詩の現場

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忘れっぽい天使 パウル・クレー

2015-03-02 | フリー Poem
忘れっぽい天使がいる
忘れっぽい天使が降りてきた
今日から
忘れっぽい天使が
そばにいてくれることになった

天使は何を忘れるかって?
けんかしたこと
悪口いったこと
怒ったこと
泣いたこと
そして後悔した真っ暗な夜のこと…

ダメだダメだと
肩を落としていると
忘れっぽい天使はやってくる
羽を拡げ
大切そうにしまってある
天使専用のビデオを見せてくれる
楽しい時間が私たちの鼓動に
なるんだよ
いつだって つづきは
つながっていくんだよと言って
天使の秘密

天使は忘れない
私たちの胸を塞いでいる悩みも
きっと 解決していけることを
楽しくて幸せな時間が訪れることも
人間は仲良くやっていけるものだ
と信じて
だって それしか
記録をもたないのだから

天使が降りてきた
今日は特別な日
忘れっぽい天使が
いつもそばにいてくれる
素敵な時間が
はじまっていく



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