猛暑が続いています。
『去年もこんなに暑かったのかな?』
って毎年思っている様な気がします。
えいちゃんが退院して来てから、毎日が驚く程の速さで過ぎて行きます。
脚が不調だと、ゆっくり物事を考える事もできず、ただただ家事としょうちゃんの相手をするのが精一杯でした。
でも昨日、久しぶりに脚の調子がよくて、まったく痛みがないと、自分でも驚く程元気な私がいました。
『痛みって、元気や考える力や心の余裕まで奪ってしまうんだ。』
『健康でないと・・・』
って、つくづく感じさせられました。
マリーの元気がなくなって来ています。
この頃は、ほとんど1日中眠っています。
起き上がるのは、食事の時とおトイレの時と気が向くとリビングを歩くお散歩の時だけ。
でも、ご飯は残さずにしっかり食べているので、それがマリーの健康の目安になっています。
ワンちゃんって、自分の意志でお散歩に行ける訳でもなく、自分の意志だけで何か好きな行動ができる訳でもありません。
『飼い主によって、ワンちゃんの生き方って大きく変わってしまうものなんだなぁ。』
って思います。
マリーの様子を見ていると、自分のできる事はしっかりとしようと頑張っているのがよく分かります。
『マリーが、こんなに頑張って生きているのに、私達も頑張らないと・・・。』
って心の底から思う様になりました。
前に弟(アトムのパパさん)からもらったメールに、
「寝たきりのアトムが、こんなに頑張っているのだから、俺も頑張らないとな。」
って書いてあったのを思い出しました。
その時は「そうなんだ。」って思ったのですが・・・今は弟の気持ちが、本当によく分かります。
昨晩、マリーの様子がおかしくなって・・・おしっこをしようと思って立ち上がって倒れたみたいです。
私は、お風呂でお湯張り準備をしていたので、その様子は見ていなかったのですが、主人が「マリー!」って叫ぶ声に驚いて、走ってリビングに戻りました。
マリーの様子を見て、
『もう駄目なんじゃないかな・・・』
と、娘も主人も私もがそれぞれに思いました。
いつもは、眠っている時に撫で撫ですると、すぐに目を覚まして撫でられるのを拒絶します。
なのに、昨晩は倒れて寝そべっているマリーをずっと撫でていても、まったく嫌がらずにされるがままでした。
撫でている手に、マリーのか弱い、今にも止まりそうな呼吸が伝わってきます。
長い時間が撫で続け・・・呼吸がやっと元に戻ったきたので、
「もう、大丈夫。」
・・・・・
「でも、明日は立ち上がれるのかな?」
「脚にまったく力が入ってないからね。」
って3人で話しながら、寝室に行きました。
夜中3時頃に目が覚めてマリーを見に行くと、ベッドの中にはいなくて、水飲み場の近くで寝そべっていました。
おしっこをしたあとが、1ヶ所ありました。
『立ち上がれておしっこができたんだ・・・。』
『お水を飲みに行けたんだ・・・。』
『でも、お水を飲む前に倒れたのかも知れない。』
そう思って、お水のボールをマリーの口元まで持って行ったのですが飲まないので、指を濡らしてマリーの唇につけてみました。
お水を飲んだ後、そのままそこで寝そべっていた事が、マリーの様子から読み取れました。
娘も起きて来て、マリーの様子を見て安心した様です。
私達が眠ってから主人が起きたみたいで、朝起きると主人はソファに横たわっていました。
「そこで、寝たの?」って私。
「マリーの事が心配で、ここでずっとマリーの動きを見ていたよ。」
「いつも通りに歩けているぞ。」
「大丈夫だ。」って主人。
身体にどこも悪い所はないけれど・・・どんどん年老いて行くマリー。
ただ見守ってあげる事しかできない私達。
「マリーが幸せに、少しでも長く生きれます様に!」
それが私達の望みです。