自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
洗濯をしていると
庭から
呼ばれている気がした。
「もしや?」と思って
出てみると
「やっぱり!」。
水仙が真白い蕾を
ほころばせていた。
春になると
外に出たくなるのは
花開くごとに発せられる
誘いの声に
心がほころんでいくからだろう。
花たちの声で
寒さで縮こまっていた
心がほころび
居ても立ってもいられなく
繰り出すのだ。
水仙が真白い蕾を
ほころばせていた。
少しずつ春の声。
水仙〈ヒガンバナ科〉
coprright Maoko Nakamura