田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌技能フェスティバル

2008-08-18 20:58:31 | 札幌(圏)探訪
 8月10日、札幌コンベンションセンターで「札幌技能フェスティバル」が開催されていることを知り、ちょっとだけ覗いてきました。
        
        ※ 会場の札幌コンベンションセンターの南入口前です。

 私の最近の休日の行動パターンができつつあるように思います。
 それはまず、興味のある行事やイベントを探すことから始まります。
 興味が湧くイベントなどがあったら、それに参加することを中心にして、近くのウォーキングコースの選定をします。
 次にウォーキングコース上、またはコースから近いところで札幌麺紀行の店を探して、訪れる店を決めるというパターンです。

 この日は、地下鉄東西線で「東札幌」駅まで移動し、技能フェスティバルに参加の後、白石まで移動してスパゲティハウス「ジス・ワン」にてパスタを食し、その後白石サイクリングロードをウォーキングコースとする「ゆめいろ四季彩コース」をウォークしてきました。
        

 さて、技能フェスティバルですが、左官・板金・造園・塗装・表具などなど・・・、さまざまな技能をもった技能士たちが一堂に集まった催しです。
 案内には、「みなさまに『ものづくり』の楽しさやすばらしさを知っていただき、技能に対する関心と理解を深めていただく」とその趣旨が記されていました。
        
        ※ 表具師による畳の表替えの実演の様子です。

 会場で目を惹いたのは、表具師による畳の表替えの様子です。子どもの頃に見て以来久しぶりに見ることができた光景でした。
 また、大工さんによるカンナかけの見事さはいつ見てもプロの技です。
 しかし全体的には子ども向けの体験コーナーが多く、大きな会場の割には規模的にもその一角を使用していただけと、思っていたよりは地味なフェスティバルというのが正直な感想でした。
        
        ※ 丸太切り競争のアトラクションが行われていました。

 日本人の特質の一つである手先の器用さを生かした各種の技能の素晴らしさは世界に冠たるものとも言われてきました。しかし、そうした特質もPC技術が簡単に取って代わる時代になったようです。
 技能者たちにとっては厳しい環境なのだと思いますが、手作りの良さを人々が評価し、技能者たちが誇りを持ちながら技能を継承していける社会となることが必要なのでは、と思いながら会場を後にしました。