goo blog サービス終了のお知らせ 

田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スノーシュー in 野幌森林公園(瑞穂口)

2019-01-30 18:05:35 | スノーシュートレック & スノーハイク

 初めて「瑞穂口」から野幌森林公園に入った。歩いたコースは全て初めてのコースだった。あまり人が入っていなく、野趣に富んだコースが魅力である。新雪のところが多く、良い意味でのトレーニングになった。

         

 ※ 今日私がトレックしたところは、「瑞穂口」から緑の下野幌線、そして「トド山口」まで行き、それから中央線を北上して、赤い基線から「瑞穂口」に帰ってきました。

 若干昨日の疲れが残っていたが、今日を逃すと数日スノーシューを履けない予定なのでちょっと無理をして野幌森林公園に向かった。そして、今回はいつもと違い「瑞穂口」を目ざした。

 野幌森林公園には、「大沢口」、「記念塔口」、「トド山口」、「登満別口」そして「瑞穂口」と五つの入口がある。私はこれまで森林公園に十数度訪れているが、いつも「大沢口」だった。「大沢口」には「自然ふれあい交流館」もあり、観察会もこちらで開催されるなど、いわばメインの入口となっている。そして公園のマップを見ると、私はこれまで公園の北半分しか体験していないことに気づいたのだ。そこで今日は公園の南部分を踏破しようと「瑞穂口」を目ざしたのだ。

           

         「瑞穂口」は駐車場確保のために除雪された雪がうずたかく積まれ、案内板などは隠れていました。

 「瑞穂口」は初めての者にとってはやや分かりにくかった。マップに従って公園内に入ったのだが、どこが入口か良く分からなかった。少し広くなっているところ車が一台停まっていた。(道路はまだ先へと続いていたのだが)

 その方に「瑞穂口に行きたいのだが、どの辺りでしょうか?」と問うと「ここが瑞穂口です」と言うではないか!周りに表示などは何もない。そしてその方は、私が当然「瑞穂の池」に向かうものと思い、「こちらがコースの入口です」と言ってくれた。そこには除雪された雪山をのぼっていくように足跡が付いていた。しかし私が「トド山口の方へ行きたいんです」と言うと、「それはあちらが入り口です」とまったく別な方を指さした。そこにも特別に表示はなかった。

          

          ※ 「トド山口」に至る下野幌線の入口にも何の表示も見ることができませんでした。

 ということで、もしその方がいなかったとしたら、私は「瑞穂口」付近でウロウロしただけで帰らざるを得なかったかもしれない。

 ともかくなんとか目指す「トド山口」に向かう「下野幌線」に取り付くことができた。

 散策路には数日前の先行者の踏み跡が残っていた。それはおそらく27日の日曜日のものと思われた。その後、28日に降雪があったので薄っすらとした踏み跡だった。しばらくその跡を辿っていたのだが、途中から踏み跡があちこちに散らばって付けられていた。私は最も踏み跡がよく残っているところを辿って先へ進んだ。ところが、その踏み跡はだんだんと木が密生しているようなところに入っていった。「野幌森林公園の散策路は広い歩道が設けられているはずだ」と考え、「これは違う!」と判断し引き返し、比較的踏み跡が薄いながらも広く通路状になっているコースを選択した。結果的にこの選択が正解だったことをその先しばらく行ったところで確認することができた。

           

          ※ 迷った地点からかなり進んだところで、ご覧の表示があり一安心しました。

 下野幌線は中央線と交差するまで3.6キロあるが、支線ということもありけっこう野趣に富んだコースだった。これまで体験したコースとは違い、かなりの上り下りのところもあった。また風倒木がかなり目立ったのもこのコースの特徴だった。ただ、散策路が風倒木によって遮られているところはなく、管理事務所が適切に対処されていることをうかがわせてくれた。(感謝!)

          

          ※ 下野幌線はご覧のようなワイルドなところもありました。

          

          ※ コース中に目立ったのが、こうした倒木です。管理事務所でも処理しきれないのでしょうね。

 雪の中の3.6キロは長い!遠くからトド山口近くにある立命館慶詳中学・高校のチャイムの音が聞こえるのだが、なかなか到達しなかった。約1時間20分ほどかかって中央線と交差する地点に出た。そこから「トド山口」までは0.6キロある。周回コースからは外れるが、後学のために「トド山口」まで往復することにした。「トド山口」は「瑞穂口」と違い、表示もされ、駐車場も整備されていた。

          

           ※ 約1時間20分かけてようやく中央線と交差する地点に着きました。                   

          

         ※ 「トド山口」の方は、「瑞穂口」と違い、しっかりと整備されている感じでした。

 0.6キロを再び戻り、私は中央線を北上した。中央線は「大沢口」に通ずる幹線なのだが、こちらの方は人が通った形跡が薄かった。私はラッセル状態で中央線を1.2キロ進んだ。

          

          ※ 中央線なのですが、この日最も足跡などが薄く、ラッセルを強いられました。

雪原は夏に比べると単調である。花々も見ることができなければ、生き物たちの姿も見えない。途中でゲラ類が木を叩く音が聞こえたので、辺りを見回してみたが、素人の私には発見することができなかった。

 中央線を1.2キロ進んだところで「瑞穂口」に至る基線との分岐に出た。午後1時回っていたが、ここでようやくランチタイムとした。とはいっても調理パンを熱い紅茶で流し込むだけなのだが、これが雪上では空腹も手伝いなかなか美味しかった。

           

       ※ 中央線と基線との分岐点でランチタイムを取りました。この日唯一、腰かける丸太がありました

 基線に入ると踏み跡がわりあいしっかりしたものが付いていて少し歩きやすくなった。途中、倒木が散策路を遮るように倒れていた。踏み跡がそこを回避していないのを見ると、昨日か、一昨日に倒れたものらしい。その倒木を回避したのは私が初めてだったようだ。基線の1.6キロを踏破し、午後2時過ぎ車を駐車した「瑞穂口」の駐車場に無事着いた。

          

          ※ ご覧のように倒木が散策路を遮断していました。つい最近倒れたようです。

 この日は長距離のスノーシュートレックが目的だったが、歩数が約13,000歩、距離はおよそ10キロということで、その目的を達成できたかな?と思っている。 

 石狩川に向かう前に、「トド山口」からまだ未体験の「登満別線」をトレックしてみたいと思っているのだが…。

 

 


スノーシュー in 宮丘公園

2019-01-29 18:34:11 | スノーシュートレック & スノーハイク

 宮丘公園は公園と称しているが、十分に市民の森的なワイルドさを備えた公園だった。帰宅した私は疲労困憊に寝不足もあって、思わず仮眠を取ったほどだった。

      

  ※ 宮丘公園の全図です。私は図の右側中央部の駐車場に車を置き、メイン通路を左に進み、野外卓と書かれたところか   ら、西野市民の森」の入口は図の上部にあると睨み、細く描かれた散策路をあちこちと歩き回ったのですが…。     

 本来であれば、今日は「野幌森林公園」へ出かけて長距離のスノーシュートレックを行おうと計画していた。ところが昨夜(というより今朝深夜)アジアカップサッカーで日本が、アジア最強と目されていたイランを見事に撃破したことに興奮して、直ぐには眠られなかったことから起床が遅れて計画を断念した。

 代わりに私は自宅から比較的近い「西野市民の森」を目ざした。西野市民の森は冬季は難しいと思っていたのだが、昨日のショートスピーチで「楽しみな山歩き」を話されたH氏が冬も日常的に西野市民の森を歩かれているらしいことをうかがったので「大丈夫のようだ」と思い向かったのだ。ガイドブックによると「西野市民の森」の入口は「宮丘公園」となっていた。

           

          ※ 「宮丘公園」の中心部です。図によると夏季間はパークゴルフ場?

 「宮丘公園」は市民が憩う公園的な施設も整っているが、全体は遊歩道が整備され散策を奨励しているような公園だった。したがって、メインの遊歩道は沢山の市民によって踏み固められていたが、脇道のようなところはほとんど踏み跡がなく、スノーシューを使わねば踏み入れないような状況だった。

          

          ※ メインの散策路は写真のようにしっかり踏み跡が付いていました。

        

        ※ 脇道の散策路はご覧のように人が一人くらい歩いただけのようなコースでした。

 私は公園内をあちこち歩き、「西野市民の森」に通ずる入口を探した。しかし、公園内の案内板には「西野市民の森」の文字は見えず、私が持っていたガイドブックでもそのあたりの案内は不十分だった。

           

          ※ 公園内の案内板には「西野市民の森」の文字は見当たりませんでした。

 結局私は「宮丘公園」内をあちこちと歩き回り、歩数にして約7,000歩、距離にして約5Kmを歩いて帰宅した。「西野市民の森」入口を見つけるという目的のために、けっこうな深雪を歩いたからだろうか?負荷もそれなりにあったようだ。

 これまでに感じたことのない疲れを感じ、寝不足が手伝っていたこともあったのだろう。思わず居間で仮眠をとってしまった私だった…。

          

      「宮丘公園」は公園の下を宮の沢北一条通りが通っています。公園が先で道路が後からできたための苦肉の策でしょう。


スノーシュー in 盤渓市市民の森 Ⅱ

2019-01-24 17:44:30 | スノーシュートレック & スノーハイク

 今日も私は盤渓の森の雪原を彷徨っていた。今の私は予定がないかぎり雪の上にいたい思いなのだ。盤渓市民の森は最も整備されていると思っていたが、今日は予定していたコースを途中から引き返さねばならない事態となった…。

     

 前夜、TV各局のお天気キャスターは「不要、不急の外出は控えてください」と言っていた。「これはダメかも?」と思っていたのだが、今朝になって何度窓の外を見ても荒れる気配がない。昼近くになって「エイ!ヤッ!」と家を飛び出し、家から最も近い盤渓市民の森を目ざした。

 さすがに今日はいつもは何台も停まっている駐車場に他の車は見当たらなかった。

 今日の私の目標は、盤渓市民の森の最も外縁のコースを一周することだった。そうすると約6キロの距離となり、適度なトレーニングになると考えたからだ。

          

          ※ どうということのない写真ですが、自然の森ではこうして倒木更新が進んでいくんでしょうね。                      

 天気は風が少し強そうだったが、雪は小雪が降っている程度だった。雪の状態は、さすがに昨夜から降った雪が積もり、新雪状態で石狩川河岸を往くトレーニングには適していると思った。

          

       ※ 今日の自然の森には誰も足を踏み入れておらず、全てこのような新雪の中を歩くことになりました。

 案内板(ポイントと称する)の1~3はこれまで通りだったが、4⇒5⇒6は初めて踏み入れるコースだった。この部分はせっかくポイント3までに稼いだ高度を一度下って、再び上り返すという、あまり有難くないコースだった。特にポイント6から7へかけての上りはマップにも「心臓やぶりの坂」などと書かれていて、なかなかの急坂だった。

           

       ※ 初めてのコースだったので、林間越しに閉鎖したコバランドスキー場跡が見ることができました。

 ポイント7を通過し、ポイント8から9のところは、このコースの最も標高の高い地点で、吹きっさらしになっているところである。雪が舞い、吹き溜まりができていて、この日一番進むのが困難なところで、自然の怖さをちっぴり実感した。

          

         ※ この日の最高到達地点は吹雪。晴れていると鉄塔の向こうに山並みを望めるのですが…。

          

          ※ ご覧のように地吹雪状態のところもありました。

          

       ※ 昨夜来の地吹雪でこうした吹き溜まりのところもありました。遠くの案内板が埋まりそうです。

 吹きっさらしの部分を通過し、林間に入り風が収まったところで一息つくことにした。

 私はスノーシュートレッキングに出かける時、必ず持参するものがある。それは熱い紅茶とミルクカステーラ(札幌の島川製菓産)である。小腹が空き、ちょっと一休みといったときにこれらを楽しむのだ。もっとも今日はミルクカステーラではなく、牛乳鈴カステラというものだったが…。

           

          ※ 熱い紅茶をステンレスボトルに入れ、ケースに入れて、さらに…。

               

           ※ さらにこうしたタオルでぐるぐる巻きにして持ち歩いています。

 一休みを終え、ポイント10に到達した。以前のときはここからポイント11を目ざしたが、今日は大回りとなるポイント12を目ざした。この大回りはマップによると1,646mあるらしい。問題はその間に案内板などはまったくないということなのだ。この盤渓市民の森コースは、案内板が非常に細やかに設置されていて(100mから200mおきくらいに)迷う心配がないのだが…。案内板はなくともコースが広く造られているので心配ないだろうと勇躍出発した。誰も歩いていない新雪状態の中、300m位進んだろうか?それまで比較的はっきりしていたコースが突然木が疎らでどこへでも歩いていけそうな状況になった。懸命に辺りに目を配り、何か手掛かりになりそうなものはないかと探したのだが見つからなかった。無理は禁物である。私は潔く(?)撤退を決めた。

          

          ※ この状態では、どこがコースなのか判然としません。潔く(?)撤退しました。

 進んできたコースをポイント10まで逆戻りして、かつて知ったるポイント11を目ざし、ゴールへと向かった。

          

          ※ 今日もコース上にはこのような動物たちが雪上で転げ回ったような跡が各所にありました。

 残念だが無理はできない。夏になったとき、この外縁コースを体験してみようと思う。

 ということで本日の私が歩いたコースをポイント数で示しておくことにする。

 入口⇒(160m)⇒ ① ⇒(600m)⇒ ② ⇒(75m)⇒ ③ ⇒(390m)⇒ ⇒(30m)⇒ ⑤ ⇒(175m)⇒ ⑥ ⇒(300m)⇒ ⑦ ⇒(125m)⇒ ⑧ ⇒(130m)⑨⇒(285m)⇒ ⑩ ⇒(300m)コース不明・折り返し点⇒(300m)⇒ ⑩ ⇒(275m)⇒⑪⇒(80m)⇒ ⑫ ⇒(475m)⇒ ⑬ ⇒(75m)⇒ ⑭ ⇒(75m)⇒ ⑮ ⇒(60m)⇒ ① ⇒(160m)⇒入口  総計 4,370m(各ポイント間の距離が短く、案内板が整備されていることが分かると思います)

 

 ※ さあ、今夜は森保ジャパンの対ヴェトナム戦です!確実に勝利を掴んでくれるものと期待しながら見守ります!

 

 


盤渓山登頂 With スノーシュー

2019-01-20 18:30:02 | スノーシュートレック & スノーハイク

 気温もそれほど低くなく、風もなく、登山としては好条件だった。それでも登山は登山である。低い山(604m)とはいえ、休みなく登り続けるコースは私にとっては負荷のかかるスポーツであるが、それを楽しむ余裕もどこかに覚えた盤渓山登山だった。

     

    ※ 盤渓山山頂からのパノラマ写真です。山々の向こうに札幌市街地が見えます。

 天候も良かったので、3年ぶりに盤渓山を目ざした。やはり登山日和とみえて、駐車場はいっぱいだった。(10台くらい?)ということは先行者がスノーシューの跡を付けてくれているのでコースを迷うことがないので安心した。(3年前は途中で跡がなくなり迷った経験があった)

          

          ※ 駐車場はご覧のように満杯状態でした。

 コースは車道からいきなり谷に降り、そこから登り返して尾根を目ざすコースだった。20分くらいの急斜面を登ると尾根に出た。そこからは尾根伝いにしばらくだらだらとした登りが続いた。

           

          ※ 登山コースは先に立っている杭のところから谷に向かいます。

          

          ※ 谷から尾根に向かっての上りコースです。

 コースは予想どおりスノーシューの跡が深く固く刻まれており、ツボ足でも大丈夫なくらいだった。時おり先行者が登頂を終え、下山するのとすれ違った。空は曇っていたが風はなく、適度の疲れを感じつつも心地よい登山が続いた。目前に急斜面が待ち構えていた。前回登ったときに、最後の急斜面に苦しめられたことが記憶に残っていた。ちょうど下ってきた方とすれ違ったので「最後の胸突き八丁ですね」と声をかけると、笑って「頑張ってください」と激励を受けた。その後、その方が笑った意味が分かった。それは、その登りが最後どころか、そこから急斜面が3度も私の前に現れたのだ。

           

          ※ やや斜度が緩まった尾根コースです。

          

          ※ 木々の向こうに目ざす盤渓山の山頂が望まれます。 

 この日、私は午後から演劇鑑賞の予定があったので(演劇については明日のブログでレポする予定)、時間に追われながらの登山となり、ゆっくりと登山を楽しむ余裕はなかった。

 3度の急斜面は私を大いに苦しめたが、なんとか登山開始1時間後に山頂に立つことができた。苦しんだ分だけ山頂の眺めは格別だった。

          

          ※ これは本当の最後の胸突き八丁だと思われます。

          

          ※ 本当の山頂直下、見えるピークが山頂です。

          

          ※ 質素な山頂標識が立てられてありました。

 ちょうど山頂で寛いでいたご夫婦がベテランのようだったので、夏登山について伺ってみると、盤渓山は、夏登山はあまりポピュラーではないらしい。「最近は登れるようになったようですね」という回答だった。どおりで私などは迷うはずである。(私は一度夏山登山に挑戦してコースが分からずむなしく敗退している)

           

          ※ 山頂からの眺めです。左の高い山は藻岩山の山頂です。藻岩山のスキー場も見えます。

 今日行動してみて、多少はスノーシューでのスタミナが付いてきたかな?という感覚がもてた。石狩川河岸遡行の本番まで、もう少しトレーニングに励みたいと思う。


スノーシュー in 豊滝市民の森

2019-01-15 18:15:58 | スノーシュートレック & スノーハイク

 これまで体験した四つの市民の森の中では最もワイルドなコースだった。もしスノーシューの跡が付いていなかったら、私は豊滝市民の森の中を彷徨していたであろうと思われた。それくらい野趣に富んだ豊滝市民の森だった。

      

 

 今日もまた出遅れた。午前11時我が家を出たが、豊滝市民の森もやはり40分ほどかかって市民の森の入口に着いた。入口と書いたが、現地の地理が良く分からず、私はマップでいうところの〔1〕を目ざしたのだが、着いたところはマップ〔3〕のところだった。(その原因は後で判明する)

           

 ※ マップ〔3〕の地点です。実質的なスタート地点です。前に見える小屋は休憩舎ですが、冬期間は閉鎖のようです。

 さっそくスノーシューに履き替えトレッキングを開始した。コースはいきなり登りである。マップによると標高500メートルまで登ることになっている。一番低いところが350メートルなので、標高差150メートルを上り下りするコースである。

          

          ※ スタートして直ぐに小さな祠がありました。何の神社かは不明です。

 コースがまたワイルドだった。これまでの白川市民の森や盤渓市民の森は林道がコースとなっていたが、ここは単に人が通れる程度の細い道しか付けられていないようだ。夏だとそれでも十分コースが分かるのだろうが、冬は一面が雪面だからどこがコースかよく分からない。それでもこの日は昨日、一昨日にスノーシュートレッキングを楽しんだ人がいたようで、スノーシューの跡が残っていたので助かった。もし、スノーシューの跡がなかったら、まったく初めてのこのコースは私にとってはお手上げだった。

          

          ※ 「豊滝市民の森」のコースは絶えずこのような細くて冬は分かりづらいコースでした。

 この日もコースは静かだった。一度だけ野鳥が鳴いたが、哀しいかな私にはそれが何という鳥なのかさっぱり分からない。かなり特徴ある鳴き方だったのだが…。

 コースを登っている途中で、獣の抜け毛が散乱しているところがあった。キタキツネの黄色あるいは金色とは違う。ねずみ色をしていたところをみるとあるいはタヌキか?詳しいことは分からない。また、近くの木にはゲラの類が食痕鮮やかな穴をたくさん造っていた。

          

          ※ これはいったい何の抜け毛でしょうか?

               

               ※ ゲラたちが突いた跡がまだ鮮やかな食痕です。 

 かなり苦労をしてこの日の最高到達地点であるマップの〔5〕の地点に到達した。500メートル地点である。国道、豊平川を挟んで対岸には木々の間を通して八剣山の特徴ある山容が目に入った。

          

          ※ この日の最高到達地点(500m)のマップ〔5〕の地点です。

          

          ※ 林間を通して、国道、豊平川向かいの山々が望めました。

 ここから私は豊滝市民の森で最も距離が稼げる外周コースを辿ろうと考えていた。ところがそちらにはスノーシューの跡がない。これではお手上げである。市民の森の中で現在地が分からなくなって救助を求めるなどの事態となっては物笑いの種である。ここは素直にスノーシューの跡を辿ることにした。

          

       ※ 小高い山の上のコースもご覧のとおり、スノーシューの跡がなかったら初めての者は歩けません。

          

          ※ 山の頂に黒い岩が載っているように見える山が八剣山だと思われます。

  マップ〔6〕を目ざして急激な下り坂だった。スノーシューは下りには弱い。恐る恐るといった感じで森の中を下った。

 結局、この日のコースは、〔3〕⇒〔4〕⇒〔5〕⇒〔6〕⇒〔7〕⇒〔12〕⇒〔11〕⇒〔10〕⇒〔2〕⇒〔3〕というコースを辿り、距離にして約3キロ、時間にして1時間40分とやや物足りないものとなってしまった。もう一周とも考えのだが、そうなると午後3時を回ってしまうことから断念した。

           

          ※ 木々の覆われた「豊滝市民の森」の中で唯一開けていた送電線の直下です。

 念のため、マップの〔1〕の駐車場があるところに行ってみた。ところが標識も駐車場も完備していなく、どうやら周りの標識の表示などから私がスタートしたマップ〔3〕のところが現在は森の入口となっているようだ。 

 これで6つの市民の森のうち4つを踏破したことになり、こうなったら6つ全てを踏破しようかと考え、帰りに「南沢市民の森」の入口を確認して帰ろうと思い、寄ってみたのだが、残念ながら入口を発見することができなかった。近くにパトカーが止まっていたので、おまわりさんにも訪ねてみたが、どうやら冬期間は閉鎖されているらしいとの情報で、南沢市民の森は諦めざるを得ない状況である。なお可能性は探ってみたいと考えているが…。

 

恐るべし!百均

 実は私が今シーズンスノーシュートレッキングで着用している手袋(グローブ)は百均で購入したものである。これまではアウターにモンベル製のものを使用して、インナーに起毛の手袋を使用していた。シーズン前、100円均一店に寄ったとき、入口にたくさんの冬用手袋が展示してあった。私は冷やかしにスマホを操作できる手袋と、厚手の手袋を購入した。

          

          ※ 袖口が短い気がしますが、立派に寒さから手を護ってくれています。

 そしてスノーシュートレッキングの際に試しに厚手の手袋を着用してみた。これが暖かいのである。以前のアウターとインナーで着用していたものより、むしろ暖かいくらいなのだ。今シーズンずっと使用しているが、今のところ破損もしていない。もちろん予備としてこれまでのものもザックに忍ばせているが、今のところ使用しないできている。恐るべし!百均である。


スノーシュー in 野幌森林公園

2019-01-13 18:28:27 | スノーシュートレック & スノーハイク

 野幌森林公園は、市民の健康づくりのための公園としてすっかり定着したようだ。一昨日に大雪が降ったが、今日私がトレッキングした10キロ弱のコースはどこも歩くスキーのシュプールの跡があり、多くの市民が健康づくりに励んでいることが窺われた。

              

             ※ 「自然ふれあい交流館」で入手した歩道マップです。

 5日ぶりのスノーシューは少し距離を積もうと考え野幌森林公園に向かった。野幌森林公園は面積が広く、山坂が少ないので距離を積むには適しているのだが、自宅からは車で4~50分もかかってしまうのが難点である。我が家から比較的近いところにも公園入口があるのだが、私はいつも慣れている〔大沢口〕に向かった。

 12時近くに〔大沢口〕に着き、「自然ふれあい交流館」でマップを入手し、さっそくスノーシュートレッキングに向かった。

           

          ※ 〔大沢口〕のところにある「自然ふれあい交流館」でマップを入手した。

 この日は前述したように「できるだけ距離を積む」のが目的だったので、中央線を南下した。コースは歩くスキーの跡と、スノーシューの跡が並行して付いていた。

          

          ※ スタート地点に掲示してある「野幌森林公園」のコース全図です。

 時々歩くスキーを楽しむ方とすれ違うくらいで、静かな森の中を進んだ。スタート地点から約2.5キロ進むと分岐点に至った。当初は中央線をさらに南下して、できれば〔トド山口〕へ向かいたいと思った。しかし、〔トド山口〕まで行くとするとさらに約2.6キロ南下しなければならない。そこから折り返すとなると、夕暮れ遅くなりそうな時間帯だった。

          

          ※ こうして歩くスキーを楽しむ市民に何組か出会いました。

 ここは無理せず〔登満別口〕へ向かい、そこからスタート地点の〔大沢口〕を目指すのが無難だと判断した。

          

          ※ 中央線の分岐点です。私はここから「基線」の方向へ向かいました。

 〔登満別口〕から志文別線を通り、さらにエゾユズリハコースを通って〔大沢口〕に帰ってきた。

 リード文でも触れたように、私が歩いたコースはどのコースにもスキーのシュプール跡が付いていた。もちろんポピュラーのコースはしっかり跡が付いていたが、そうでないところは数人ほどしか通っていないようなところもあった。スノーシューで歩くには、シュプールで固まったコースはむしろ歩きにくく、あまり通っていない柔らかな雪の方がむしろ歩きやすかった。

          

          ※ コースの分岐点にはこうした標識が必ず立てられてあり、迷う心配はありません。

 驚いたのは、中に明らかにツボ足と思われる跡があったことだ。ツボ足で雪に埋まりながらも公園内を歩いている人もいるようだ。

           

          ※ 昨年秋の台風による倒木でしょうか?根こそぎ倒れている大木がありました。

 こうして私は約10キロの距離を3時間近くかけてスノーシュートレッキングを楽しみ、多少はトレーニングになったかな?と思っている。


三菱山登頂 with スノーシュー

2019-01-08 18:18:37 | スノーシュートレック & スノーハイク

 前日果たせなかった三菱山に再度挑んだ。小さな山と侮っていたがさにあらず。短い時間だったが、山の厳しさを味わわせられた。それでも登頂という味は格別である。

     

    ※ 三菱山山頂からのパノラマ写真です。

 今日また「盤渓市民の森」に向かった。このところスノーシューづいている。というのも明日以降は少しの間スノーシューを履くことができないので少し無理したところもあった。

           

          ※ 「盤渓市民の森」入口に掲示されている案内板です。

 昨夜は新雪が降らなかったので、コースには昨日踏みつけたスノーシューの跡が残っていた。その後を辿り案内板の① ⇒ ② ⇒ ③ ⇒ ⑲ ⇒ ⑦と昨日と同じコースを辿り高度を上げた。⑦から昨日は⑧方面へと向かった。そして三菱山登頂にトライしたのだが、激しい高度差とブッシュのために断念した。

           

          ※ コースの途中で面白いところがありました。

             右手(上の写真)を見れば灌木が、左手(下の写真)を見ればエゾ松が植わっているところがありました。

          

 今日は⑦から反対側に向かった。というのも、マップでは三菱山へのルートは明示してはいないが点線で山頂まで描かれているので、そちらにきっと山頂までの踏み跡があるはずと睨んだのだ。結果、それが正解だった。

          

          ※ ポイント⑦から少し上がると盤渓スキー場の最上部に出ました。

 正解は正解だったのだが、市民の森コースのルートを外れた踏み跡は想定外の厳しさだった。昨日のようなブッシュに悩まされることはなかったが、モデルコースがないだけに直登なのだ。まるで自分の頭の上へ登っていくような厳しさだった。スノーシューの爪がようやく引っかかる程度の厳しい登りをあえぎあえぎ200mも登っただろうか?ようやく頂上直下に出た。実は私は9年前に夏の三菱山に登っていた。その際に「最後の石場を登りきると三菱山山頂だった」と記している。同じように一部岩場が剥き出しになっている岩場を登りきると山頂だった。夏には標識も見えたが、今日は特に標識らしきものはなかった。

 視線を遮るものがなく、遠く札幌の街並みも望める眺望が気持ちよかった。

          

         ※ 2枚の写真とも平板に見えますが、実際にはとんでもない!頭の上に向かうようなコースでした。

          

          

          ※ 登り疲れて一息入れるとご覧のような光景が…。

          

          ※ 頂上直下の岩場です。

          

          ※ 夏の登った時の同じ場所です。

          

          ※ 三菱山山頂からの眺めです。

          

 

 問題は下山だった。けっしてオーバーではない登りの様子は、それだけ下山も困難なものにした。スノーシューは下りには全く弱い。何度も何度も雪の中を転がりながら、ほうほうのていで市民の森コースのルートに戻った。 

 下山時には踏み跡ばかり辿るのも味気ないと思い、メインではないルートを選び深雪のラッセルをしながら下山した。けっこうな負荷を感じたが、トレーニングにはなったようで、帰宅するとぐったりしてしまった。

          

          ※ 獣たちだけが通った跡の処女雪の中を往きます。

           

          ※ 通った跡にはご覧のようなスノーシューの跡が…。足の脛くらいが埋まりました。

 《今日のルート》 市民の森入口 ⇒ ① ⇒ ② ⇒ ③ ⇒ ⑲ ⇒ ⑦ ⇒ 三菱山山頂 ⇒ ⑦⇒ ⑲ ⇒ ③ ⇒ ⑳ ⇒ ⑱ ⇒ ⑰ ⇒ ⑯ ⇒ ⑮ ⇒ ① ⇒ 入口 

 ※ 私にとっては新発見だった。深雪をラッセルしていると、ところどころに雪面に円い雪跡が残っていた。きっと野生動物たちが雪の上で転がった跡に違いない。彼らも雪と戯れたり、毛づくろいをしたり、あるいは毛の中に棲息する寄生虫を退治しようとしているのだろうか?

          

          ※ 雪面にこうした跡が何カ所も見られました。

          


スノーシュー in 盤渓市民の森

2019-01-07 18:59:51 | スノーシュートレック & スノーハイク

 盤渓市民の森は、今シーズン2回目だったが好天にも恵まれて気持ちの良いスノーシュートレッキングとなった。しかし、密かに目ざした三菱山登頂は果たすことができなかった。

       

 最近の私はどうも宵っ張りの悪弊が身についてしまい朝が遅くなりがちである。そのため朝早くからの行動ができないでいる。改めねば、と思ってはいるのだが…。

               

               ※ 入口に立てられている「盤渓市民の森」の標識

 ということで、今日(7日)の行動開始も遅くなってしまった。

 市民の森の入口に着き、行動を開始したのは正午近くだった。すると、すでに先行してスノートレッキングを楽しんでいる市民がいた。

 昨夜新雪が降ったにもかかわらずコース内は処女雪とはならず、すでに踏み跡が付いたスノーシュートレッキングとなってしまった。

           

          ※ 写真のように今日のコースは既に踏みつけられた跡がはっきり残っていたコースでした。

 これまで三つの市民の森をトレッキングしてみて気付いたことだが(いや気づくまでもなく考えたら当たり前のことではあるのだが…)、いずれもが山坂のあるコースだということだ。白川市民の森には「青山」が、盤渓市民の森には「三菱山」がその頂に立っているのだ。ただし、「三菱山」へは市民の森から直接頂に立つルートは設定されていないが…。

           

         ※ こちらは本来のトレッキングコースですが、本日の踏み跡がありません。

          

          ※ 実はショートカットして直登のように上った踏み跡があり、私もそこを辿りました。

 山坂があるコースは、私にとって「冬の石狩川河岸を遡る」トレッキングのトレーニングとしては必ずしも適したコースとは言えないのである。その上、この日は踏み跡の付いたコースを辿るとなると、ますますトレーニングの意味は薄かった。(石狩川河岸は基本的に誰もが足を踏み入れていないところを歩く)しかし、まだ今の段階では雪上を歩くという意味において多少の意味はあるだろうと自分を納得させた。

           

          ※ コースの途中から三菱山の山頂と思われる山影が木々の間から見えました。

 高度をぐんぐん上げていくコースではあったが、踏み跡が付いているととても歩きやすい。汗をかかないように注意深くコントロールしながら歩を進めた。

 森の中の案内板で現在位置を確認しながら上へ上へと進んでいった。すると頭上に送電線が見えた。ということは、盤渓市民の森では最も高いところに達したことを意味していた。

          

          ※ 送電線が走り、「三菱山」の山頂が近いことを知らせてくれました。

 ところが踏み跡はさらに上方に向かっている。「これは三菱山へ至るルートだな」と直感した。天気も良いし、時間にも余裕がある。「よし、私も踏み跡を辿り三菱山山頂を目ざそう!」と思った。その踏み跡を辿り上を目ざしたのだが、そこから先はこれまでのコースと違い、まるで藪を直登するようなワイルドなコースに変わった。30mも登ったろうか?「これは私にはお呼びじゃない」と悟った。覚悟も決めずに上るような簡単な山ではないと悟ったのだ。目的が違うのだから無理せずに潔く撤退した。

          

          ※ 三菱山への山頂へはご覧のような藪を直登しなくてはならない踏み跡でした。

 撤退地点がこの日最も高い地点だったので、帰りはぐんぐんと高度を下げる楽なコースだったが、前回よりは遥かに大回りしてこの日のトレッキングを終えた。

          

          ※ エゾ松(?)に雪をいただいた風景は、いかにも北国の風景ですね。

 それでも今シーズン中に「三菱山」を目ざしてみようかな?とも思っている。

          

          ※ このような雪の造形も北国ならではです。

 ちなみにこの日進んだコースを案内板ナンバーで記しておくことにする。

 入口 ⇒ ① ⇒ ② ⇒ ③ ⇒ ⑲ ⇒ ⑦ ⇒ 山頂目ざすも断念! ⇒ ⑧ ⇒ ⑨ ⇒ ⑩ ⇒ ⑪ ⇒ ⑫ ⇒ ⑬ ⇒ ⑭ ⇒ ⑮ ⇒ ① ⇒ 入口

 


スノーシュー in 手稲本町市民の森

2019-01-05 17:44:14 | スノーシュートレック & スノーハイク

 猫の目のように変わる天気に翻弄された一日だった。市民の森に向かいながら何度止めようと思ったか…。激しい降雪とつかの間に顔を出す青空、その度に私の気持ちはぐらつきっぱなしだった…。

          

 体調も戻りつつあったので「久しぶりにスノーシューを」と考えたのだが、朝から天候が不安定だった。それでも雪は雨と違い、それほど野外活動の阻害とはならない。「雪でもGO!」と思って用意した。 

 札幌市内には今シーズンの初スノーシューの場として選んだ「白川市民の森」をはじめとして、「盤渓市民の森」「豊滝市民の森」「西野市民の森」「手稲本町市民の森」「南沢市民の森」と計6カ所の市民の森が設定されている。

 このうち私は「白川市民の森」と「盤渓市民の森」(ブログでは未報告)の二つを体験した。そこで本日は「手稲本町市民の森」を目ざした。

           

          ※ 「手稲本町市民の森」入口に設置された案内板です。

 「手稲本町市民の森」は、手稲山の裾野に広がるトレッキングコースなのだが、都心からはけっこうな距離があり、車でもゆっくり行くと4~50分かかる。途中、何度も激しい降りに見舞われ、引き返そうかとも思ったが「ともかく森の入り口だけでも確認してこようと」と向かうことにした。

 「手稲本町市民の森」の入口は手稲スキー場に向かい住宅街が途切れたところにあった。

           

         コースの全てがこのようにはっきりと整備されていると安心してトレッキングできるのですが…。

 入口に着いた時には雪が小降りになっていたこともあり、「無理せず少し歩いてみよう」と思ってスノーシューを付けた。コース内はまったく踏み跡がなく、処女雪の上を歩き続けた。「手稲本町市民の森」のトレッキングコースは、これまでの二つの市民の森のコースと比べて、広いコースが整備されているとは言い難く、周囲を良く観察しながらコースを見つけて歩かねばならないようなところもあった。

          

          ※ スノーシュートレッキングの場合、このようら自分の足跡が残っていくのがいいですね。

 それでもなんとかコースを間違えたり、迷ったりすることもなくショートコースを一周して戻ってくることができた。

 この時期の雪はまだ降って日が浅く、柔らかなのが特徴である。当初は一月初旬にでも石狩川河岸遡行に挑もうと考えていたが、多少雪が固まることが期待できる一月下旬か二月初旬に実行しようかと思い始めている。

          

       ※ 「手稲本町市民の森」のコースの場合、この先どう進むのか?ちょっと迷うようなところもありました。

          

          ※ コースのところどころにはこうした布(赤い)がコース上だと示していました。  

          

          ※ コース途中の案内板で私は1の方向へ行きたかったのですが、ご覧の表示のためちょっと迷いました。

          

         ※ コース上にこのような作業用レールが走っていて、何かの造成工事中のようでした。

 わずかな時間だったが、久しぶりの運動で軽い疲労感が体を包んでいる。


初スノーシュー in 白川市民の森

2018-12-23 17:22:15 | スノーシュートレック & スノーハイク

 ザクッ、ザクッ…、聞こえるのは雪を踏みしめるスノーシューの音だけ。ときおり野鳥が囁きかけるが…、久しぶりの感触である。例年より遅れた感はあるものの、今シーズンもようやく動き始めた。

           

          ※ 私のスノーシューは毎回単独行なので自分姿を写真に収めることはない。そこで今回は

            三脚を持参して自撮りに挑戦してみました。

 降雪があったといっても直ぐに溶けてしまったりして、なかなか本格的な冬到来を感じさせてくれない。と思っている間に年末を迎えてしまった。

 来るシーズン、2014シーズンより続けている「冬の石狩川河岸を遡る」シリーズを完結したいと思っている私としては、早く始動したいと内心焦りを感じていた。

 そこで特に他に予定のなかった今日(24日)スノーシューを取り出すことにした。

          

          ※ 「白川市民の森」の遊歩道は、このような動物たちの足跡だけが残っていました。

 初スノーシューをどこでやろうか?と考えたとき、例年は円山動物園の南側にあるユースの森というところでやっていた。ところがユースの森は規模が小さく箱庭的な感じがしてどうもイマイチ乗り気になれない。そうした中で以前(2014年)に一度だけ体験したことのある「白川市民の森」が浮かんだ。「白川市民の森」は自宅からはやや遠いが、駐車場もあり、コースも整備されているので初スノーシューには適していると判断した。

                

          ※ 遊歩道は分岐点にはこのような案内板が立っているのでコースに迷うことありません。

 「白川市民の森」は静かにたたずみ人っ子一人いなかった。早速スノーシューを付け、遊歩道を歩きだしたのだが、今日は気温が正午で4℃と高く、雪は水分を含んで重かった。「白川市民の森」は青山という小さな山(標高530m)を中心として、その裾野に遊歩道が縦横に走っている。今回は初スノーシューなので登山は避け、裾野の遊歩道を巡ることにした。とはいっても、けっこうな山坂があるためそれなりに負荷がかかる。背中に汗をかかないように(冬季のアウトドアでは汗をかくことは厳禁)歩き方を注意したり、ウェアをこまめに着脱しながら久しぶりのスノーシュートレッキングを楽しんだ。

          

          ※ 遊歩道とはいっても、このようにけっこうな上りのコースがけっこうありました。

 初日とあって無理はしなかった。総計で2時間弱歩き回り切り上げた。軽い疲労感はあるが、この程度では石狩川遡行のトレーニングとしては不足である。これから何度か市内のいろいろなところに出没して、体力を付けねばならないと思っている。

          

          ※ いつもの定番、私の歩いた後にはこうしたスノーシューの跡が残されます。

          

        ※ 遊歩道内には写真のような休憩所が3ヵ所あるようです。ここで温かい紅茶タイムを取りました。

          

          ※ この日の最高到達点から下界を見ると、林間から住宅街が見えました。