじめにやると第一、第二体操を終えた後は息が弾み、身体も火照るくらいになる。実は私は現職時代に「ラジオ体操講習会」というものに出たことがある。そこで教わったことは、ともかく身体全体を、さらには手足をできるだけ大きく動かすこと大切だと教わった。そうすることで身体にけっこうな負荷がかかることを実感したのだった。「侮るな!ラジオ体操!」という思いである。
そして私の期待はラジオ体操をすることで身体の動かす心地良さを感得し、さらなる補強運動やストレッチなどに取り組もうとするモチベーションとなるのではないか、という自分への期待があるのだ。
購入後、帰宅して早速ラジオ体操の第一、第二体操をやってみた。二つの体操を終えた後にはやはり息が弾んでいた。しかし、体を前屈したり、後傾したりする動作は若いころの半分も曲がっていない老人そのものの身体だった。
当面の課題は、はたして継続できるかどうかだろう。継続できたとしたら身体も柔らかくなり、他の補強運動などにも波及するのではと自分自身に期待しているのだが…。
まずはラジオ体操そのものの継続である。
Eテレでテレビ体操を続けています。
もし寝過ぎた場合 カセットテープに録音
してあるラジオ体操第1第2を妻と一緒に
行います。
夏季は外で朝6時半からのラジオ体操に
切り替えます。高齢になってウオーキングも
3千歩がやっとです。
ぼくの印象(勝手な思い込み)では、朝型人間で、毎朝5時に起きて体操にジョギングまたは散歩の後で、その日に予定した「お出かけ」の準備。家を出るのは遅くとも8時半というイメージでした……。
ラジオ体操は、子どものころはともかく大人になってからは結構ハードですよね。普段、日常生活ではやらない動作が多いですし。CDをお買いになったのは、確かにアナログと言うか昔の世代を感じさせてくれます。今どきならYouTubeの動画を観ながら、あるいは音源をダウンロードして、となるところでしょう。
でも、CDが一番分かりやすくていいです。ぼくも同様ですが、レコードで音楽を聴き、ラジカセに録音した世代にとっては、音楽はCDが最先端であって、ストリーミングやダウンロードで購入するのはピンときませんから。
80歳を超えて、腰痛に少しは苦しんでおられているとはいっても、日々矍鑠と暮らされているsibuyaさんらしく、ラジオ体操、ウォーキングと継続されている賜物ですね。遅まきながら私もsibuyaを見習い、健康で80歳代を迎えたいものと願っています。
私はまったく不健康人間の最先端(?)を走っている人間です。予定していたことが寝坊のためにキャンセルしたこと数知れず…。
朝型人間になることはもはや諦めましたが、多少は健康的な生活を志向しようとして取り組んでみることにしました。