奈井江大橋 ⇒ 於札内 トレッキング月日 ’16/03/06
石狩川は波立っていた。風のせいだろうか?それとも雪解け水が増えたからだろうか? そしてこの日は、雨中のスノーシュートレッキングとなってしまった。雪はたっぷりと水を吸い、重い雪がスノーシューにまとわり付く。その重いスノーシューで前進するための推進力である私の大腿部が悲鳴を上げた。
天気予報は雨と出ていた。しかし、この日を逃すとしばらくは予定が取れない。無理を承知で、私はいつもの(今シーズン3回目)桑園駅発6時23分の当別行の一番列車に乗り込んだ。
当別駅で浦臼行に乗り換え、この日のスタート地点の奈井江大橋に一番近い駅、浦臼駅に降り立ったのは8時だった。
早速、奈井江大橋に向かって路上を歩きだした。まだ雨は落ちていず、ちいさな霙のようなものがポツポツと落ちていた。気がつくと、その霙がザックに落ちて、ザックを濡らしていた。そこですかさずザックカバーを付けた。身体の方は上下ともいつもレインウェアを身に付けているので大丈夫である。
※ 降り立った浦臼駅です。この一枚の写真から、この日の天気、路面の状況が読み取れます。
路上が薄く凍って危ない道をおよそ3キロ、約1時間かかって、奈井江大橋の袂に着いた。石狩川は少し風が強いせいもあって、いつもよりは水面が波立っていた。
スノーシューを付け、ライブレポを発信し、9時20分スノーシュートレッキングを開始した。
※ 奈井江大橋を上から撮ったものです。青い色が特徴的です。
※ 同じく奈井江大橋を下から撮ったものです。
※ 石狩川の流れが少し波立っているのがお分かりになれると思います。
トレッキングを始めて春が近づいてきたことを感じさせる光景が目に入ってきた。
一つは河岸の河原を歩いていると、木の下に種のようなものがたくさん散らばっている。近づいてみると確かに植物(木?)の種である。これまでのトレッキングでは見ることがなかったが、春が近づいてきたことで、植物たちも子孫を増やすための行動を取り出したということだろうか?
※ 小さな種がボツボツと落ちているのがお分かりと思います。
二つ目は、石狩川の流れを見ながら歩いていると、時々大きな氷の塊が流れてくる。これもこれまで凍り付いていた氷が暖気と共に氷原から離れて流れ始めたようだ。
※ このように小さな氷の塊が流れてきたかと思うと…。
※ このような大きな塊も流れていました。
※ 氷の塊はこうしたところから次々と分かれて流れ始めるようです。
三つ目は、春が近づいたからというではないのかもしれないが、まだまだ元気そうに見える木の幹がゲラの仲間に木の中心部まで大きく削られている木を見た。まだ削られて日が経っていない新しい削り跡だ。私には若々しい木と見えたが、感覚鋭い鳥から見ると、案外衰えていて、中に虫が巣食っていると見たのだろうか?
※ この木はまだまだ若いと思われるんでけどねぇ…。
トレッキングを開始して間もなく、スノーシューに雪が着き出した。雪が着き出したと思ったら、二歩、三歩目には大きな塊が付いてしまい大変な重さになる。限界を超えたとき、それが一挙に剥がれ落ちるのだ。この繰り返しが続く。こうなるとトレッキング自体に嫌気がさしてくる。自分自身に何かと理由づけをしながら、休みを取ることが多くなった。
そしてとうとう、ランチタイムまで大幅に前倒しをして取る始末だった。
※ 見づらいかもしれませんが、このように湿雪がスノーシューにまとわり付くのです。
※ この日のランチは私の好みのツナサンドとパン入りシチューでした。
(続きは後編とします)
※ 某友人が、拙ブログのことを評論して、なぜ石狩川遡行トレッキングや山のブログの際に前後編に分けるのか、と問うてきた。それは論外に「一度に書けばよいものを」という趣意を込めたものだった。確かに一度に書いてしまえばそれで済むものではあるのだが…。
特別な理由はないが、私としては自分にとって濃い体験を一度に書くには、相当のエネルギーを必要としてしまう、という事情がある。さらに体験した写真を掲載するのもできるだけたくさん掲載したいという思いもある。そうしたことで前後編に分けているということなのだ。
今回は指摘を受けたこともあり、できれば一回に、と思ったのだがやはり前後編にならざるを得なかった。