田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

円山公園でエゾリスを撮る

2023-04-06 19:18:55 | 環境 & 自然 & 観察会

 忍耐力に著しく欠ける私は野鳥や野生動物が現れるのをじーっと待つことなど端から諦めている。ところが私が勝手にフォローしている某氏は円山公園でいとも簡単(?)にエゾリスの姿を毎度ゲットしている。そこで私も!と出かけてみたのだが…。

 一昨日、好天に誘われて「めだかの学校」の今年度度企画の一つである「公園を巡ろう!」の実地踏査のために、午後に円山公園に出かけた。その際、併せて円山公園に棲むエゾリスをできれば写真に収めたいと思った。

 私が勝手にフォローしているというのはAさんという方のブログである。Aさんは円山公園の近くにお住いのようで、頻繁に円山公園を訪れているようだ。その度に公園内の至るところでエゾリスを写真に収めてアップされている。そのAさんはエゾリスの撮影スポットを惜しげもなく教えてくれている。そこで私もそこへ行けば忍耐力が欠けていようと何とかなるのでは、勇んで円山公園に向かったのだが…。

 まず公園の奥まったところにある「逓信従業員殉職碑」の裏手がエゾリスが良く出没するスポットだということで期待しながら向かった。ところがエゾリスはいなかった。近くにエゾリスの出現を待つ男性がいた。彼に伺うと「陽気に誘われてエゾリスは遠征したのではないか?」ということだった。忍耐力のない私は、その一言でその場を後にした。次のスポットに移動中にエゾリスが眼前を横切った。しかし、エゾリスは止まってはくれずに林の中に姿を消してしまった。

 第二のスポットは、円山川沿いにあるカツラの大木の根元である。ここはエゾリスだけではなく、雪が消えると冬眠から覚めたシマリスも出没するために愛好家たちが集う絶好のスポットである。しかし、愛好家の姿は見えず、もちろんエゾリスが現れる気配もしなかった。私は早々に諦めた。

 最後の頼みのスポットは、件の男性が「神宮茶屋の裏側ではエゾリスを餌付けしているので出現の確率がかなり高い」と教えてくれた。もちろんAさんのブログでも絶えずアップされている最も有力なスポットである。期待をもって向かったが、そこでもエゾリスには出会えなかった…。

 う~ん。やっぱり私は野生生物には縁がないのだなぁ…、諦めて帰路に就いた。帰り道神宮境内をしょんぼりと歩いている時だった。一人の女性が望遠レンズを構えているのが目に入った。何を狙っているのだろう?と望遠レンズの先の方を眺めてみると、なんと恋焦がれていたエゾリスが林の中を跳び回っているではないか!私は勇躍カメラを構えてシャッターを続けざまに切った。ただ、先客の彼女に迷惑を掛けちゃまずいと思い。あまりエゾリスに近づくことはできず、遠いところからのシャッターとなった。また、正面からの写真が一枚もないのも残念である。このようにけっして満足できる写真ではないが、私的にはヨシとしたい。その一連の写真を以下に掲載します。      

 またいつの日か円山公園を訪れて、この日よりましなエゾリスを撮ることができたら、と思っている。

 ※ 北海道神宮境内は円山公園とは区別されるのではと思っていたが、どうも円山公園の中に含まれるようだ。私の解釈は正しいのだろうか?どなたか教えてください。