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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌吹奏楽団第50回記念定期演奏会

2024-01-16 15:17:51 | ステージ & エンターテイメント
 札幌吹奏楽団はアマチュアの吹奏楽団として昭和48(1973)年に第1回定期演奏会を開催以来、今回で50回目の記念すべき定期演奏会を開催した。記念の演奏会らしく、過去の定期演奏会で演奏した曲も散りばめて演奏会を自ら祝った。

     
 1月14日(日)夕刻(午後4時開演)、札幌コンサートホールKitaraにおいて札幌吹奏楽団の第50回記念定期演奏会を開催すると知って駆け付けてみた。
 札幌吹奏楽団はプログラムによると、スタッフ10名、メンバー41名と総勢50名あまりの楽団のようである。この日は賛助出演の方10名が加わり演奏の方も51名というボリュームのある音をキタラ大ホールに響かせてくれた。
 聴衆の方もキャパ2,008席のうち7割方の席が埋まっていたようである。
 例によって当日演奏された曲目を紹介すると…、
【第1部】
 ◇アルフレッド・リード/音楽祭のプレリュード   ※第42回
 ◇ヤン・ヴァン・デル=ロースト/カンタベリー・コラール  ※第23回
 ◇伊藤康英/北海変奏曲  ※第26回
 ◇保科洋/古祀(2018年 改訂版)  ※創立10周年、第35回
( 休 憩 )
【第2部】
 ◇清水大輔/夢のような庭
 ◇久石譲/ジブリ・スペシャル・セレクション “久石譲作品集”
 ◇アルフレッド・リード/アルメニアン・ダンス パートⅠ  
                      ※第15回、第32回
〔アンコール〕
 ◇磯部俶/遥かな友に
 ◇久石譲/さんぽ
    
     
※ コンサートのレポは写真撮影がNGのために文章の中のアクセントに写真を使用できないのがつらいところである。そこで今回は記念演奏会ということで楽団からクリアファイルが贈られたのでそれもスキャンして載せることにしました。

 曲名の後に※印で記したのはそれぞれの演奏会で演奏した曲を再演奏したという意味である。古参の楽団員の方々にとっては、それぞれ思い出深い曲だったのではと思われる。
 さて、肝心の演奏の方であるが、正直に吐露すると「あまりピンとこなかったかな?」というのが正直な感想である。音楽に関してド素人である私があれこれ評する力はないのだが、「吹奏楽って、こんなに雑味を感じさせられたっけ?」という思いが残ってしまった。どうもそのことがずーっと気がかりだった。ただ、吹奏楽を聴くのが久しぶりだったこともあり、単なる私のカン違いなのかもしれない。実は今月20日、21日に札幌市内で活動する吹奏楽団が一堂に会する「札幌市民吹奏楽祭」が開催されるので、そこを覗いてみて私の耳力(こんな言葉あった?)を確かめてみたいと思う。
 そんな中でピカッと光っていたように思えたのが吹奏楽団の中で脇役的存在であるパーカッションの7人である。非常に正確に、時に優しく、時に激しく、吹奏楽団の演奏を下支えしているように見えた。
   
   ※ 演奏会後には団長の池田真司氏(左)と指揮者の菅原克弘氏(右)がコンサート参加者に挨拶をされていました。

 いずれにしても、記念の演奏会らしく本格的な吹奏楽曲を堂々と演奏した札幌吹奏楽団の方々に労いとエールを贈りたいと思う。