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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

前田森林公園「初秋の自然観察会」

2022-09-14 12:04:35 | 環境 & 自然 & 観察会

 相も変らぬネイチャーガイドの石田さんの名ガイドに率いられて初秋の前田森林公園のあちこちを歩き回った。今回のテーマは「種まき準備中」ということで、木々たちはそれぞれに実を付け、子孫繁栄のための準備をしている様を観察して歩いた。

   

 時間がやや経ってしまった。9月11日(日)午前、前田森林公園において「初秋の観察会」が開催され参加した。前田森林公園の観察会が魅力的に思えるのは、何といってもガイドの石田さんの存在である。森林内の植物について非常に博識な上に、ユーモアがあるためにファンも多いようだ。この日も40名近くの参加者があったのではないか。それでも石田さんは声量もある方なので多少離れていてもよくお話が聞こえるのがありがたい。

   

 この日はテーマに沿って、公園内の木々たちが花の季節を終えて、実を付けたところを観察して歩いた。かなり多くの木々を紹介してくれたのだが、その整理に時間が取られてしまった。間違いのない確実なものだけ、写真と共にレポートしたい。

◆カエデ 

  石田さんはカエデの種子を「ヘリコプターの羽」と称していたが、種が木から離れる時の様子が羽がクルクルと回って落ちる様子からそのように表現しているようだ。  

  

  

  ※ カエデの葉のところから鳥が羽を広げたように実が付いています。熟すと葉から離れてヘリコプターの羽根のようクルクルと回りながら飛んでいき、そこで芽を出す仕組みだそうです。

◆オオイタドリ

 虎杖は「いたどり」と書くそうですが、北海道には「虎杖浜」という集落があるが、イタドリがたくさん生えていたところから地名なったのではとの説明だった。ちなみにイチドリは若葉を揉んでつけると血が止まって、痛みを和らげることから「痛取」と書くこともあるという。

  

  ※ オオイタドリは堤防や路傍に背丈高く繁茂している草(雑草?)ですね。

    

◆カンボク

 カンボクは「肝木」とも表記されるが、それは枝葉を煎じた液が止血効果があることからそのように表記されるということだ。

  

  

◆ドイツトウヒ

 別名ヨーロッパトウヒとも呼ばれる木であるが、クリスマスツリーによく使われる木だという。鳩時計の重りはドイツトウヒの種子を模したといわれているそうだ。

  

  

  ※ 写真中央に鳩時計の重りのような種子が見えます。  

◆アズキナシ(ハカリメノキ)

 アズキナシは、果実が小さくアズキ(小豆)ほどの大きさであること、表面にナシのような白色の皮目があるところからそう命名されたそうだ。

 なお、別名のハカリノメノキは、若い枝に目盛りのような皮目があることからそう呼ぶ場合もあるという。   

  

  

◆ボケ

 ガイドの石田氏は「私の木です」と言った後で、木の名前を「ボケ」と紹介して参加者を笑わせた。ボケの実は瓜の形に似ていることから木になる瓜で「木瓜」とも表記されるそうだ。

  

  

◆ヨーロッパクロマツ

 石田氏はヨーロッパクロマツの球果(マツボックリ)をリスが食べ尽くしたものを示してくれた。あの固い球果を噛み砕くリスの歯の強健さに改めて驚いた。 

  

   

  ※ 写真上のようなマツボックリが、リスによって下のように齧られてその中の実を食べているそうです。    

◆アキグミ

 アキグミの実は小さな赤い実であるが、ほかのグミの果実が楕円形なのに対し、アキグミは球形に近い形をしている。食べることはできるが、タンニンを多く含むために強い渋みがあるということだったので試食することはあきらめた。  

  

  

◆キササゲ

 キササゲの果実は非常に目立った。長さ30cmもの細長い実が束になって枝からぶら下がっているので非常に目立った。石田氏によるとその実の中にびっしりと種が詰まっているそうだ。それが時期が来ると殻が弾け一斉に飛び出すそうだ。

  

  

◆イヌリンゴ

 別名「ヒメリンゴ」とも呼ばれるイヌリンゴであるが、公園内では枝が折れんばかりにイヌリンゴが鈴なりに垂れ下がっていた。酸味が強くて人間の食用には適さないが、野生生物たちにとっては格好の食用になっているそうだ。

  

  ※ たわわに実ったイヌリンゴの果実によって枝が垂れ下がっています。

  

◆トチノキ

 一見、クリの実ではと見紛いそうだが、殻がクリと違っていた。トチノキの実は昔、山村などでは栃餅など貴重な食用になっていたようだが、灰汁抜きが大変なために現在は敬遠されているという。トチノキの周りにはたくさんの実が転がっていた。

 なお、トチノキの葉は「掌状複葉」と称して、一枚の葉に深い切れ込みがあり人の掌(てのひら)のように見えることからそう呼ばれているそうだ。そして “複葉”とは言え、実は一枚の葉だそうだ。

  

◆ヒトヨタケ

 林の中に白い妖精(?)のような形をしたキノコが伸びていた。食用に適しているそうだが、名前どおり食に適するのは「一夜(ひとよ)」だけだそうだ。

  

◆プラタナス

 街路樹でよく見かけるプラタナス(スズカケノキ)だが、実が写真のように球状であることは知らなかった。近くの街路樹で観察してみたいと思うが、プラタナスの木が大きく育つのに、実の方は直径3~4cmほどなので果たして見つけることができるかどうか?

  

◆ノブドウ

 ノブドウはヤマブドウとは別種だということだ。実は白色や青色、紫色になるが、調べると白色が本来の色で、青色や紫色は虫が寄生している寄生果らしい。

  

  

◆アロニア

 ベリーなどの一種で、最近は栽培されている方も多いという。黒色に熟した実は生食にはあまり適さず、加工するのが一般的と言われている。

    

◆クルミ

 クルミの実はよく見かけるが木から落ちた時には緑色の外皮に包まれているが、やがて外皮がはがれると濃い渋茶色の固いクルミの実が現われる。あの固いクルミをリスたちは器用に傷つけ中身を食しているという。

  

   

◆スモモ

 私など小さい頃は、夏から秋にかけてよく食した果実であるが、最近の子どもたちはそんなこともないのだろう。スモモの木の周りにはたくさんの落下した果実が散乱していた。

  

  

◆シラカバ

 シラカバは花粉のことが良く報道されたりするが、実の方も大量の実(種子)を木から垂れ下げていて、実が熟してくると中の種が風と共に散乱するという。実際に足元にはシラカバの種が大量に散乱していた。

  

  

  

  ※ シラカバの種子か路上に降り積もるように落ちていました。

◆ツタ

 他の木に寄生して繁殖するツタの木(蔓性)だが、大きな葉の陰に小さな球状の種を作っていた。まだ時期尚早らしく種は緑色だった。

  

  

 以上、とてもたくさんの木や植物の果実や種子の紹介をいただいた。生物たちがさまざまな方法で子孫の繁栄・存続の方法(仕組み)を持っていることを改めて教えられた。今回のレポでは省略するがガイドの石田氏は観察会の途中で、植物(木)たちが「種子散布」の方法にさまざまな方法を用いていることを説いてくれた。すでに知識としては知ってはいたが、改めて植物(木)たちの逞しさを教えられた観察会だった。

 前田森林公園の観察会、興味深く、面白いです !

※ 番外編です。公園内には栽培種であるモモの木が一本だけ植わっており、モモが実を付けていました。石田さんによると公園で植付はしていないという。何かの偶然で生育したようです。

  

  

  

  ※ 立派に実を付けていますね。鳥たちには絶好の餌となるでしょう。


平岡公園春の湿生植物観察ツァー

2022-06-20 14:46:40 | 環境 & 自然 & 観察会

 当たり前と言ってしまえば当たり前の話だが…。前田森林公園や野幌森林公園とは植生がまったく違っていた。私にとっては見るもの、聞くもの全てが新鮮だった。右から聞いて左から忘れていく湿生植物の数々だったが、それでも楽しい観察ツァーだった。

 昨日19日午前、平岡公園管理事務所が主催する「矢部先生と歩くひらおか公園春の湿地観察ツァー」に参加した。物好きにどこにでも出没する私である。

 矢部先生とは、元札幌市立大学の教授で現在は同大学の専門研究員をされている方で、湿地植物の分布特性の解明や湿地の復元・再生の研究をされている湿地のスペシャリストであると紹介があった。

   

   ※ 平岡公園の湿地について説明をする講師の矢部和夫氏です。

 観察会の参加者はここでも女性が中心だったが24~5名の参加者があった。

 平岡公園の湿地は大きく上流湿地と人口湿地の二つに分かれている。平岡公園の敷地の大部分は、以前は水田地帯だったという。その跡地に人工湿地と人工池を造成して今の形にしたそうだが、上流湿地の方は地下水が染み出すところがあり、元々湿潤な環境が保たれていたため、湿地再生は比較的容易だったようだ。一方、人工湿地の方は近くを流れる三里川から水を引いて人工湿地、人工池を造成して、今の姿にしたという。(現在22年目を迎えている)

 私たちはまず上流湿地に導かれ、そこで生育する植物の数々を紹介された。矢部氏からは実に多くの湿生植物を名称を教えていただき、その特性についても説明された。私は懸命にメモを取り、写真に収めることに集中した。しかし、矢部氏の説明を全て記録し、記憶に残すことは不可能だった。また、たくさん撮った写真と植物の名称を一致させる作業も困難を極めた。そこで私なりに自信を持てたものだけ、私自身の記録とするために羅列することにしたい。

   

   ※ まず「上流湿地」に導かれました。

《上流湿地の部》

◇カサスゲ ~葉の部分が昔は傘の原料になったそうだ。   

   

◇ドクゼリ ~文字どおり毒になるセリである。

   

   

◇セリ ~こちらは無毒で食用に適している。

   

◇キショウブ ~外来種

   

   

◇エゾノリュウキンカ ~別名「ヤチブキ」とも呼ばれ食用に適している。私は春に黄色の花を咲かせるところは何度も見たが、このように成長した後に見るのは初めてだった。

   

   

   ※ 通称ヤチブキと称するくらいですから、葉がフキの葉に似てますね。

◇ニホンカワトンボ ~目立たなかったが、トリミングしてみた。あっ!これはもちろん植物ではありませんよ。

      

◇チシマアザミ ~アザミ種の花に特徴がある。

        

◇ミズバショウ ~春に咲く白く仏炎苞に包まれた花(ガク)は可愛いが、今ではこのような巨大な葉になっていました。

   

◇オニシモツケ

   

   

◇サワマタギ ~これは希少種だそうです。

   

   

◇ザゼンソウ ~ザゼンソウもこの時期に見るのは始めたった。ザゼンソウもミズバショウ同様仏炎苞が無くなってしまうと別の植物に見えてくる。

   

◇コウテイテンナンショウ ~別名を「マムシグサ」というが、茎のところがマムシ模様になってい る。

   

◇コンフリ   

   

◇オオアワダチソウ ~外来種だそうだ。

   

◇ハクウンボク(花)

   

   

◇三里川 ~平岡公園の傍を流れる小川です。この川から人口湿地を造成するための水を流入しているそうです。これももちろん植物ではありません!!

   

◇三里川からの水の取り入れ口です。

   

《人工湿地の部》

◇ヘビイチゴ(花・実) ~恐ろしい名前ですが、実は可愛いですね。

   

   

◇ゼンテイカ ~通称:エゾカンゾウとも呼ばれ、湿原などに多く棲息するお馴染みの花です。

   

◇カキツバタ ~今やレッドリストに登録されているそうだ。

   

   

※ ここで雨脚が強くなり、大型の東屋に雨宿りをした。

   

◇ムジナシゲ ~いかにも湿原ぽい光景を表現する植物である。

   

◇ヒツジグサ

   

   

◇イヌイ(花) ~極小の花であるが、よく見るととても鮮やかな花だった。

   

   

◇タイツリスゲ ~別名「ゴウソ」とも言うそうだ。

   

   ※ 実がまるで鯛を釣っているように見えるところから名付けられたそうです。

   

◇ヤチヤナギ ~葉をもんで匂いを嗅ぐとアロマ系の匂いがした。

   

   

 以上、実に多くの湿生植物を教わったが、あるいは私が聞き違えた名前もあったかもしれないことをお断りしておきます。そして、実は掲載した以外にも紹介いただいた植物はたくさんあった。また兄弟種とか、亜種との見分け方についても説明があったが、私が理解できるレベルではなかったので、そのことについてレポすることはしていない。  

 ともかく多くの湿生植物を紹介いただいたが、私が今後個人的に平岡公園に赴いても、教えられた植物の名称をどれだけ言い当てられるかは自信がない。いつかこの種の観察会に参加する心得について触れたことがあるが、何度も何度も同じような紹介をいただく中で徐々に自分のものとしてゆければよいのではないか、と思っている。この日の参加者の中にも同様なことを話されている方がいた。ただし、自分のものとするまでの時間がどれだけ私に残っているのかが問題ではあるが…。


近美の前庭は白い綿毛の海のようです!

2022-06-14 12:25:18 | 環境 & 自然 & 観察会

 いよいよこの季節がやってきた。道立近代美術館の前庭に立つポプラの大樹から大量の綿毛が降り注ぐのだ。その半端ない量はたちまち前庭全体を白く覆い尽くすほどである。私にとっては迷惑な綿毛であるが、これはもうこの時期の風物詩と諦めるほかない…。 

 今朝起きてみると、道立近代美術館の前庭に立つポプラの大樹から白い綿毛が大量に雪のように降り注いでいた。数日前からちらほらとその兆しが見えていたが、いよいよ本格的に降り注ぐ時期となったようだ。

   

 たった1本のポプラの樹であるが、その大きさが規格外(?)である。考えられないほどの大量の綿毛を周りに降り注ぐのである。まあ、ポプラにとっては大切な子孫を増やす行為だから致し方のないことなのだが…。

   

 私は早速、真っ白に染まった近美の庭を撮影しようと向かったのだが、近くを通った保育園児の集団が降り注ぐ綿毛や、地面の落ちた綿毛が風によって舞い上がる様子を見て歓声を上げていた。

 ところが、そのポプラの直下で私たちのボランティアグループ「ブリリアの会」はクサツゲという樹種で「ART」という文字を描いて、維持・管理している。例年そのクサツゲの小さな葉の間にたくさんの綿毛が絡まり苦慮していた。そこで数年前から「ART」文字全体を不織布で覆って綿毛から守るようにしている。(自称:防綿毛ネット)今年もつい10日ほど前に不織布で覆ったところだったので、まさにジャストタイミングだった。これから綿毛が降り注ぐのが終わる7月中旬くらいまで不織布で覆った状態しておく予定である。

      

      ※ 綿毛が降らないときは、子のような状態なのですが…。

    

    ※ 現在はこうして防綿毛ネットで覆い、綿毛が絡みつくのを防いでいます。

 そういう意味では私たちにとって迷惑なポプラの綿毛であるが、前述したようにポプラにとっては大切な子孫を増やそうとする行為である。ポプラが近代美術館の前庭に存在するかぎり、季節の風物詩として付き合っていきたいと思っている。


前田森林公園「初夏の自然観察会」

2022-06-13 17:10:31 | 環境 & 自然 & 観察会

 今回で3回目となる前田森林公園での観察会である。今回もまたガイドの方の豊富な知識とユーモアあふれる案内で楽しく初夏の前田森林公園を巡って歩いた。

                      

 昨日、6月12日(日)「初夏の自然観察会」と銘打って前田森林公園で活動する凹凸クラブ主催の観察会が開催され、参加した。今回のテーマは「花見は続くよ、もう少し」というもので、初夏に花を付ける木々をあれこれと紹介いただいた。

 ガイドしてくれる方は、おそらく凹凸クラブを主宰されている方だと思われるが、いつもの石田さんという方だった。石田さんはとても博識の方で、非常に植物に詳しい方であるうえ、ユーモア精神も十分で、さらに声の大きいのも野外のガイドに適された方である。

 以下、紹介いただいたこの時期に花を付けた木々をレポートしていくことにする。

◆ハマナス

   

    ※ 白いハマナスの奥に、野生種の赤いハマナスの花も見えます。

   

 ハマナスの自然種は花の色が赤色であるが、公園内のハマナスの花は白色だった。これは園芸用に品種改良された種だということだ。

◆ギンフミズキ

   

   

   ※ 散り遅れたギンフミズキの花が残っていました。

 ガイドが呼び方は「ギンフ‐ミズキ」と呼ぶと教えてくれた。花の時期は過ぎていて、ようやく散り残った一輪を写すことができた。

◆ハリエンジュ(ニセアカシア)

   

   ※ ハリエンジュ(ニセアカシア)の花は今が盛りと咲いていました。

   

   

 いわゆる札幌に多いニセアカシアのことである。白い花は甘い香りがして、天ぷらにも向いているとのことである。ところでニセアカシアのことであるが、明治時代に輸入されたときに、葉の様子がアカシアの葉に似ていたために当初はアカシアと呼ばれていたようである。しかし、本当のアカシアは黄色い花を付け、北海道のような寒い地域には適さない種であるそうだ。ちなみにアカシアはミモザとも称され、百合が原公園の温室などで見ることができる。

◆コナラ

   

   ※ コナラの葉はスッと細く見えたのですが…。

   

◆ミズナラ

   

   

 この二つの種は近種であり二本の木が隣り合って立っていた。ガイドは「どこに違いがあるか?」と問いかけた。二つの違いは葉の形状がコナラの方が全体に小さいように思えた。ガイドは「それも正解の一つだが、他にコナラは葉の付け根の葉柄が長い、という説明だったが良くは分からなかった。

◆オニヅタ(ナツヅタ)

   

   

   ※ オニヅタの茎の一部が吸盤のようにヤマモミジの幹に吸い付いています。

   

 寄生する木に吸盤のようなもので巻き付き成長するという。非常に大きな葉で、やがては寄生する木を覆い枯らせてしまうという。オニヅタに取りつかれたヤマモミジがかわいそうである。

◆シラカバ&毒蛾

  

  ※ まるでソーセージのようなシラカバの種子です。 

  

 シラカバの種を観察している時、ガイドがシラカバの葉に停まっていた毒蛾を見つけた。人間の刺されると肌が荒れるという。

◆イボタノキ

   

   

 ライラックを挿し木で増やす場合の親木(親株?)になるのがイボタノキだそうだが、そのライラックが上手く育たなかった場合には、イボタノキが成長するそうだ。このイボタノキはそうして成長した木だという。

◆ムクゲ

   

   

 白い花が終わりの時期を迎えていた。

◆タニウツギ

   

   

 登山の時によく山間部で見かけるピンク色が鮮やかな花木である。

◆バイカウツギ

   

   

   

   ※ 非常にたくさんの方々の参加があった観察会でした。

 白い花がちょうど最盛期を迎えていて、きれいだった。

 このほかにも紹介いただいた花があったが、盛りを過ぎていたり、まだ蕾だったりしたこともあり省略した。

 観察会はいつも盛況で、この日も50人近くの参加者がいたのではないだろうか?ガイドの石田さんの名ガイド故であろうと思われる。私も石田さんの素晴らしいガイドに感服している。季節の移り変わり毎に開催される観察会にこれからも出かけてみたいと考えている。


野幌森林公園 オオバナノエンレイソウは花盛り

2022-05-15 12:22:45 | 環境 & 自然 & 観察会

 ニリンソウやヒトリシズカなどの花が目立ち、前日の盤渓市民の森と大差ないように思えたが、その中で目立ったのがオオバナノエンレイソウの白い大きな花の群落だった。その他もさまざまな木本について学ぶことが多かった。

       

      ※ 野幌森林公園の全体図です。この日の観察会では中央線の一部を歩いただけでした。

 昨日は野幌森林公園と北海道ボランティアレンジャー協議会の共催による「春のありがとう観察会」があり参加した。「春のありがとう…」とは、公園内のゴミ拾いを兼ねながらの観察会ということのようである。しかし、公園を利用する方々のマナーが向上したためだろう、ゴミはほとんど見当たらなかった。

 ボランティアレンジャー協議会主催の観察会は、ガイドの方が多いために小さなグループで観察することができ、ガイドの方と親しく会話ができることが大きなメリットである。この日も私はもう一人の男性の方と二人でガイドの説明を聞くことができた。そうした中で得ることのできた新しい知識を記録しておきたい。

 まず、◇フキノトウ(アキタブキ)が成長して、雌花は大きく育ち、役目を終えた雄花は打ちひしがれたように小さく目立たない姿になっていた。

   

   ※ フキノトウ(アキタブキ)の雌花です。受粉を終えて大きく伸びていました。

   

   ※ フキノトウの雄花ですが、花粉を雌花に与えてお役御免で萎れかかったいました。 

 続いてこの日の大きな収穫は、野幌森林公園は北広島市の方から続く「野幌丘陵」の一部であることが説明された。野幌丘陵は粘土質の土質で表土が30 cm前後だという。そのために強風が吹くと倒木する木が多いということだ。以前から「野幌森林公園内では倒れた木が異常に多いなぁ」と思っていたのだが、その疑問が氷解した思いである。

 森林内の山野草の花たちは前日の「盤渓市民の森」とそう変わりはなく、◇ニリンソウ◇タチツボスミレ◇ヒトリシズカなどが咲き誇っていた。その中で、◇マイヅルソウ◇クルマバソウが花の初期を迎えていた。このあたりは「盤渓市民の森」より標高が低いことから花の時期が若干早くなっているようだった。

   

   ※ ニリンソウ

   

   ※ オオタチツボスミレ

   

   ※ いかにも楚々としたヒトリシズカです。しかし、実際には群生していることが多く、その様はニギワイシズカといった様相です。

   

   ※ 特異な葉の形をしたマイヅルソウです。(全日の盤渓市民の森よりは標高が低いこともあり、花が蕾をもっていました。これが時と共に白い小さな花となります)

   

   ※ クルマバソウも盤渓市民の森よりは成長が早いようです。

 そうした中で、圧倒的に目立っていたのが◇オオバナノエンレイソウだった。白い大きな花が至るところに咲き誇り存在感を辺りに振り撒いていた。ちょうど花盛りの時期だったのだと思われる。

   ※ オオバナノエンレイソウの競演です。

   

   

   

   

 その他ではツル性の木本として◇ツルウメモドキ◇ヤマブドウ◇コクワのツルがちょうど見本のように三本並んでいた。しかし、その違いについてはガイドの方も詳しくはなかったようだった。

 他には、◇アカイタヤ◇ハイイヌガヤ◇キタコブシなどの花を紹介いただいた。

   

   ※ アカイタヤの花です。

   

   ※ アカイタヤの新葉です、赤い色の葉が春紅葉を演出します。

   

   ※ ハイイヌガヤの雄花です。花に触ると花粉がワッと飛び散りました。

   

   ※ ふれあい交流館の前に散り忘れたようにキタコブシの花が咲いていました。

 その他にも紹介いただいた木本や山野草があったのだが、自信をもって掲載できないので省略することにしたい。

   

   ※ 私がサンカヨウの葉と間違えたミミコウモリの葉です。

   

   ※ バイケイソウも大きく育っていました。やがて先端に薄緑色の花を付けるそうです。

 前述したように少人数にガイドが付いてくれる親切な観察会なのだが、時間が1時間程度と短いことである。野幌森林公園までの往復に90分程度を要する私としてはコストパフォーマンスが悪い観察会である。今後もできれば参加したいとは思っているのだが…。


サンカヨウを求めて 盤渓市民の森トレッキング

2022-05-14 15:48:32 | 環境 & 自然 & 観察会

 タイミング的には「やや早かったかな?」といった印象だったが、多くの山野草の花たちに接することができ充実のトレッキングだった。それにしても同じ森の中で、場所を違えるとずいぶん様相が違ってしまったのはどうしてだろう?

   

   ※ いつもの「盤渓市民の森」の入口です。鎖の下でニリンソウが迎えてくれています。

   

   ※ 森の中は新春の若い緑に覆われていました。

   

   ※ 私はこの日は主として南側の散策路を歩きました。

 昨年は5回も通い詰めて、ようやくサンカヨウの開花を目にすることができたのだが、 今年はじーっとタイミングを図っていた。実は8日(日)にも市民の森まで行ったのだが、入口付近の山野草の様子を見て時期尚早と判断して引き返していた。そこで昨日、満を持して出かけてみた。すると、入口のところでニリンソウに歓迎されたことで期待が高まり、市民の森の奥へと足を進めた。

   

    ※ 入口で迎えてくれたニリンソウです。

 私が昨春サンカヨウの群落に出会ったのは盤渓市民の森の南側の最奥部である。そこへ向かってのトレッキングを開始した。すると散策路上にはたくさんの春の山野草が顔を出してくれた。◇タチツボスミレ◇フッキソウ◇ニリンソウ◇サンリンソウ◇ヒトリシズカ◇エンレイソウ、そしてすでに花の時期は終わったと思われていた◇エゾエンゴサクまで顔を出してくれた。   

   

   ※ 淡い薄紫色が爽やかなタチツボスミレです。(下の写真も)

   

    

   ※ フッキソウが花の時期を迎えていました。(下の写真も)

      

   

   ※ よく見ると、ニリンソウではなくサンリンソウでした。

   

   

   ※ サンリンソウをよく見てみると、葉の上に小さな葉柄が出ています。(ニリンソウにはそれがない)

   

           ※  こちらはどちらか分かりませんが、散策路の両脇を覆っています。

    

   ※ ヒトリシズカを大写ししました。普通に撮った写真が見つかりませんでした。

   

   ※ 森の最奥部では、このエンレイソウが最盛期を迎えていました。

    

   

   ※ エンレイソウとともに最奥部ではこのエゾエンゴサクが盛んに咲いていました。

         

 そしてなんと目的の場所に着くはるか前になんと目的の◇サンカヨウが路傍に咲いているのを発見した。これには正直言って驚いた。さらにはたった一輪だったが、あの淡い薄紫色がなんとも言えない◇シラネアオイまで見つけることができた。

   

   ※ 散策路の思わぬところで出会ったサンカヨウです。

   

   

    ※ この日唯一目にしたシラネアオイです。   

   

   ※ このカタツムリはエゾマイマイでしょうか?

 森の奥部へどんどんと進み、標高もかなり高くなった。するとそれまで少なかったエゾエンゴサクやエンレイソウが辺り一面に咲いていた。私はちょっと嫌な気分になった。というのも、エゾエンゴサクは春早くに咲く花である。最奥部はまだサンカヨウの花が咲く時期にはなっていないのではないだろうかと…。

 悪い予感は当たった。喘ぎあえぎ最奥部の群落があったところまでやってきたものの、サンカヨウの葉はたくさん目に入るもののほとんどは花を付けてはいなかった。「やはり早かったか…」と残念な思いだった。

   

   ※ 昨年見つけた群落で唯一見つけたサンカヨウの小さな花です。他は全て蕾か葉だけでした。

   

   

 花のないサンカヨウの傍に長居は無用である。残念な思いを引きずりながら、私は周回コースを先に進んだ。すると!群落のところからそれほど行かないところでなあ~んとサンカヨウが数輪かたまって花を付けているではないか!私は喜んでカメラのシャッターを切りまくった。昨年見た群落のところでサンカヨウの花は見ることができなかったが、代わりのところで見ることができたことを感謝した私だった。

   

   ※ 思わぬところで出会ったサンカヨウの花です。

   

   ※ サンカヨウの花の魅力は雨に濡れると花びらが透明になるところです。

   

   

   ※ 写真のようにサンカヨウが固まって咲いていました。    

 さて、問題はその後である。私は最奥部に至るまでに唯一目にしたシラネアオイをもっと見たいとの思いで、森の中を進んだ。ところが森の散策路の様相が一変したのだ。私が森の最奥部に至るまでは比較的森の南側の散策路を歩いてきた。そこはけっして南斜面ということではなかったのだが、たくさんの山野草の花に出会った。帰路は森の中心部の散策路を下った。すると散策路の様相が一変してしまったのだ。まったく面白みに欠けた散策路だった。山野草の花はほとんど見かけることがなかったのだ。見かけた山野草といえば、花が付く前のマイヅルソウやクルマバソウの類くらいで、シラネアオイなど欠片も見ることができなかった。

   

   ※ クルマバソウの花はまだ蕾状態でした。

 この原因は何なのだろうか?あるいは周りの森林に陽光を遮られるために山野草が生育しづらい環境になっているということだろうか?専門的なことはよく分からないが、同じ市民の森の中でこれほど生育している山野草に違いがあることを今回改めて教えられた思いである。

 ちょっと山オヤジさんが怖いけど(この日も鈴2個を持参していた)私にとってホームゲレンデでもある「盤渓市民の森」にこれからも出来るかぎり出かけたいと思っている。


前田森林公園「春の自然観察会」

2022-05-09 10:04:45 | 環境 & 自然 & 観察会

 今回の観察会はガイドの方が言うように「お花見観察会」の様相を呈した観察会だった。ギョイコウ(御衣黄)、チシマ(千島)、カンザン(関山)、シダレ(枝垂)、カスミ(霞)といったサクラがちょうど見ごろを迎えて、楽しい観察会だった。

   

 昨日8日(日)午前、昨年の10月、12月に続いて3度目となる「前田森林公園凹凸(でこぼこ)クラブ」主催の「春の自然観察会」に参加した。この凹凸クラブの観察会は何といっても専任ガイド役(?)の石田哲也氏の存在が大きい。豊富な知識とユーモア溢れるガイドぶりが大きな魅力である。今回も楽しく大いに勉強させていただいた。

   

 まずはリード文でも触れたとおり、サクラのお花見である。

◇ギョイコウ(御衣黄)サクラ

 サクラというとその花びらは薄赤色やピンク色など紅色系が主であるが、薄緑色の花びらをした「御衣黄(ギョイコウ)」を紹介された。紅色系でないサクラとしてはギョイコウの他に黄色系のウコンサクラがあるそうだ。(八重)

   

   

   

◇チシマ(千島)ザクラ

 チシマザクラは他のサクラの木と違い、背丈が高くならずに枝が広がる性質があるそうだ。もっとも育て方によって上へも伸びることもあるそうだが…。(一重)

   

   

◇カンザン(関山)ザクラ

 典型的な紅系の八重桜である。満開はもう少し先になるようだった。

   

   

◇ヤエシダレ(八重枝垂)ザクラ

 前田森林公園では唯一のシダレザクラだそうで、年数は10年程度の若い木だという。なぜ枝が枝垂れるかというと、植物細胞のセルロースやリグニンの働きが他の木と違うことによるそうだ。

   

        

◇カスミ(霞)ザクラ

   

   

 我が国の代表的なサクラとして有名なソメイヨシノは人為的な交配によって生まれた栽培品種であることは有名である。本来の基本野生種は我が国には10~11種といわれているそうだが、この「カスミザクラ」はその基本野生種の一つだそうだ。(一重)

◇サクランボ(セイヨウミザクラ)

 サクランボの花も見頃だった。サクランボもバラ科のサクラ属なので、お花見の一つに加えた。

   

   

◇スモモ

 スモモもまたバラ科サクラ属である。なるほど花をよく見ると、さくらの花びらと酷似しているように見える。

   

   

 このほか、サクラ属以外の木の花や種などについても説明を受けたが、いずれもが写真的に地味だったこともあり今回は割愛することにしたい。

 最後に、今回は幸運にもアカゲラが私たちの前に姿を現してくれた。眼前に、というわけにはいかなかったが肉眼で十分に観察でき、しかもかなりの時間滞在してくれた。安価なコンデジの望遠をいっぱいに引っ張って撮り、それを思いっきりトリミングしたものを掲載することにした。

   

   

 満足、満足の「お花見観察会」だったが、凹凸クラブの観察会は今後も続く。継続して参加してみようかな?と思っている。


「小金湯さくらの森」へ行ってきました

2022-05-07 17:58:19 | 環境 & 自然 & 観察会

 新聞記事に触発されて定山渓温泉に近い「小金湯さくらの森」に行ってきたのですが、期待はちょっと裏切られたかも?満開の木も一部はあったが、多くは時期尚早という感じだった…。

 北海道新聞の「さっぽろ十区(トーク)」の中で、連載コラムを担当している気象予報士の菅井貴子さんがコラムの中で、「標高が230mを超える小金湯さくらの森は、ちょうど今が見頃かもしれません」と書いていたのを読み、特に予定がなかったこともあり昨日(6日)午後、車を走らせてみた。

   

   ※ 逆光のため読みにくいですが「小金湯さくらの森」という立派な標石に歓迎されて入園です。

 私と同じように触発された方がいたのだろうか?けっこう多くの人が訪れていた。ところが!!期待は見事に外れた!と言えるだろう…。

   

   ※ 6日は平日でしたが、思いのほかたくさんの車が駐車していました。

 「小金湯さくらの森」は2016年にオープンしたばかりで、2年前にも訪れたことがあるが、全体が若木ばかりで本格的にサクラの花を楽しめるにはしばらくかかるのではと思われたのだが、今回行ってみても全体的に「まだ、まだ」という感じだった。

   

  ※ 公園全体の案内板です。右端に駐車場、そしてセンターハウスがありその奥にさくらの森が広がっています。

   

   ※ センターハウスのところからさくらの森全体を一望した図です。   

 確かにチシマザクラ(千島桜)、クナシリヨウコウ(国後陽紅)、エゾヤマザクラ〈蝦夷山桜)、ソメイヨシノ(染井吉野)の一部は満開だったが、全体的にはまだこれからという感じだった。というのも、サクラの森全体は主としてエゾヤマザクラが主として植えられているが、サクラの森の中央部にはフゲンゾウ(普賢象)、アマノガワ(天の川)、イトククリ(糸括)、ギョイコウ(御衣黄)、ウコン(鬱金)、ナデン(南殿、奈天)といった、私には珍しいと思われる種が植わっているのだが、説明板を読むと全てが5月中旬から下旬が花時と書かれていて、全てがまだ固い蕾の状態だった。そして例え花時が来たとしても、木が若いだけに花を楽しむにはまだまだという感じで、本当に楽しめるのは子どもの世代?あるいは孫の世代かな?というのが正直な印象である。

   

   ※ チシマザクラです。別名「エトロフザクラ」とも呼ぶそうです。

   

   ※ クナシリコウヨウという種です。チシマザクラから選抜された濃い紅色が特色の品種だということです。

   

   ※ エゾヤマザクラです。(下の写真も)公園全体ではやはりこの種が多かったようです。

   

   

   ※ ご存じソメイヨシノです。ちょうど花時といった感じで、菅井さんの予想は当たっていた?

 上述しましたが公園内には、フゲンゾウ、アマノガワ、イトククリ、ギョイコウ、ウコン、ナデンという種が説明板と共に植えられていたが、それを読むといずれもが花時が5月中旬から下旬ということで、いずれもがつぼみ状態だった。つぼみ状態の写真を列挙してもつまらないと考え、代表して「アマノガワ」という種の木のみ掲載することとします。なお、説明板を読むと、これらの種のほとんどは東京・荒川周辺で栽培されていた種だということだった。

   

   ※ つぼみ状態のアマノガワという種です。

   

   ※ 小金湯さくらの森を最も高いところから公園全体を見たところです。

   

   ※ この日は高温になったこともあり、写真のように寛ぐ親子の姿もありました。

 代わり、帰路の途中「十五島公園」の近くの民家の庭でソメイヨシノが満開の時を迎えていたので、それを撮ってきた。

   

   ※ この写真2枚は、十五島公園近くの民家の庭に植わっていたソメイヨシノです。

   

 併せて、私が札幌市内では最も鮮やかだと思っている中島公園のサクラを5月2日に撮っていたので、それも今年の記念として掲載しておくことにしたい。

   

   ※ 満開にはやや早かった中島公園のシダレザクラです。(下も同じ写真です)

         

   

   ※ こちらも満開にもう一息といった感じの中島公園のソメイヨシノの回廊です。   

   


「春の北大構内」観察会

2022-04-30 12:34:50 | 環境 & 自然 & 観察会

 8日ぶりの自然観察会は自然の移り変わりの速さを実感させてくれた。エゾエンゴサクが、バイケイソウが、エゾノトリカブトが、8日前とは場所は違えども大きく成長していた。そしてこの日の成果は、キバナノアマアがスプリングエフェメラル(春の妖精)の一つだと知ったこと。そしてタンポポに「帯花」という変異種があることを知ったことだった。

 昨日(29日)午前、北海道自然観察協議会主催「春の北大構内」観察会に参加した。どこの観察会も女性の参加者が目立つが、この日は都心に近いということもあってだろうか?ざっと見て6~70人の参加者がいたように思えたが、そのうち実に9割は女性の方のように思えるほど、女性パワー炸裂の観察会だった。

   

 さて、私は8日前の4月21日に野幌森林公園の「春の花を見つけよう」観察会に参加したが、植物達の様子はその間しっかりと成長を遂げていた。

 エゾエンゴサクは今が盛りのようで、群生して花の競演を演じていた。

   

   

   ※ どうも私のカメラでは接写をするとピントが甘くなってしまうようです。

 バイケイソウは8日前には固く葉を閉じていたのに、大きく葉を開き存在感を示していた。写真は撮らなかったがオオウバユリの葉も光沢ある葉を広げていた。

   

   ※ 大きく育ったバイケイソウです。毒草だそうです。

 また、猛毒で知られるエゾノトリカブトも背丈を伸ばし、妖しく立っていた。

   

   ※ エゾノトリカブトも妖しく成長していました。

 8日前の観察会ではまだ目にすることができなかったニリンソウ、アズマイチゲ、オオバナノエンレイソウなどの花も数輪目にすることができ、これからはこれらの花たちが山野において主役に躍り出るであろうと予感させられた。

   

   ※ この日はまだ一輪でしたが、これから二輪の花を群生してくれるはずです。

   

   ※ キバナノアマナの間に咲く純白のアズマイチゲです。

   

   ※ 北大の校章にもなっているオオバナノエンレイソウです。

 講師(ガイド)の佐野氏は専門は木本の方のようで木について詳しく説明されたが、私は木本に弱く、あまり熱心に聞いてはいなかったのだが、それでもブナの木の若葉、カエデの真っ赤の春芽、ハリギリ、ハンノキ、カツラなどを教えていただいたが、まだ自信をもって見分けることが未だにできていない。

    

   ※ 札幌地方では自生しないブナの若葉です。

   

   ※ ブナの木肌と若葉です。

   

   ※ カエデの赤く染まった春芽です。(下の写真も)

   

   

   ※ 構内の中央ローンを流れるサクシュコトニ川です。真ん中に聳える木はハリギリです。  

   

   ※ 同じくハリギリです。キハダに特徴があります。

    

   ※ サクシュコトニ川の傍に立つハンノキま若葉です。下の写真はハンノキの全体像です。

       

   

   ※ 葉の形に特徴があるカツラの若葉です。下はカツラの木の全体像です。

         

 北大構内を歩く中、満開の時期を迎えたサクラの木があった。それはとても鮮やかだったが、近寄ると桜の花びらが丸いボールのように固まって咲いていて、私も初めて見るサクラの花だった。ガイドの方はその種の同定に迷っていたようだが、一応エゾヤマザクラではないかということだった。

   

   

 今回の観察会の成果としては、前述したようにキバナノアマアを初めて目にしたこと(いや、これまでは見れども見えずだったかも…)、また、タンポポの帯花という変種を初めて見ることができたことだった。

   

   

   

    ※ この帯花は同じ茎に花を二輪、三輪と付けています。

   

 それにしても北海道大学の構内は自然がいっぱいである。私たちのこの日歩いたコースも北大構内の一部に過ぎない。こうした豊かな自然が都心に近いところに存在することが貴重である。それがまた市民に開放されていることは札幌市民にとって幸せなことである。この僥倖がこれからも続いていくよう、私たち一人ひとりがマナーを遵守しながらお邪魔したいものである。

   ※ 北大構内の別のところで目にした満開のサクラの花です。

   

   


マクンベツ湿原のミズバショウ

2022-04-27 15:55:09 | 環境 & 自然 & 観察会

 石狩市郊外のマクンベツ(真勳別)湿原のミズバショウは私がこれまで見たミズバショウの中では最も広大な群落と思えた。純白の仏炎苞が湿原の中に清楚な香りを振り撒いているように映った。そして幻のあのミズバショウが!

   

   ※ マクンベツ湿原の入口です。木道は石狩川に向かって真っすぐに伸びています。

 ブログ友のsyokannさんから「マクンベツ湿原のミズバショウは今が盛りで、そのうえ幻のハゴロモミズバショウ(羽衣水芭蕉)を目撃した!」という情報を得て、昨日(26日)駆け付けてみた。マクンベツ湿原は、石狩川の河口近くに広がる湿地帯である。

 午前10時ころ現地に着いたのだが、先客が数組あったくらいでそれほどの混雑ではなかった。湿原には石狩川の水辺に向かって真っすぐの木道が敷設されていた。

   

 木道に入るとすぐにミズバショウの群落が広がっていた。その規模が大きい!おそらく私がこれまでに見たミズバショウの群落の中で最大ではないかと思えた。syokannさんからの情報どおり、今が最盛期と思われるほど純白の仏炎苞も大きく生育していた。

   

   

      

   

   

 私の今回の目的は、マクンベツ湿原のミズバショウの群落を見ることと、その群落の中から見ることができるというハゴロモミズバショウを目撃することだった。

 ハゴロモミズバショウ(羽衣水芭蕉)とは、マクンベツ湿原において研究者がミズバショウの仏炎苞に包まれた中心にある円筒状の部分に黄色い花が多数集まった肉穂花序があるが、その肉穂花序に仏炎苞に似た質の白い付属片が付いている個体群を発見したそうだ。この変異型が一過性の奇形ではなく、複数の地域に広がっていることが分かり、新品種として「ハゴロモミズバショウ」と命名されたようだ。

 私は妻と一緒に目を皿のようにして一つ一つのミズバショウを肉穂花序に白い付属片が付いていないか探し歩いた。目が届く範囲を隈なく探したがなかなか見つけることが出来なかった。そのうちに木道の端に着いてしまい、眼前には石狩川の大きな流れが広がっていた。

   

   ※ 雪解け水のため水量豊かに流れる石狩川です。

 木道を折り返して戻る際にも、私たちは一つ一つの肉穂花序を丁寧に見つめ続けた。なかなか見つからず、諦めかけた時に一つの肉穂花序の下の方に白いものを認めることができた。syokannさんの写真ほど白い付属片がたくさん付いてはいなかったが、その後にも同じような株を2株見つけることができ、間違いなく「ハゴロモミズバショウ」であると確信した。

   

  ※ よ~く見てください。写真真ん中の肉穂花序の白いものが付いています。下の写真ではそれがはっきりと…。

   

   

 見つけた株はいずれも木道からは離れたところだったため、私のカメラでは小さくしか写らなかったために、「ハゴロモミズバショウ」の写真だけはトリミングして掲載することにした。

 1時間程度の探索劇だったが、貴重な花を探すことはけっこう心楽しいことだな、という新たな発見があった。