ちょこっと本音

自分のこと、趣味のこと、ダイエットのこと・・・
心の声をちょこっと文字に。

お中元

2013年07月03日 | 優しいことば

一人暮らしで働いているから、宅配物はいつも土曜日の午前中に指定する。
父が現役のころはお中元はたくさん届いた。
そして父が現役を辞め、亡くなったら、お中元は親戚同士の間だけとなった。
母が亡くなってからは、もう何もこないだろうし、私もしなくていいのかなと思っていたら、母の姉の高崎の伯母から梅干しと、父の妹の青森の叔母からリンゴジュース詰め合わせが届いた。
どちらも、縁を切りたくないからという。
それに私の注文していた化粧品と、健康青汁も土曜日にまとめて届いた。
土曜日の午前中は、寝坊ができない。

それぞれの伯母たちに電話をする。
まず青森から。
いま青森の叔母は孫娘と暮らしている。もう89歳。
かくしゃくとしているようにみえるが、この頃弱ってきたという。
「もう一度お墓参りにいきたいけどね~。ところでちゃんとご飯食べてる?」
という優しい言葉。今、位牌は弟のところにあるので、なんだか寂しくてしょうがないというと、
「写真を飾っておくだけでもいいんだよ」という。
写真は両親の写っているのを飾り、花は欠かさず供えている。

次に高崎の伯母。
老人ホームといっても老人用介護付き高級マンションに入っている。
高崎に娘がいて面倒をみてくれているらしい。
「お葬式に行けなかったから、〇〇ちゃん(母のこと)が死んだなんて思ってないの。見てないから信じないことにしてるの。それよりちゃんとご飯食べてる?」

どちらのおばも、私が一人でちゃんと食事をしているか心配している。
ちゃんとどころか食べ過ぎて太ってしまったのに。
ひとりだと適当に済ますだろうけれど、口の肥えていた母と二人でいるときに、おかずを買ってくるのにいろいろと考えて買っていたので、その名残があり、つい買いすぎている。

さて、お返しは来週にでもしようかな。
いつもお茶の好きな彼女たちに、ちょっと高めの美味しいお茶を送っている。
一応、働いて一所帯もっているのだから、せめてお中元、お歳暮くらいは、元気でいる証として送りたい。

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