田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

東京五輪開幕前夜の札幌の街は?

2021-08-03 19:48:08 | スポーツ & スポーツ観戦

 東京オリンピックは開幕12日目を迎えているというのに、“開幕前夜” とは? そう!札幌にとっては8月5日の男子競歩20キロが開幕の日なのだ。そんな開幕前の札幌の街中を巡ってみた。

 極限まで己の体力を酷使するマラソンや競歩の競技を酷暑の東京で実施するには無理があるとのIOCの判断で二つの競技を札幌で実施することが決定し、これまで準備を進めてきた。ところが!今年の札幌はいつにもまして猛暑が襲っている。果たしてその選択が 効を奏するのか否か…。

 そのことはともかくとして、準備は着々と進んでいると新聞やテレビは伝えている。そこで私はPMFのコンサート中止に伴うチケット払い戻しを受領するために街中に出た機会にその準備の様子を覗いてみることにした。

 まず大会の運営本部、選手たちの集合場所、表彰式の会場などに充てられる大通3・4丁目広場は早くからフェンスが張り巡らされ、市民は立ち入ることができなくなっていたが、3丁目広場には各国の国旗がはためいているのがフェンス越しに見ることができた。4丁目の方は各種のプレハブの建物が林立していたが、それらがどのような目的の建物なのかは皆目見当がつきかねた。

   

  ※ 旗の下に近づくことはできないが、オリンピックムードを感じさせる光景である。

 続いて、競歩会場となる札幌駅前通りは観戦客を排除するためのフェンスが準備されていた。市民が通行するスペースは確保されるようだが、はたしてそこに観戦客が殺到しないのかどうか…。

   

   ※ このような規制フェンスが用意されていました。

 また、マラソンコースにもなる駅前通は大通公園のところが完全にシャットアウトされていて、すでに車の通行もできない状態となっていた。そこから目に入るビルの壁の温度計が34℃を示しているのが目に入った。マラソンも競歩も早朝のスタートだというが、今夏の猛暑の中ではどれほどの効果があるのだろうか?心配である。

   

   ※ 駅前通にはマラソンゲートが立てられ、完全にシャットアウトされていました。

     左のビルの表示をご覧ください。気温34度を表示しています。

 チカホ(札幌駅前通地下歩行空間)にマラソン・競歩の応援用に全道32市町村から集めたサクラ約2千本が展示されていると新聞報道があったので行ってみることにした。サクラはほとんどがまだつぼみ状態で、競技が行われる5~8日あたりに満開になるらしい。チカホを歩いてみて驚いたのは、これまで各種の広告が展示されていた壁面が見事にオリンピック一色に変わっていたことだ。競技会場の展示が制約を受けることは聞いていたが、チカホのような公共的な空間も制約を受けるということなのだろうか?それとも関係機関が自主的にオリンピックムードを高めるために取った措置なのだろうか??

   

 ※ チカホの壁面はご覧のようにオリンピックのイメージカラーに埋められていました。

   

 ※ チカホの一角には、北海道の市町村をPRする展示が一覧で表示されていました。

   

   ※ 道内32市町村のサクラを集めたものが展示されていました。

   

   ※ ほとんどがつぼみ状態の中、唯一花を付けていたサクラがありました。   

 ともかく8月5日の札幌開幕に向けて準備は着々と進んでいるようだ。

   

   ※ 観戦自粛を訴える表示です。