田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

低調だった衆議院選公開討論会

2012-12-11 23:10:12 | 講演・講義・フォーラム等

 これほど低調とは…。今夜、衆議院選北海道第一区選挙区の公開討論会を覗いてきた。聴衆がこんなに少ないとは…。それに加えて候補者の熱気がちっとも伝わってこない。いったいどうなっているんだ???

          

 はじめに断っておかねばならない。
 私はこの欄で政治的プロパガンダをするつもりはまったくない。
 というより、私は典型的な無党派層の一人だと自認している。
 今回、公開討論会に赴いた動機もイベント的な興味から赴いてみたというのが本音であり、16日に選挙する際の参考にできるかな、というスタンスで参加した。

 
 ※ コーディネーターを務めた相内俊一氏です。

 後で知ったことだが、今回の公開討論会の主催は札幌青年会議所ということだった。したがって公的な討論会というものではないが、候補者にとっては自らの主張を選挙民に訴える絶好の機会ではないのかと思ったのだが…。
 ところが蓋を開けてみると、1区に立候補している5人の候補者のうち2人が欠席したのだ。どうゆうことなのだろうか? この出欠者については明らかにしてもいいだろう。

《公開討論会に出席した候補者》

 ◇野呂田博之(日本共産党)

 

 ◇船橋 利美(自由民主党)

 

 ◇横路 孝弘(民主党)

 

《欠席した候補者》
 ◇大竹 智和(日本維新の会)
 ◇清水 宏保(新党大地)

 候補者も候補者なら、選挙民も選挙民である。
 私は会場のかでるホール(中央区北2西7)の定員521名のキャパシティでは狭すぎるのではないかと思ったのだが、まったく人が集まらないのだ。定員521名の席はスカスカで最終的に100名を超えたかどうかといった程度だった。この関心の低さはどう解釈すればいいのだろう?

          
          ※ 私は中段付近に着席したが、私の前の座席の様子です。

 さて、肝心の公開討論会は3人の候補者に対して、コーディネーター役を務めた小樽商大教授の相内俊一氏が候補者に質問をする形で進められた。
 この討論会もちっとも盛り上がらないのだ。あらかじめ主催者から拍手や野次、声援等は禁止されていたこともあり、討論は粛々と進められた。
 どうも予め質問項目が通知されていたらしく、候補者の中にはペーパーを読み上げるような人もいて、聞いていて白けるばかりだった。
 また、コーディネーターが互いの主張に対して質問や反論を求めても、2~3の意見があっただけで、盛り上がらず相内氏が思わず「皆さんシャイですね」と2度も口にしてしまうほどだった。

 なぁ~んだかなぁ…、という感じである。
 良く言えば皆さん紳士的になったということだろうか?
 しかし、もっと丁々発止の白熱した議論を聞きたかったなぁ、というのが偽らざる気持ちである。