田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

久闊を叙する

2010-08-15 19:15:53 | その他
 この言葉はウェブ上で知り合いになった方から教わった言葉です。恥ずかしながら私はこの言葉を知らなかった。あなたはご存知でしたか? 

 辞書を引いてみると、「久闊(きゅうかつ)」とは、「久しく会わないこと。無沙汰。」
 そして、「久闊を叙する」とは、「久し振りに友情を温める」とあった。

 昨夜、私は二十数年来の友人三人と久闊を叙した。
 私たち四人は道東のとある田舎町の職場で出合った。
 私を筆頭として年齢はバラバラだったが、あの頃はみんな一様に若かった。
 意気投合した四人は仕事に遊びにスクラムを組み、何事にも懸命に取り組んだ。

 ただお酒を飲んで楽しむだけじゃ生産的じゃないと、職務に関する自己研修を自らに課して定期的に集まり、その後で楽しいお酒を飲もうと…。
 その頃、NHK北身放送局が主催する北見-網走間駅伝大会というのがあった。陸上の素養もない素人集団がチームを組んで出場した。もちろん成績はいつも後ろの方を走るだけだった。それなのに4年も続けて出場した。大会の後に楽しいお酒を飲もうと…。

 そんな四人もやがてはそれぞれの転勤によってバラバラとなった。
 いつしか誰からか「また集まって語り合いたいね」と提案があった。
 以来、年に一度定期的に集まり、近況を語り合っている。

 年に一度じゃ寂しいと、この度臨時に集まり久闊を叙したのだ。
 久闊と称するには「けっこう集まっているじゃないか」と指摘されそうだが、私にとってはやっぱり久し振りに友情を温めた機会だったと思っている。

 心おきなく語ることができる仲間との語らいは何にも換え難い。
 楽しい語らいだった。そして再会を約した…。