田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌Cafe紀行 №63 コーヒーハウス ミルク

2011-03-31 13:09:38 | 札幌Cafe紀行
 中島みゆきが学生時代に通い詰め、「ミルク32」という曲を作ったことでも知られる「コーヒーハウス ミルク」…。私の中ではいつしか憧れにも似た存在になっていた。その憧れのお店に足を踏み入れたとたん!?


        
        ※ 歴史が感じられる「コーヒーハウス ミルク」の外観です。

 「コーヒーハウス ミルク」は北大の構内から東に向かう北10条通りに面したところりありました。札幌ウォークⅡでウォーキングをしていて偶然見つけたのでした。
喜び勇んで店内に入ってみると…。
 これが「どこに座ったらいいの?」というくらい店内が雑然としているのです。
テーブルには漫画や雑誌類がうず高く積まれ、カウンターには所狭しといろいろな物が積み上げられています。

        
        ※ 店に入った瞬間目がテンになってしまった店内です。

 内心「え~~っ!」と思いながらも、ようやく見つけた席に腰を降ろしました。
雑然としたカウンターの中でオーナーの奥さんと思われる人がコーヒーを淹れています。
 客席は、と見るとギターを横に置き、いかにも「バンドをやってます」といった風体の男女が二人座っていました。
 後で知ったのですが、オーナーは若き日の中島みゆきと親交があったように、音楽に造詣の深い方で、現在はバンドマン向けの練習スタジオも経営しているらしいのです。

 席に座ってからややあってから奥さんがお冷とともにオーダーを取りに来たので、ブレンドコーヒー(380円)を頼みました。「食事はできますか」とたずねると「トーストだけです」とのことでだったのでトースト(350円)もお願いしました。

        
        ※ 出されたコーヒーの横にも雑誌がうず高く積まれています。

 外出していたオーナーが帰ってくると、バンドマンたちは鍵を受け取り練習スタジオに向かったようでした。
 すると間もなく、北大の大学祭実行委員という女性が入ってきてオーナーと何か交渉をしていました。きっと大学祭のプログラムに店の広告を依頼していたのでしょう。そういう意味では現在も北大生がよく立ち寄る店なのかもしれません

 コーヒーはやや苦味の強い味だったので、私としては珍しくミルクを使った。トーストは厚切りにたっぷりのチーズが載っていて若者向けといった感じでした。
 調べてみるとオーナーも昔は音楽に相当傾注していたらしく、店内が雑然として見えたのは思い出の品が次々と増えていってしまった結果なのかもしれません。過去の伝説的なコンサートやライブのポスターなどが残っているとも聞きました。
 また、現在札幌市内にたくさんのチェーン店を出店している「宮越屋珈琲店」のオーナーも学生時代はこの店に出入りしながらプロシンガーを目ざしていたということです。 
        
     ※ 店の名誉のための一枚です。バンドマンたちが座っていた窓際
      の席です。しっかりと座れる席はありました。

 私に強烈な印象を刻みつけた「コーヒーハウス ミルク」ですが、今度また友人を誘って訪れてみたい店の一つです。

【コーヒーハウス ミルク データ】
札幌市東区北20条東1丁目 2-41
電  話 011-741-2490
営業時間 14:00~24:00
定休日  無休
座  席 25席
駐車場  有り(2台)
入店日  ‘11/03/24