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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スノーシュー in 丸山遠見

2020-03-01 17:07:53 | スノーシュートレック & スノーハイク

 丸山遠見は標高わずか327mの小さな山である。しかし周りに大きな山がないことから山頂に立つ「丸山遠見望楼」からの眺望が抜群であるという。快晴に恵まれたこの日、期待を抱きながら山頂を目ざした。しかし…。

   

 

 この日(2月28日)、「七条大滝」を往復した私は車の中で15分ほど休憩を取った後、次の目標である「丸山遠見」を目ざした。「丸山遠見」は国道を隔ててちょうど反対側に位置するために、幸いなことに車は同じ駐車場に置いてスタートすることができた。

 丸山遠見に向かう「第2縦断林道」の入口は、国道が苫小牧と伊達に向かう交差点のところからわずかに東寄りのところにある。この日私より早く入った先行者のスノーシューの跡があったので、私もスノーシューを装着しスタートした。

   

   ※ 第二縦断林道の入口です。

 林道は緩やかな針葉樹林帯の上りが延々と続く単調なルートだった。私はただただ先行者のスノーシューの跡を辿ればよかった。スタートから25分後「丸山7号線林道」と交差した。ここからコースは右折して「丸山7号林道」を辿るようになっている。ところが先行者のスノーシュー跡は林道を外れて真っ直ぐ進んでいた。どうやら先行者はコースをショートカットして真っすぐ「丸山遠見」を目ざしたようだ。私は迷ったが、ガイドブックが示す通り遠巻きにはなるが林道を往くことにした。

   

※ 林道内はご覧のように針葉樹林帯となっており、スノーモービルの走った跡がついていました。

 林道の様子は変わらない。晴天なのに林道内は針葉樹に遮られて暗い感じがする中を淡々と進んだ。先行者のスノーシューの跡はなくなったが、数日前に通ったであろうスノーモービルが走った跡が残っていた。大きく迂回した「丸山7号林道」を約35分かけて「遠見林道」入口に差し掛かった。その時「望楼登上不可」という嫌な立て看板が立っているのに気づいた。

   

   ※ 丸山5号林道の後半には徐々に林の様子が疎になってきました。

   

   ※ 遠見林道の入口です。丸山遠見への道標とともに、右には「望楼登上不可」の立て札が。

   

   ※ その立て札には登上不可の理由が書かれてありました。

 「遠見林道」に入ると生えている樹木の密度が疎になり、太陽の光が届くようになった。するとこれがやっかいだった。太陽に光を受けた雪は水分を含み、それがスノーシューの裏面に張り付くようになったのだ。こうなるとスノーシューは重くなり、歩きにくいことこのうえない。その上、斜度もこれまでよりは急になり始めた。私の歩くスピードがガクンと落ちた。疲労もけっこう溜まっていた。

   

   ※ 丸山遠見へ向かう坂道を上る私のスノーシューの跡です。

   

   ※ コースの脇は雪が消え、春の気配も漂っていました。

 しかし、樹木の生えている状況が疎になったこともあって、林間から遠景が見え隠れするようになり、山頂での眺望の期待が高まった。

   

   ※ 前方の小高い丘の上が「丸山遠見」の山頂です。

 「丸山遠見」の山頂は周りからポコンと頭を出すようにしてあった。その頭の部分を左に巻くようにして登りきると、そこにカラマツで作られた高さ13mの望楼が建っていた。

   

   ※ 山頂に向かい山腹の左側を巻くように進みます。

   

   ※ 「丸山遠見」山頂に聳えていた「丸山遠見望楼」です。

 しかし!その望楼の前にはやはり「望楼登上不可」の看板が立ち、階段のところにはコンパネが打ち付けられていて、階段を上ることができないようになっていた。ガーン!望楼に上らなければ周りの立木に遮られて眺望は半減である。ガッカリしたがなす術はない。望楼内はガラス張りと聞いていたので、そこでゆっくり昼食でもと考えていたが、それも叶わなかった。諦めきれず15分も佇んでいただろうか?しかたなく下山することにした。下山は登ってきたルートではなく、かなり短くなる「丸山8号線林道」にスノーシュー跡が見えたので、そこを下りることにした。

   

   ※ 望楼の階段上り口は写真のようにコンパネで覆われ、登上出来ません。

   

   ※ 山頂からでは立木が邪魔になり十分な眺望が得られませんでした。

   

   

   ※ 山頂直下、左手が上ってきたルートで、左側へ進むと「丸山8号線林道」です。

 こちらはスノーモービルの跡などなく、柔らかな雪が積もっていたが、時間が正午過ぎとあって気温が高くなっていたこともあり、スノーシューの裏に張り付く雪がますます酷くなり疲れた体を鞭打った。それでもおよそ25分で国道まで下りることができた。しかし、そこから駐車場まで国道脇を進むわけにもいかず、国道と並行して走っているサイクリングロードを進んだ。ところがこのサイクリングロードは林道内よりさらに雪の状態が酷かった。もうスノーシューを付けていては歩くのもままならなくなったので、スノーシューを脱いだところ、今度はツボ足がずぼずぼと埋まる状態となった。

   

   ※ 「丸山8号線林道」はご覧のようにあまり人が通っていない感じでした。

   

   ※ 本来なら反対側からチェーンと共に国道を写すのがベストなのですが、疲労していた

    私はそこまで気が回りませんでした。

 「丸山遠見望楼」は登上禁止、雪は水分を吸ってスノーシューに張り付き、と散々な思いをしながら「丸山遠見」スノーシュートレッキングを終えた。

 ガイドブックでは、「丸山遠見望楼」は周囲の森林火災の予防を目的に明治中期に建てられたのが最初で、現在のものは第4代目だそうだ。登上禁止措置は階段の一部が倒壊したためだという。私が見た限りではそれほど大きな倒壊とは思われなかった。一日も早く修復して利用を再開してほしいと思う。


スノーシュー in 七条大滝

2020-02-29 18:02:19 | スノーシュートレック & スノーハイク

 ビジターセンターのスタッフからは「ちょっと時期が遅いかもしれない」とアドバイスされたが、やはりアドバイスどおりだったようだ。自慢の氷柱はやや後退し、期待したほどではなかったが、それなりに満足した七条大滝の氷瀑だった。   

 鈴木正道北海道知事が新型コロナウィルスの蔓延を押さえるべく「緊急事態宣言」を発し、「週末の外出は控えてほしい」と呼びかけられたのだが、その要請に目をつぶって今日もまた支笏湖周辺を彷徨し、「七条大滝」と「円山遠見」のスノーシューフィールド歩き回ってきた。人と出合う可能性が低かったこと、そして結果として誰とも出会うことなく帰ってきたのでご容赦いただきたい。

 私が「七条大滝」の存在を知ったのは二日前である。一昨日、伊達市大滝地区へ行った帰りに支笏湖のビジターセンターに寄り、情報を収集しようとしたところ、スタッフの方から「七条大滝」の存在を教えていただいた。その際、写真を見せたくれたのだが、それは2月初めのもので「今年はもう氷は後退していています」と言われた。私は「じゃ、来年にでも」と言いながらパンフレットをいただいた。

 帰宅して考えた。自分の体力からいって“来年”はあるのだろうか?と考えた。意欲がある今年のうちに行ってこよう!と思い直したのだった。

   

 今日は天気予報も良かったので午前7時に自宅を出、8時20分ビジターセンターで教えられた支笏湖から苫小牧に向かう国道276号線上に設けられた駐車場に車を停めた。

   

   ※ 朝早かったこともあり、広い駐車場には私の車だけでした。

 国道を横断し、「第一縦断林道」に入った。林道は大型の車が数日前に通ったようで雪が固まった上に昨日の雪が載っている状態だったので、スノーシューは装着せず手に持ったまま進んだ。

   

   ※ 「第一縦断林道」の入口です。

   

   ※ 林道はご覧のように大型の車のタイヤ跡がありました。

   

   ※ この足痕はキタキツネのものと思われます。

   

   ※ こちらはエゾユキウサギ?

 スタートから40分後、「鳥柵舞林道」との分岐点に至り、そこを右折して進んだ。分岐点から進むこと15分。林道右手に「七条大滝⇒」という表示に従い右折して5分、またまた同じ「七条大滝⇒」という表示があり、その指示通り右折すると、そこが「七条大滝」の上だった。

   

   ※ 「鳥柵舞林道」との分岐点です。コースは右に折れて進みます。

   

   ※ 写真中央奥に黒く映る小さな立て看板には「七条大滝⇒」と記されていました。

 ここからが大変だった。大滝の氷柱を見るためには崖に作られた急階段を下りなければならなかった。階段は雪氷が載っていて非常に危険な状態だった。スノーシューは階段には不向きだ。幸い私は軽アイゼンを持参していたので、それを装着して下りることにした。それでも体力が衰え、危機回避能力にも衰えが目立つ私は、恐る恐る慎重に下りた。かなり時間をかけてようやく最下段まで下りることができた。

   

   ※ 「七条大滝」にはこのような急階段を下りていかねばなりませんでした。

   

   ※ こちらも滝の近くの急斜面です。

 そこで見た氷柱は?ビジターセンターのスタッフのアドバイスどおり、写真で見たものの半分程度の長さのものだった。最盛期はさぞかしと思われたが、しかたがない。現在時点の氷柱の様子を写真の収め、やってきたコースを折り返した。

 それでは、「七条大滝」の氷柱の数々を…。

   

   

   

   

   

   

   ※ 滝の下流の流れです。   

 「七条大滝」での休憩も含めて73歳の足で往復2時間、やや疲労をおぼえながら「七条大滝」見物を終え、一息ついて次の「円山遠見」に向かった。そのレポは明日に。


スノーシュー in 百畳敷洞窟

2020-02-28 14:31:04 | スノーシュートレック & スノーハイク

 洞窟の中に、上から下から氷の柱が伸び一種異様な光景である。冬の間にだけみられる光景であるが、特に下から伸びる「氷筍」が珍しい。地元ファンによると暖冬のためいつもより規模は小さいとのことだったが十分珍しかった。

 昨日(2月27日)、天気予報も良かったので以前から一度行ってみたいと思っていた伊達市大滝地区にあるという「百畳敷洞窟」に向かった。

 ところが国道453号線から百畳敷洞窟に向かう入り口のところで右往左往してしまった。ガイドブックを上下反対に見てしまうという粗忽さを発揮してしまったことが原因である。おかげで「絹糸の床」を見ることができのだが…。

 スノーシューを始める道路終点に着いたところ、異様な風景が広がっていた。周りには点々と赤い立札が立っていた。近づいてみると「民有地のために駐車禁止」と書いてあった。それでも2台ほど車が駐車していたが、私は躊躇し終点からは少し離れた公道に駐車することにした。

   

   ※ こうした立て看板が周りにたくさん立てかけてありました。

 いよいよスノーシューイングの開始である。「百畳敷洞窟」はかなりの人気スポットのようで足跡はくっきり、雪は固く締まっていた。スノーシューは必要ないくらいである。でも私はツボ足の場合、ときどき足底が滑る感覚が嫌いなので、ツメ付きのスノーシューを装着して進んだ。

   

 天気は絶好、右手に徳舜瞥川の深い谷を見ながら林間に造られた林道跡を辿って進む。特に大きなアップダウンもなく、軽快なスノーシューイングである。40分後、ガイドブックで539m地点というところ到達した。そこは徳舜瞥川の川岸に降り立ったところだ。

   

 川岸のゴロゴロした巨岩のすき間進むこと10分、左手に大きな岸壁が突然現れた。百畳敷洞窟である。その岸壁をヨイショ(1~2分)と登ると、そこが洞窟の入口だった。

   

   ※ この岸壁の直ぐ際をよじ登ると洞窟の入口でした。

 洞窟内には上から下から氷が伸びていて不思議な光景を醸し出している。私は夢中で何枚もシャッターをきった。ただ、暖冬のせいだろうか?ガイドブックなどで見たものに比べるとやや小ぶりのように感じた。

 それでは「百畳敷洞窟」の不思議な氷のショーをどうぞ!!

   

   

   

   

        

   

   ※ 以下の写真は色調を少し変えて撮ったものです。

   

   

    

 洞窟の前で軽く昼食休憩を取り、引き返した。帰りには途中から斜面を登るコースの踏み跡があったので、そちらに進路を取った。かなりの急斜面を登って斜面の上に出ると、針葉樹の林が広がっていた。その針葉樹の間を縫い進むと、スタートした地点からはかなり離れた公道上に出た。そこでスノーシューを脱ぎ、車を駐車した地点へ向かった。

   

   ※ 写真では急斜面の様子が伝わらないのが残念です。頭上を目ざして登るようでした。

   

 途中の急斜面以外は、アップダウンもそれほどではなく、この時期だとツボ足でも十分に洞窟まで到達できるほどよいトレッキングコースのように思えた。

 


スノーシュー in 滝野丘陵公園 & さっぽろスノースポーツフェスタ

2020-02-16 18:48:03 | スノーシュートレック & スノーハイク

 二兎を追うもの一兎を得ずの典型だった…。どちらもどうも中途半端となってしまい、反省しきりである。スノーフェスタの方はもともとちょっと見のつもりだったが、スノーシューの方は完全なリサーチ不足だった。

 本日(2月16日)、大通公園を会場に「さっぽろスノースポーツフェスタ2020」が開催された。そのフェスタの一つとして「さっぽろ雪まつり」の雪像をつくった残雪を利用して公道(北大通の6~9丁目)に雪を敷いてクロスカントリースキー大会を実施するという企画に興味を抱いた。

   

   ※ スタートを待ち、コース脇に集まった観戦客です。

 午前9時スタートと聞いていたので、スタート時間に合わせて大通公園に赴いた。大会はコースが650mと短いこともあり、ジュニア(小学生)とパラアスリートの部のみの大会だった。

   

   ※ スタートを待つジュニアの選手たちです。  

 午前9時、ジュニアの選手たちがスタートした。10秒毎に時間差で選手が次々とスタートしていった。コースの両側には観戦客が二重三重になって声援が送っていた。ふだんの大会では関係者くらいしかいない大会が多いと思われるが、大観衆に見守られてという慣れない環境のためかかなり緊張した様子の選手が多かったようだ。

   

   ※ コースは写真のように公道上に作られていました。

   

   ※ 勢いよく飛び出したスタート直後の選手です。

 ゴールの方にも回って、選手のゴールの様子も見た。わずか650mという短い距離ではあったが、ゴールした選手たちは一様にホッとした表情を見せていたのが印象的だった。

   

   ※ コースを走り切り、ゴールした選手と、ゴール直前ラストスパートする選手です。

 私はスノーシューの方が気になり早々と会場を後にしたが、コースは北側が公道、折り返して南側のコースは大通公園内というコース設営だったが、もしこれからも毎年開催するのであれば、公道を使わずとも公園内だけでもコース設営が可能ではないかと思ったのだが、何か不都合があるのかな?(各丁目を繋ぐところは道路閉鎖をしなければならないが)

    

    ※ 東口のスノーシューコースは黄色い線のクマゲラコースだけでした。

 大通公園から約30分かけて「国営滝野すずらん丘陵公園」の東口駐車場に着いた。というのは、「北海道スノーシューハイキング」というガイド本で全長15キロのコース(クロカンのコース)があるとあったので、そのコースを歩こうと思っていた。しかし、インフォメーションに行ったところ「スノーシューのコースは1コースしかない」と告げられた。そのコースは以前に歩いたことのあるコースであまり魅力がなかった。すると案内の方から東口とは反対側になる「滝野の森口」の方が魅力的だと案内された。そのアドバイスに従い「滝野の森口」へ回った。

        

   ※ 私がスノーシューを楽しんだところは「滝野の森ゾーン」の外側でした。

 ところが「滝野の森口」へ行くと、子どもたちを対象にした「ノモリ調査団」というイベントが開催されていて、スノーシューで歩くコースが制限された。なんとまあ、ついていない。

   

    ※ 駐車場から写真の「森の交流館」に導かれます。

 コースは数日来の暖気で溶けた雪が固まって、スノーシューなど必要のないほど固雪のコースになっていた。これではつまらない。私はコースを外れて誰もが歩いていないところに踏み出した。沢伝いにどんどん下りて行った。ササが一面を覆い、その上に雪が乗っているので、踏み出すとズボッと沈みながらの雪中行軍となった。途中、クロスカントリースキーのコースを何度も横断しながら沢を下って行った。できれば何か動物に出合いたいと思いながら歩き続けたが、なぁ~んにも遭遇することはなかった。写真映えのするところもなく退屈なスノーシューイングだった。

   

   ※ 誰も踏み込んでいない森の中を歩きました。

   

   ※ できるだけささやぶがないところを選びながら前進しました。

 すると遠くに柵が見えてきた。公園をぐるりと取り囲む柵だった。それ以上の前進はできなかったので、そこから引き返すことにした。短い時間だったが、道なき道をどのように進むか、その時々の判断が要求されるスノーシューの醍醐味を味わうことができたひと時だった。ただ、スノーシューを堪能できたか?と問われると「う~ん。消化不良だったかな?」という思いが残った一日だった…。

   

   ※ 公園を取り巻く金網の柵が見えて、ここより前へは進めませんでした。

   

   ※ コース途中にあった「森見の塔」です。

   

   ※ 森見の塔の脇にはこうした机と椅子が配され、休憩ポイントになっていました。


スノーシュー in オコタンペ湖

2020-02-02 18:37:47 | スノーシュートレック & スノーハイク

 オコタンペ湖〈周辺〉ではない。正真正銘のオコタンペ湖の湖上トレッキングを楽しんだ。しかし、猫の目のように変わる今日の天候に左右され、私がオコタンペ湖に達した時は空を雪雲が覆い、周辺の山々が霞んで見えたのはちょっと残念だった…。

   

   ※ 木の枝の上に雪が乗った典型的な北国の冬景色の一つです。

 先日(1月18日)、思わぬアクシデントからオコタンペ湖の近くまで行きながら湖に近づくことができなく断念せざるを得なかったが(その経緯についてはこちら⇒https://blog.goo.ne.jp/maruo5278/e/8123a0fdb62ef7693e7fb212351ba05c)、本日(2月2日)念願のオコタンペ湖の湖上に立つことができた。

 オコタンペ湖は支笏湖の北西方向に位置する周囲5Kmほどの小さな湖である。一般にはあまり知られていない湖であるが、過去には近くを道路が走っており、展望台から湖を望むこともできた。しかし、台風によって道路が崩壊し通行禁止となってしまった。さらには湖岸に下りることが難しいところから秘境感が増し、一部マニアからは注目される湖のようである。

 本日(2月2日)天候がはっきりしなかったことで出発が遅れてしまったが、悩んだ末にスノーシューを決行することにした。

 家から国道453号線(真駒内国道)を支笏湖に向けて走り、現在交通止めとなっている道々76号線(支笏湖線)との分岐点に約1時間かけて到着した。駐車場には10数台が駐車しており、なかなかの人気スポットのようである。

   

   ※ 駐車場には10数台が駐車していたのですが、ほとんど出会わなかった…。

 さっそくトレッキング開始であるが、先日のアクシデントと関りがあるのだが、途中まではスノーシューを装着しなくてもツボ足で歩けると判断し、スノーシューを小脇に抱えてのトレッキングとなった。(結果的に考えると、スノーシューを装着した方が良かったのではと思っている)コースはもともともと道々であるから、だらだらとした上りが続くコースだった。空には青空が見え、楽しく湖上トレッキングができそうだと期待しながら上り続けた。ガイドブック「北海道スノーシューハイキング」によると最初の目的地は恵庭市と千歳市の境界だったが、出発してから45分後に到達した。

   

   ※ 国道との分岐点には通行止めの柵が設置されていました。

   

   ※ コースは写真のように緩い斜面が延々と続いていました。

   

   ※ 空を仰ぐとご覧のような青空が!期待が高まりました。

   

   ※ 恵庭市と千歳市の境界に達しました。

 境界を越えるとコースは緩い下り坂となった。次の目的地はオコタンペ湖の展望台である。ガイドブックでは境界から25分を要するとなっていた。やがて左手にオコタンペ湖らしい白い平面が見えてきた。そして道路がやや膨らんでいるところがあった。しかし、境界から10分程度しか経っていない。私の足で標準時間より早いはずがない。「展望台はもっと先だ」と判断しスキーのシュプールを追い続けた。するとコースがどんどんオコタンペ湖から離れていくのだ。う~ん。大いに迷った。その間、誰とも出会わないために確認のしようもなかった。

   

   ※ 境界からコースは緩やかに下り始めました。

   

   ※ ようやく林間に目ざすオコタンペ湖が見えました。

 ガイドブックでは展望台を越えて、やや行ったところから沢へ下りるような案内になっていた。スキーのシュプールを追い続けていると、右側の沢の方に向かってスノーシューの跡が見えた。スノーシューの跡は湖の方へ向かって延びていた。「この跡を辿ればオコタンペ湖の湖岸に出ることができるに違いない」と思い、道路を外れて沢へ下りて行った。道なき道の沢を下りること20分、思惑通りオコタンペ湖の湖岸に下りることができた。ここまで出発から90分かかっていた。

   

  ※ 展望台を過ぎ、かなり行った地点から道路を離れ沢伝いにオコタンペ湖を目指しました。

   

   ※ ようやくオコタンペ湖の湖岸に着いたところです。

 凍った湖の上は歩きやすかった。湖の上は積雪が少なく、この日は表面が凍っていたが、数日来の暖気で氷が溶けた跡があった。そのためだろうか?スノーシューの跡は途中から湖上から岸辺に変わっていた。危険を避けるためと思われるが、一方でこの日最初で最後だったが、一人の男の人が湖の真ん中を歩いていた。大丈夫なのだと判断し、私は湖上に下りて湖上トレッキングを楽しんだ。残念だったのは、湖上トレッキングを始めたころには空は曇り、周囲の景色が霞んでしまい、周りの山々(恵庭岳、小漁山、漁岳など)を眺めることができなかった。

   

   ※ 踏み跡から青氷が覗きます。数日前の暖気で表面が溶けた跡のようです。

   

   ※ 湖上を一人の男性がスノーシュートレッキングを楽しんでいました。

 

 ガイドブックでは小島を目指すとなっていたが、その小島が見当たらない。湖上トレッキングを続けていると、湖岸からそれほど離れていないところに小さな岩のようなものがあり、そこに数本の木が立っているところがあった。「えっ?これが小島?」と頭をかしげながらも一応カメラに収めた。帰宅して調べてみると、どうやらその岩が小島のことらしかった。私は約30分間の湖上トレッキングを楽しんだ。

   

   ※ この小さな岩が目ざしていた小島だったようです。

   

   ※ オコタンペ湖のトレッキング中はご覧のような天候で、周囲の山々は霞んでいました。

 湖上トレッキングの途中から、先に湖上を歩いていた人のスノーシューの跡を追いかけることにした。彼は私が下りてきた沢の方に向かっていると思われたからだ。ところがこれが大違い!湖を離れるころになって私が下りてきた地点とは違うことに気づいたが、スノーシューの跡は確実に沢を上っていたので間違いなく元来た道路へ出ることができると判断し、その跡を辿ることにした。これが大変な急斜面だった。どうやらこの急斜面はガイドブックで「展望台直下に湖が見えるので右下の沢から下りたくなるが、帰りの急な登りで後悔することになる」というコースのようだった。この日最大の苦労をしながらもなんとか登り切ったところ、そこが展望台だった。つまり、私が最初に展望台ではないだろう、と思っていたところはやはり展望台だったのだ。

   

   ※ 湖から道路に戻る急斜面です。相当に苦労して登りました。

   

   ※ コース内には写真のようなロープ場もありました。

   

   ※ 苦労して上がったところは、どうやら展望台のようでした。私は左手の少し凹んだところから上がってきました。

 ここからは一路、この日出発した分岐点まで戻るだけだった。帰りはスノーシューを装着したままで歩き続けた。この方が歩きやすく感じた。皮肉なことに帰り道になり、あ再び太陽が顔を出した。私の歩く姿が影となって雪面に映るほどの好天となった。

   

※ 皮肉にも帰り道では、またまた太陽が顔を出し、ご覧のように私の影を撮ることができました。

 この日行動を始めてから約3時間が経過してこの日のスノーシュートレッキングは終了となった。それにしても、駐車場には数えたところ14台が駐車していたのに、出合ったのは一人きりだった。ということは、他の方々はどこか違うコースやルートを歩いて楽しんでいるということのようだ。つまり、私はガイドブックの案内に準じて歩いたのだが、ほとんどの人たちはそうしたコース外を歩いているということのようだ。私の場合はあくまで初心者であり、周辺を知り尽くしている人にとっては自由にコースを選定して楽しんでいるようだ。それがまたスノーシューの楽しみの一つでもあるということである。しかし、私の場合はこれからもあくまで初心者に徹してスノーシューを楽しみたいと思っている。

 さあ!次はどこを目指そうか!?

 


スノーシュー in 利根別自然休養林

2020-01-26 19:35:50 | スノーシュートレック & スノーハイク

 快晴!無風!絶好のコンディションの中、岩見沢市まで遠征してスノーシューを楽しんだ。少雪の今冬とはいえ、さすが雪どころ(?)岩見沢である。それなりに雪も積もっていてスノーシューを楽しめた。しかし…。

  

  ※ 利根別自然休養林の全図です。私はこの図のBコースを歩きました。

 本日(1月26日)、天気予報もまあまあだったのでスノーシューに行くことを決めていた。目的地はブログを通して交流のある「ピンネの風に揺られて」https://blog.goo.ne.jp/norono3)のブログ主であるつうぅさんのホームゲレンデ(?)「利根別自然休養林」と決めていた。つうぅさんのブログでは度々鳥などの生き物のレポがあるので、それを期待したのだ。

   

   ※ 利根別自然休養林のウォーキングコース(夏バージョン)の入口です。

 自宅から約1時間半かけて「利根別自然休養林」の入口に着いた。休養林は岩見沢の住宅地の後背地に広がる自然休養林である。マップによると距離順にA、B、Cと三コースあるが、Cコースは台風などによってコースが寸断されているらしく、立入禁止のマークがあるため、Bコースを歩くことにした。(約5Km)

   

   ※ このような案内板がたくさん設置されていて安心して歩けます。

 私はマップでいう上側(北側?)から歩き始めた。営林署が整備した休養林らしく良く整備されたコースが用意されていて、歩くスキーの跡がくっきりと付いていた。コースはあまりアップダウンもなく淡々と続いている感じだった。つまりコースはスノーシュー向けというよりは、歩くスキー向けに設定されたコースのようだった。だからだろうか?行き交ったのはスキーを付けた人だけだった。

   

   ※ 歩き始めて間もないコースの様子です。整備され、歩きやすいコースです。

   

   ※ コースの分岐点にはこのような案内標が立っていました。

 肝心の生き物にはまったく出会えない。聞こえてくるのはカラスの鳴き声だけ…。きっと子細に見れば、生き物の姿が見えてくるのかもしれないが、見る目が節穴の私には見えないということなのかもしれない。途中でスキーのシュプールの跡にあきらかにエゾシカの足跡だと思われる跡を見かけたが…。

   

   ※ 明らかにスキーのシュプールの跡をエゾシカが歩いた跡が残っています。

   

※ ここはAコースとBコースの分岐点です。右へ行くとBコース。下へ向かうとAコースです。

 スタートから1時間半かかってコースの真ん中辺にあたる「中央園地」に着いた。大きく立派な東屋があったので一息つくことにした。腰を下ろして妻に電話をしていた時、目の前の木でガラ類の鳥が木を突いているのを目撃した。写真に撮るにはコンデジの望遠では遠すぎる。静かに近づいてみたのだが、気付かれてしまい残念ながら写真に収めることはできなかった。遠目ではっきりしなかったが、その大きさからヤマゲラではないかと思われた。

   

   ※ 「中央園地」にあった大きな東屋です。かなりの人数が休めます。ここでヤマゲラを目撃したのだが…。

 中央園地付近は休養林の中でも高い位置にあると思われるが、さらにその前方に「展望園地」があり、高さを増していった。するとスキーのシュプールの跡が消え、スノーシューの跡になった。どうやらスノーシューを楽しむ方は別のルートを歩いてこの地に来るのかもしれない。

   

   ※ 私が歩いた後のスノーシューの跡です。

 しばらく行くと「展望園地」を前にして壁のように立ちはだかる登りがあった。案内板ではそこから100mとあった。その壁のような上りにも細い跡があったのだが、太くてしっかりした踏み跡は右側に伸びていた。私は何の疑いも持たずにそのしっかりとした踏み跡の方へ進んだ。ところがいくら前進しても「展望園地」らしいところに着かないのだ。その辺りになると踏み跡もあちらこちらと散らばっていた。その一つの踏み跡を頼りに前進するとT字路のようにして太い踏み跡に戻ることができた。「おかしい?」と思った私は、その太い踏み跡を戻ってみた。するとやはり私が思った通り、戻った先に「展望園地」があった。展望園地は確かに休養林内ではピークに位置していたが、木に遮られてそれほど展望が効く場所ではなかった。

   

   ※ 「展望園地」でパノラマ仕様で撮った展望です。

 そうなった理由を考えてみた。つまり、地元の人にとって大して展望も効かない「展望園地」は魅力を感じないのだろう。そのため急坂を伴う「展望園地」を避けたために踏み跡があちこちにできたということではないだろうか?

 「展望園地」からはひたすら下りが続いた。しかし、その踏み跡がそれまで通ってきたコースの様子とは違うように思われた。どうも整備されたルートとは言い難い様子なのだ。いやそれは、先の「展望園地」に至るルートがまちまちだったことで、私の中に不信感が生まれたせいだったのかもしれない。

   

   ※ 「展望園地」からの帰路ですが、あきらかに前半のコースとは様相が違います。(上下2枚とも)

   

 スタート地点に近くに「大正池」がある。そのときスノーシューが活きた!踏み跡があるところから「大正池」までは少し距離があり、写真を撮るのに適していなかった。私は池に近づくために踏み跡のない深雪の中を進んで「大正池」を写すことができた。スノーシューが活きるのはやはり道なき道を進むときである。かといって、初めて踏み込む地では不案内のために迷ってしまっては大変である。そのあたりのさじ加減が課題である。

   

   ※ 踏み跡がないところをスノーシューで進むと、ご覧の通りです。

   

   ※ 苦労して(?)撮った「大正池」です。

 スタートしてから3時間半を擁してBコースを一周することができた。

 目的だった生き物の観察は、ゲラ類をチラット見ただけだったが、静かな雪に埋もれた森林の中を一人往くのは何とも心地良いものである。これからもいろいろなところに出没し、スノーシューを楽しみたい。

   

   ※ 最後の1ショットです。何の足跡でしょう?教えて!つうぅさん。 


スノーシュー in オコタンペ湖周辺

2020-01-18 18:28:42 | スノーシュートレック & スノーハイク

 快晴! 無風! 絶好のトレッキング日和の中、深雪、そしてワイルドな自然の中でスノーシュートレッキングを楽しんだ! しかし…。タイトルにその思いを込めた…。

 箱庭的(?)な市民の森の散策から、もう少しフィールドを広げてみようと考えた。そこで北海道の山メーリングリスト編の「北海道スノーハイキング」を参照して、まずは支笏湖の近くにある「オコタンペ湖」を目ざそうと決断した。

 本日(1月18日)、起床すると空は晴れ、風もない状態だったのを見て、即実行を決めた。

 朝8時半、自宅から国道453号線を支笏湖へ向けて車を走らせた。

 支笏湖に至る手前にオコタンペ湖に向かう分岐点のところがスノーシューの出発点である。約1時間かかって到達したところ、なんとそこに一人の男性が仁王立ちしていた。彼が言うには「冬まつりのための雪の輸送をしているので、危険防止のために人の往来を禁止している」と云うではないか!「えーっ!?」と思ったが、彼の言葉を無視するわけにはいかない。彼は気の毒に思ったのが「別のところからオコタンペ湖を目ざしている人がいる」と教えてくれた。そういえば、分岐点に至る前に車を駐車している人たちを見かけたので、そこへ向かってみることにした。

 そこへ行ってみると、車が5台ほど駐車していて、一組の親子がスノーシューで出発の準備をしていた。その親子に「これからオコタンペ湖へ向かうのですか?」と問うと、「ええ、ここは初めてなのですが、目の前の山道を行き、途中から左に折れて山麓をトラバースすればオコタンペ湖に行けると思うのですが…」という答えだった。彼の言葉を頼るしかない。

          ※ 車を駐車した目の前に林道が続いていた。この道を行けば??

 私は山道に付けられた踏み跡を辿って山へ向かってスノーシュートレッキングを開始した。彼らは親子だったこともあり、私を先に行かせてくれた。山道はスノーモービルの跡もあり、斜度もそれほどではなく、淡々とした緩やかな上りが続いた。空はピーカンに晴れ、風は全くなく、気持ちの良いスノーシュートレッキングだった。気になったのは、踏み跡が本日のものではなく1~2日前のものだったことだ。(先に出発した人たちはどこを通ったのだろう?)30分経過しても様子は変わらず、オコタンペ湖方面との間に大きな沢が横たわっているのが不安だった。

    

    ※ 林道には踏み跡だけではなく、スノーモービルが走った跡もついていた。

    

    ※ 途中に「フルマナイ林道」という看板があった。距離1万7千m余と表示されていた。

 45分も経過したころだったろうか?踏み跡が少なくなり、深雪状態になってきて先行者の踏み跡が沢を横断するように続いていた。むろんそこを辿るしかなかったが、沢を渡って向こう岸に辿り着くのに崖のようなところをよじ登らねばならず、苦労して対岸に出た。踏み跡はスノーシューではなく、明らかにツボ足と思えた。「こんな山奥までツボ足とは、いったい何が目的だったのだろう?」と思えた。1時間を経過したころ、ついにそのツボ足の踏み跡も見えなくなったしまった。

    

    ※ 行く手の左側の山の向こう側に「オコタンペ湖」があるはずだ。

    

    ※ 一方、前方には「漁山」と思われる白い壁が立ちはだかっていた。

    

    ※ 数日前の先行者の足跡は沢を渡っていくように付いていた。

    

    ※ いよいよ足跡はただ一人のツボ足の足跡だけとなった。

    

    ※ そしてついに足跡がなくなってしまい、私は一度ここで「引き返そうか」と思ったのだが…。

 「ここまでかぁ…」と思って立ち止まっていると、例の親子が私のところに追い付いてきた。その親はかなり雪山のベテランらしく、踏み跡が消えたのも意に介さず私を残して登り続けた。下山しようかと思案していた私に遠くから「踏み跡が見つかりました!」と知らせてきた。

   

   ※ 冬らしい山の写真がなかなか撮れません。かなり山中奥深く入ったところで松の枝に雪が乗った一枚です。

 その声に励まされ、私も下山を取り止め彼らに続いた。山容はますますワイルドになってきた。急な上り下りが続き、思わずしりもちをつく場面もあった。そうしているうちに、遠くの彼から「ついに足跡も無くなってしまいました」との声が伝えられた。

   

   ※ 行先に詰まった親子が立ち止まっています。そこまで私が行ったとき…。

 そこへ行ってみると、前方を大きな流れが横切っていて前へ進む道は閉ざされていた。前方には彼が言うには「魚山」の壁が立ちはだかっていた。私は「これ以上の前進は無理だ。引き返そう」と決断した。そのとき行動開始から1時間40分が経過していた。

 しかし、件の親子は「まだ時間も早いし、もう少し頑張ってみます」と、大きな流れの中に横たわっていた一本の木を伝い、流れを横切り渡っていった。

   

   ※ 親子はこの一本の木を渡って先へと進んでいきました。私はここから折り返しました。

 私は彼らに別れを告げ、もと来た道を引き返したのだった。帰り道に要した時間は1時間10分だった。

 「オコタンペ湖」に到達できなかったことが無念であった。そこで、再び例の分岐点に行って、関係者に問うてみることにした。関係者に問うてみると、さっぽろ雪まつりの雪の搬送のためではなく、「支笏湖氷瀑まつり」の会場設営のための雪の搬送をしているとのことだった。そこで「いつまで?」と問うと、「本日中に終了予定」とのことだった。どうやら本日だけの措置だったようだ。運が悪かった。

 「オコタンペ湖」が気になる。「オコタンペ湖」をぜひこの目で見てみたい。他日を期そう。ということで、当初の目的は達成できなかったが、少雪の札幌市内とは違い雪の量もそれなりにあり、快晴の中でスノーシュートレッキングそのものは楽しむことができたのでヨシとしよう…。

 

 


スノーシュー in 西野市民の森

2020-01-13 16:45:53 | スノーシュートレック & スノーハイク

 市民の森の散策路としてはかなりハードなコースだった。アップダウンが連続するコースの西野の山中を約4時間彷徨い、雪中行軍を楽しんだ。

  

※ 今日の私は一番下の「西野西公園」から入り赤い線の散策路を「宮丘公園」口まで行き、そこから折り返しました。

 スカッと晴れた本日(1月13日)、今冬2度目のスノーシュートレッキングを楽しんだ。目的地は昨シーズン「宮丘公園」からの入り口が分からずに断念した「西野市民の森」を目ざした。今回は「宮丘公園」口とは反対の「西野西公園」口から入ることにした。

      

 地元の事情がよく分からない者にとっては「西野西公園」口からの方が分かりやすいと思ったのだが、現地に着いてみると案内の表示等はなくどこから市民の森に入るのか迷った。公園の中央に尾根に向かって急角度の階段が目に入ったので、付近にいた住民に尋ねると「尾根に上がると、そこから道がずーっと続いている」と教えてくれたので、市民の森の散策路だと確信してその階段を上った。

   

   ※ 「西野西公園」の真ん中付近に設けられた尾根に向かう階段です。

 階段を上がり切ると展望台のようになった第一のピークがあった。そこからは西野の住宅街が一望できた。

  

  ※ 階段を上がったピークからは西野地区の住宅街を一望出来ました。

 そこから尾根伝いに行くと、そこにまた入口のようなところがあった。はたしてそこが本来の入口なのだろうか?私には判断がつかない。

   

   ※ 尾根筋を往くトレッキングコースです。

   

   ※ これが何を意味するのか?あるいは入口として設けたものなのか??

 しかし、今冬は雪が少ない!階段を上ることもあり、持参したスノーシューを小脇に抱えてのトレッキングとなった。尾根に出てもまったくスノーシューは必要ない状態だった。ところが!アップダウンが続くコースでは靴が滑って危ない。アイゼンを持参していなかった私は滑り止めのためにスノーシューを装着してのトレッキングとなった。

   

   ※ コース内の案内はほとんどなく、こうした標識が何か所かにあったくらいでした。

   

   ※ コースの状況です。これまでの市民の森の散策路と比較すると、少し狭いのでは?

 コースは尾根から沢へ下りていくコースとなり、やがてこのコースの中間点付近に設けられた「西野浄水場」のところの入口に至った。そこには周りの色調から浮き上がった(?)ように目立つ青い色のトイレが鎮座していた。

   

   ※ コース途中に唯一合ったトイレです。(このあたりは市民の森らしい配慮かな?)

 しばらく沢コースが続き、何か所も沢の流れを跨ぎながら進んだ。それから今度は「251峰」を目ざしての上りが続いた。「251峰」はこの日の第2のピークだった。この峰からは木の枝越しに宮の沢方面の街並みを眺めることができた。

   

   ※ 沢伝いではこうした流れを何か所も跨ぎました。

   

   ※ こうして木製の橋を渡したところも3ヵ所くらいありました。

   

   ※ コースはますます狭くなって。251峰を目ざすコースです。

   

   ※ こちらは何の足跡でしょう?私はエゾシカの親子の足跡と見ましたが…。

   

   ※ この日の第2のピーク「251峰」の表示板です。

  

  ※ 「251峰」からは宮の沢方面の街並みが木の枝越しに見ることができました。

 「251峰」を過ぎると、「宮丘公園」口を目ざして急激な下り坂となって、転げ落ちるように(かなりオーバーな表現だが…)「宮丘公園」口に着いた。ここまで約3キロ、時間にして2時間かかっていた。

   

   ※ 「宮丘公園」口には、この看板と下の表示しかなく、市民の森の案内は皆無でした。残念!

   

 そこで小休止をとり、私は再びもと来た道を「西野西公園」口まで約2時間かけて戻ってきたのだった。

  

  ※ この一枚はピークでのものではなく、途中西野の街並みが最もよく見えた地点で撮りました。

 天気がとてもよく、厳しいアップダウンが続いたものの、心地良いスノーシュートレッキングができた一日だった。


初スノーシュー in 盤渓市民の森

2020-01-06 17:06:24 | スノーシュートレック & スノーハイク

 初スノーシューにしてはかなりワイルドなスノーシューとなってしまった。どうやら正規のルートからは外れてしまったようで、微かな踏み跡を辿って事なきを得たが、途中「迷ってしまったかも?」と心細い思いもした初スノーシューだった。

     

   ※ 私はこの日案内板の①から順に⑩まで外周を辿り、その後⑩から⑫、そして⑬、⑭、⑮、①と辿る予定を立てた。

 雪の少ない今期の札幌だが、それでも何度かの降雪で「スノーシューの出番かも?」との思いから、スノーシューを取り出し「盤渓市民の森」に出かけた。「盤渓市民の森」はここ数シーズンのシーズンインには必ず訪れているいわばホームグランドである。

      

      ※ コース上の分岐店にはこうした案内板が立っていて、迷うことなく散策路を楽しめるはずなのだが…。

 ホームグランドといいながら、昨シーズンは「盤渓市民の森」の外周を一周しようとて試みたのだが途中からルートが分からなくなり引き返してしまったという苦い記憶があった。

 そこで今日はなんとしても外周を一周したいと思って「盤渓市民の森」に出かけたのだ。「盤渓市民の森」の概略図にもあるとおり案内板の①~⑩までのルートは何度もコースを踏んでいるし、市民の多くも歩いているところなので何の問題もない。問題といえば、フォトジェニック的な個所がなく、白樺の木と針葉樹の森が続く単調な光景なところがブログ的には面白くない。

     

     ※ 市民の森内はこうした代り映えのない風景が続きます。(フォトジェニックじゃない)

     

    ※ 写真上じゃ大して高度差が無いように見えますが、本格的な登山のような傾斜があったところです。

 コース上の問題は案内板の⑩から⑫のルート(この間1,646m)である。概略図でも想像されると思うが、大きく膨らんだこのルートはあまり市民が訪れないコースのようなのだ。その上、ルート自体も他のルートと違って市民の散策路的にしっかり整備されていないようなのだ。私も昨年このルートに挑み、途中でルートが判然としなく危険と判断し引き返したのだ。

 今日も恐る恐る案内板⑩から先へ進んだのだが、途中から明らかにルートは細くなり不安になった。しかし、幸いなことに昨日か一昨日にスキーで通った方がいたようでシュプールが残っていたので、その後を辿って進んだ。昨年私は沢に向かって降りて行ったのだが、沢に下りるのではなく沢を巻くように進むのが正解のようだった。沢を巻いた後、スキーのシュプールは尾根に向かって登り始めた。私の理解では沢を巻いた後は下らねばならないと考えていた。そこにシュプールとは別のスノーシューの跡が谷の下に向かって伸びていた。「きっとこちらだ!」と判断し、そこからスノーシューの跡を辿ることにした。

     

     ※ ルートは狭まっていますが、私の判断ではまだルート上ではないかと思っています。

 ところがこのスノーシューも正式のルートを歩いていたのではなく、森の中を自由に散策していた踏み跡だったようだ。おおよそ市民の森として整備されたルートを歩いているとは思えない夏なら藪漕ぎ状態のところを進んでいた。それでも確実に高度を下げているのでスノーシューの踏み跡を辿った。このあたりでは少々心細さも感じた。

 藪を超え、小さな流れを超え、斜面を少し上ったかな?と思われたところで市民の森の散策路らしい整備された道に合流することができた。ホッとした瞬間である。そこから少し行くと案内板⑬に出合った。案内板⑫のところあたりでは私は山中を彷徨っていたことになる。

     

     ※ これはもう完全にルートから外れたところだと思われます。

 ちょっとワイルドな初スノーシューとなってしまった。結局この日は山野を上り下りすること4,735m+αの距離を2時間30分も彷徨ったことになった。

 ところで昨年の一月は「冬の石狩川河岸を遡る」のプロジェクトのために盛んにその準備のためにスノーシューを駆って市内各所でトレーニングしていた。ところが今年はそうした目的が特にない。さ~て、どうしようか?と思案中の私である。

 とりあえずは、今日も正規のルートを見つけることができなかったので、次回は今回とは反対に案内板⑫から⑩を目ざして正規のルートを見つけ出したいと思う。


スノーシュー in 野幌森林公園(トド山口)

2019-02-03 18:51:32 | スノーシュートレック & スノーハイク

 絶好のアウトドアコンディションの中、未踏だった「登満別線」を踏破することができた。今回は野幌森林公園の東側1/4を周回したことになる。枝線などで未踏のところはあるが、これでおおよそ野幌森林公園内を踏破したことになる。 

            

 ※ 私の今日歩いたコースは、トド山口から青色の登満別線を往き、登満別園地から赤い基線を西に行き、中央線をトド山口まで南下しました。

 今日はアウトドアを楽しむには絶好のコンディションだった。空は朝から晴れ上がり、気温は10時にはプラスに転じて13時には3.1℃を記録している。おまけにほとんど無風とあって気持ち良いくらいだった。今日は札幌国際スキーマラソン大会が開催されていて、函館のsakagさんや札幌の友人も参加したと聞いている。きっと気持ちよく滑走できたのではないかと思う。          

 そんな天候に背中を押され、私もまた雪原を目ざした。今回目ざしたのは野幌森林公園に五つある入口のうちの「トド山口」である。我が家からはけっこう遠かったが(14~5キロ?)、そのトド山口のすぐ隣が立命館慶詳中学・高校だった。ずいぶん辺鄙なところに立地したなあ、と思うのだがブランド力と進学実績から生徒が集まってくるということのようだ。それにしても通学が大変だろうなあ…。

          

          ※ トド山口の直ぐ横に位置していた立命館中学・高校の校舎です。                      

 トド山口の駐車場にはすでに4~5台の車が駐車していた。好天の上、日曜日とあって公園内で楽しむ人が多いようだ。まず、トド山口から登満別線の分岐まで0.3キロ中央線を往く。雪上にはスキーのシュプールや、スノーシュー、ツボ足の跡などが多数付いていた。

          

          ※ 駐車場には写真には写っていない車がまだ3~4台駐車していました。       

          

          ※ トド山口から森林内に入るところです。たくさんのスキーの跡、スノーシューの跡が見えます。

 分岐から登満別線のもう一方の終点の登満別園地までは3.8キロである。野幌森林公園内では最も距離の長いルートである。コースには、スキーのシュプールとスノーシューの足跡が付いていた。スノーシューは二人くらいの跡が付いていたが、分岐から1キロくらい行ったところで跡が無くなっていた。どうやらそこから引き返したようだ。ということは二人の足跡ではなく、一人が歩いただけだったようだ。

          

          ※ スノーシューの人には一人も会いませんでしたが、スキーを付けた人には4人も出会いました。

          

         ※ 登満別線の途中からは写真のようにスキーのシュプールだけになってしまいました。

 一方、公園内ではスキーがかなり盛んのようだ。私が登満別線を往くうちに4人のスキーを付けた人に出会った。 

 登満別線の3.8キロはスノートレックの始まりで疲れも感じず、好天も相まって楽しく歩くことができた。雪の状態も適度で、スノーシューが雪の中に埋まるものの、ゆっくり歩くにはちょうど良かった。

 そして、今日はこれまでなかなか目撃できなかったゲラの類も目にすることができた。かなり遠くだったので種類まで特定できなかったが、その大きさからヤマゲラではないかと思われた。

          

      ※ 望遠をいっぱいに引っ張ったのですが、ヤマゲラがどこにいるか分かりますか?分かりませんねぇ。

 また、雪の具合が良かったのか、木に残った雪がさまざまな形を見せてくれ、イマージネーションの乏しい私にでもいろいろと連想させてくれる雪の形に出合った。(その写真は後半に一挙公開します)それにしても改めて森林公園内の風倒木が目だったが、あるいは森林公園内の土が意外に浅いのかな?と思うのだが、どうなのだろう。

          

          ※ またまた風倒木の多さに驚いていた私です。

          

          ※ これは足跡の深さからエゾシカの足跡ではないかと見たのですが…。

 トド山口からは4.1キロ、約2時間かかって登満別園地(とまんべつえんち)に到達した。

          

         ※ 登満別園地です。向こうに見える東屋でランチタイムとしました。

 今日のハイライトはそこまでだった。そこからは既踏のコースであり、興味ある光景も少なかったからだ。登満別園地からは基線と呼ばれるコースで、ここは管理事務所の車が通れるように除雪されているコースとなっている。1.2キロ行くと中央線と交差する。そこからは中央線をトド山口までひたすら南下するコースである。途中に建物があって「大麻高区配水池」というところがあり、そこまで除雪されていた。おそらく日常的な管理が必要のため除雪されているのだろう。

          

          ※ 基線は写真のように管理の車が往来できるように除雪されていました。

          

          ※ その管理の車が用務で来るのではと思われる「大麻高区配水池」です。

 中央線に入って2.6キロ、疲れもあり、また興味のありそうなところもなく、ひたすらゴールの「トド山口」を目ざした。

          

          ※ 中央線もご覧のようにスキーの跡しか付いていませんでした。

          

          ※ そのスキーの跡を私が通ったら、スノーシューの跡に変わりました。

 スタートからゴールまで約8キロ、3時間40分のスノーシュートレックだった。

 それではそれではお待ちかね? 今日森林公園内で目にした雪の造形です。

          

          ※ あれっ?何か動物が木に登っていますね。              

          

          ※ こちらはシロクマの赤ちゃんがなんとか木によじ登ろうとしています。

          

          ※ これは立木が折れてささくれ立ったところに雪が上手に乗って見事な形をつくりました。      

          

          ※ ヘビが木の枝に巻き付いていますねぇ。

          

          ※ 大きな坊やが木にしがみついていますよ。

          

          ※ 海獣トドが昼寝をむさぼっています。         

          

          ※ 私がもっとも傑作と見た、クジラの赤ちゃんが遊んでいるところ、と見たのですが…。

 以上で、動物ショーを終了します。