田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォークⅡ №22 札幌市内電車コース 電車編

2011-09-04 21:42:30 | 札幌ウォーク & Other Walk
 市電の車両全体が広告媒体となっているのは知っていたが、今回のウォーキングで想像していた以上に多くの車両が派手な色彩を纏って走っていた。その是非については後述するとして、まずはその車両を写真で紹介する。

◇ベーシック車両
 まずは旧来からある市電のベーシックな塗装を施した車両である。以前は全ての車両がこのようなおとなしい(?)塗装を施していたはずである。

          

◇市営地下鉄Anniversary電車
 札幌市電の兄弟ともいえる地下鉄の開業40周年を祝福するデコレーションを施した電車である。

          

◇不動産のビック
 この企業の社屋はかなり人目を惹くカラーリングで札幌市内でも目立つ会社である。その路線そのままに、電車も派手派手に装って路線を走っている。

          

◇不動産のビック Ⅱ
 同じ不動産のビックのデザインを変えたバージョンである。

          

◇家すサポートグループ
 お部屋探しを斡旋する企業はどうしてこのような派手派手な広告をするのであろうか?業界の体質なのだろうか?

          

◇お部屋さがしのくつき
 こちらも上記2社に負けまいと電車を利用した広告を企てたものと思われるが、こちらは上記2社に比べると比較的落ち着いたカラーリングである。

          

◇天然温泉 北のたまゆら
 この広告電車もかなり派手である。私が見たところ二つのバージョンがあるようだ。

          

◇天然温泉 北のたまゆら Ⅱ

          

◇Wamiles
 コスメテック業界の企業のようだ。コスメの世界などまったく疎い私は帰宅してPCで調べて初めて分かった企業だった。

          

 私がウォーキング中に見かけた広告電車の種類は以上9種類だったが、あるいはもっともっとあるのかもしれない。また、時間の経過とともに違う種類の広告電車が表れるかもしれない。
 塗装方法は以前電車事業所を訪れたときに質問したのだが、車両全体に印刷されたものを貼り付けるだけという。簡単に塗装できるらしい。まだまだ新種が現れそうである。

 ところで、電車車両に企業の広告を施す是非についてだが、私は正直にいってこうした傾向を苦々しく思っている一人である。
 以前、北海道庁のエレベーター扉に広告が施されたときにも言及したが、比較的落ち着いた雰囲気のある道庁内に色彩豊かな広告には違和感をもった。それと同じように札幌市内を走る電車の車両全体がまるで広告塔のようになっている姿はけっして好ましいものとは映らない。
 しかし経営的に厳しい状況におかれている当局としてはなりふりなど構っていられないというのが実情なのだろうか?公共施設が最近ネーミングライツを売りに出していることと同一線上のものなのだろう。
 経済至上主義ともいえる現況の中では仕方がない現象とあきらめるほかないのだろうか??

《ウォーク実施日 ’11/09/01》