田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

道新記者 日ハムの強さを語る

2012-12-02 23:45:01 | 講演・講義・フォーラム等
 栗山監督、稲葉選手などは画面で見るとおりの人柄だという。日ハムの選手たちは取材陣から見てもとてもまとまりがあり、取材をしていて楽しいと語った。道新運動部の渡辺記者が語る日ハムの強さとは? 

 講演会やイベントなどで興味のある内容となるとどこへでも駆けつけてしまう私である。昨日(12月1日)は清田まで車を走らせた。
 1日は市内で興味がある講演会・イベントが四つも重なってしまった。中でもこの時期だから、道内主要政党による公開討論会に興味があったのだが、先に予約した関係もあり道新記者が語る「北海道日本ハムファイターズの強さの秘訣を語る」講演会に清田区民センター(清田区清田1条2丁目5-35)まで出かけた。

          

 講師は道新の札幌担当の3人の運動部記者の中では年長(42歳)の渡邊徹也氏だった。
 渡邊氏は取材先から駆けつけたとあって、まずは取材用バッグの内容を紹介してくれた。いわば運動部記者の七つ道具であり、興味深かった。その中身とは…。
 ◇パソコン ◇カメラ ◇双眼鏡 ◇スコアブック ◇日ハム記録集 ◇日本野球機構の記録集 ◇新聞を切り抜いたスクラップブック ◇各種雑誌媒体等から日ハム関係を切り抜いたスクラップブック ◇野球のテクニカルに関するスクラップブック ◇メモ帳(小型)
などをバッグに詰め込み取材しているとのことだ。

          
          ※ 講演をする道新運動部記者 渡邊徹也氏です。

 日本ハムが札幌ドームで試合があるときの運動部記者の一日を追ってみると…。
 13時頃に球場入りして取材活動を開始する。
 14時頃からの日ハムの練習、対戦相手の練習などを取材するが、その間は立ちっ放しの取材になる。(選手が練習中に座っての取材はご法度とのこと)
 18時からは試合の観戦しながら取材。(スコアブックを記入しながら)
 21時30分頃に試合が終わったとして、22時過ぎに取材が終了。(ヒーローインタビューでお立ち台に上がる選手の選定は、報道陣の中の幹事社が提案し、球団の了解を得て決定される)
 取材終了後、原稿を作成し22時50分までに送稿するとのことだ。(道新の早版の締切時間)
 23時過ぎ、会社に帰社し早版をチェックし、遅版に修正が必要な場合は修正を行う。
 その後、スクラップブックの作成などをして午前2時頃勤務が終了し、帰宅して就寝は午前3時頃になるとのことだ。
 自らの仕事を淡々と語った渡邊氏だったが、う~ん、これは好きでないと勤まらないと思った。
 そして各選手の取材に対する反応などについて個々に語ってくれたが、そのことを記すと膨大になるので割愛することにする。

 さて、肝心の日ハムの強さの秘訣だが、このことについて渡邊氏は「予想外の結果」と私の予想外のことを口にし、多くを語らなかった。渡邊氏としては、それまで語ってきた個々の選手の横顔などから、選手たちの結集力の高さが優勝をもたらしたと語りたかったようだ。それは渡邊氏が栗山監督や稲葉選手たちの人間性の素晴らしさや見事なリーダーシップのことを何度も口にしていたことからもうかがわれた。

 私にとって溜飲の下がる話を渡邊氏から聞いた。
 それは彼が「今年の日ハムのパリーグ優勝が現実的になったと思えた試合は9月28日の対西武戦だった」と語ったことだ。この試合は私も急遽札幌ドームに駆けつけ、同じような印象をブログに「日ハム 制パへカウントダウン」と記して投稿していたからだった。

          
  ※ 講演会は道新の販促活動の一環として行われたもので、「道新ぶんぶんクラブ」のマスコット「ぶんちゃん」も講演後登場した。

 わざわざ清田まで出向いて聴いた講演だったが、取材の裏側を知ることができ興味深かった。そして渡邊氏が「(運動部 渡辺徹也)という署名入り記事に今後注目してほしい」と語りかけたが、今後道新に彼の署名入りの記事を目にしたら、誠実そうな彼の顔とスキンヘッドを思い浮かべることにしよう。

※ 署名入りの記事では「渡邊」ではなく、「渡辺」と記しているそうだ。