自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
うららかな秋の午後。
集まった者たちで始まった
とりとめのない会話。
やがて
互いの心と心が響きあい
一つになった心が
それぞれの中に還っていく。
その瞬間の
確かな存在感。
今、私はここにいる。
確かに、私はここにいる。
ただ存在するという
心地良さとともに…。
傍から見れば
なんでもない
雑談のひとコマ。
人は人と響きあうことで
自らの存在感を感じるのだろう。
季節(とき)と響きあって
いのちを紡ぐ
野の花のように…。
ヨメナ〈キク科〉
copyright Maoko Nakamura