田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

DVDフォーラム「持続可能な環境を目指して…」

2021-10-26 16:28:13 | 「めだかの学校」関連

 私が所属する「めだかの学校」において、昨日よりDVDフォーラム「持続可能な環境を目指して…」のシリーズが始まった。その第1回目は映画「不都合な真実」(2006年公開)を視聴しての話し合いだった。

 今年1月のことだった。「めだかの学校」の新年度の活動計画を協議した際に「SDG ’sについて学びたい」という声があがった。それを聞いた私は「SDG ’sそのものを学ぶには焦点を絞りづらいかなぁ…」という思いを持った。そうした時にNHKスペシャルで「2030未来への分岐点」という放送を視聴して「これは使える!」と実感した。2030未来への分岐点」は3回シリーズからなっていた。その3回の内容とは、①「暴走する温暖化脱炭素” への挑戦」、②「飽食の悪夢~水・食糧クライシス」、③「プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界」のシリーズだった。私はこの3回に映画「不都合な真実」「不都合な真実 Ⅱ」を合わせて5回シリーズとした活動計画を提案したのが全体からの賛成を得て、今年度後半の活動計画に組み入れられることにした。(年度後期の12月は年末のために1度お休みとしていたので5回となる)

   

 その第1回目の活動として昨日(10月25日)映画「不都合な真実」を視聴しての話し合いとなった。私自身は映画「不都合な真実」を封切時に観たのを始めとして、すでに3回観ているので、感想的なものはすでに拙ブログにもアップしているので、今回はそちらのページを紹介することで割愛することにする。(過去の「不都合な真実」に関する投稿 《1》 《2》 《3》

 さて、フォーラムの方である。5回のシリーズを会員5名に割り振って、それぞれがナビゲーターとして映像の内容に関連することについてレポートするとともに、コーディネーター役も兼ねて、参加者からの感想や意見を求める形で進行することにした。

 第1回はM氏の担当だった。M氏は6枚ものレポートを提出され、地球温暖化の現状についてレポートされた。M氏のレポートは1990年に国連で地球温暖化について議論が始まったことから、1992年のブラジルで「温暖化条約」が設立したこと、1997年の京都議定書、2015年のパリ協定まで、地球温暖化についての歴史を振り返る内容であり、参考になった。私は特にブラジルの国連会議においてセブァン・スズキが感動的な演説をしたことを懐かしく思い出していた。

 その後、参加者の感想を述べあったが、それぞれが各々の関心事について発表され、皆さんが地球温暖化について高い関心を抱かれていることを覗かせた。私は?というと、私はこの「不都合な真実」のナレーター役であり、この映画に出演したことが契機となってノーベル平和賞を受賞されたアル・ゴア氏が2000年のアメリカ大統領選挙において、ジョージ・ブッシュ氏と大接戦を演じた末に惜敗してしまったことに関心が向いていた。

   

 タラレバの話になってしまうが、もしあの選挙でゴア大統領が誕生していたら、地球温暖化の流れはどうなっていただろうか?と考えてしまった。コトはそう簡単なことではないことは十分に分かっているつもりだが、少なくとも地球温暖化に対する世界の流れは今とは違っていたのではないだろうか?と考えるのはうがち過ぎだろうか?過ぎ去った話をしても仕方がない。これから4回のシリーズの中で、地球温暖化問題だけではなく、今地球上に生起している様々な問題について考えてゆきたいと思う。