田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ミニ大通お散歩まつり

2011-09-12 22:50:48 | イベント

 まつりの名前からしてほのぼの感が伝わってこないだろうか? 地域住民が主体となった手作り感いっぱいの第2回目のおまつりが開催された。私もまつり運営のボランティアの一人として参加した。 
 
             
        ※ 市立大学デザイン学部学生によるまつりのプログラムの表紙である。

 子どもがそこここで歓声を上げている。
 若いカップルがそぞろ歩きを楽しんでいる。
 老夫婦がフリマの露店を覗き込みながら出店者と談笑している。
 まつりをのんびりと楽しんでいる顔はどの顔も優しく見えてくる…。

          
        ※ 地域住民が出展したフリーマーケットは大賑わいでした!

 昨日(11日)、桑園地区に関わるさまざまの人たちが力を出し合い、桑園地区を貫くミニ大通りを会場に「お散歩まつり」が開催された。
 このまつりは「ミニ大通や桑園近辺の住民、同地域で働く人たちが、そぞろ歩きを楽しみながら、気軽に近所交流ができる場を地域住民と共に作りたい」と考えた住民有志が集まって昨年初めて開催したものだった。そうした熱い思いは地域住民にも伝わって、昨年は5,000人もの人たちがまつりを楽しんだという。
 自信を得た実行委員の人たちは昨年よりバージョンアップしたまつりを企画した。

          
        ※ 子どもたちを対象に紙芝居など楽しい催しが盛り沢山でした。

 近隣の人たちが出店したフリーマーケット、地域のお店が出店した各種の販売ブース、医療関係者などが行う無料健康セミナー、札幌市立大学デザイン学部学生による樹上展、飲食業者が提供するフードコーナー、会場全体を巡るお散歩テーリング、お楽しみ抽選会、などなどとても全てを紹介できないくらいの多くの出店や催し物が準備された。

          
        ※ ミニ大通の樹木を利用してデザイン学部の学生さんが樹上展を開きました。
 
 当日は薄曇りながらも暑くもなく寒くもなくほど良い気温に恵まれ、たくさんの人たちが会場に駆けつけてまつりを楽しんだ。実行委員に伺うと「昨年以上の人出では?」とのことだった。
 さてそこで私だが、私は「誘導係」を仰せつかった。誘導係とは会場が歩行者天国ではなく会場内を普通どおり車が行き交うため、参加者が事故に遭わないよう注意を促す役割だった。何度か注意を促す場面もあったが、誰もが文句を言うこともなく注意を聞いてくれ、何事もなく終えることができた。

          
        ※ 会場の一角ではフラダンスの講習も行われていましたよ。

 私に与えられた場所は地域住民が出店したフリーマーケットの前だった。
 人の流れが途切れたときに店主に話しかけた。「札幌のいろいろなフリマに出店しているんですか?」と。すると店主は「いえいえ、初めてですよ。実行委員に勧められて、家で余ったものをこうして並べているんですよ」とのことだった。そしてフリマを覗き込む人たちとの会話を楽しんでいる風だった。
 これぞ手作り感を感じさせるまつりの代表的な光景だった。

          
        ※ ミニ大通に面した居酒屋さんはお酒の試飲会です。右側のお酒は東北
         大震災の際に仕込まれていたお酒だとか…。

 私は当日の夕方に家族行事を予定していたため、まつりの終わる午後4時までの協力だった。その後関係者は後片付け、反省会とまつりを支える縁の下の役割を担われたようである。
 住民自らが、しかも手弁当で、地域住民の交流を促すイベントを企画・実施することは素晴らしいことだ。さらに驚くのは実行委員たちを束ねリードしたのはごく普通の主婦の方だったということだ。凄いパワーであり、素晴らしい能力の持ち主なのだろうが、お会いして話すと本当にごく普通の主婦にしか見えない。
 彼女をはじめとして実行委員会の中心を担った方々の行動力・実行力には脱帽である。地域を思う気持ち、地域を盛り上げたいという心意気が今回のまつりに結集し素晴らしいまつりとして結実したのだと思う。
 次回の開催には体力と時間さえ許せば、単なるボランティアではなく、実行委員の一人として協力しようかな?と思ったりしている。

          
     ※ 桑園地区の飲食店でこれから売り出そうと考えている「桑園バーガー」だそうです。