昨日は、あまりの暑さに夕飯に駅弁を買ってきてくれといわれ、上野駅へ行った。
あまたある中から、目に付いたダルマ弁当。
私は前橋生まれだから高崎は近い。父も出張の帰りとかにはダルマ弁当を買ってきてくれたこともあった。
家族中でダルマ弁当はすきだった。
でも・・・・・でも・・・・あの頃のとは違う。
子供のころのダルマ弁当は貯金箱になるのは同じだけど、中身がたしか、鳥そぼろ弁当だったような気がする。
いつからこんな豪華弁当になったのだろう。
でもどれをとっても味がいい。ご飯にも薄く味がついていて食べやすい。
昔の鳥そぼろ弁当より、もしかしたら美味しいのかもしれない。
でも私はあの頃のダルマ弁当がもう一度食べたい。
弁当といえば、思い出すのは北海道で食べた鮭弁当。
これは札幌から知床方面へ家族旅行した時、どこかの小さな駅で地震に会い電車はとまってしまった。
車内販売もなく、駅の近くにもちろん店もない。
電車はかなり長い時間動かなかった。
そうしたら、どこかからお弁当屋さんがきた。
中身は炊きたての白米に焼いた鮭が一匹のっているだけ。
あとはなにもない。
でもそれはそれは美味しかったのを覚えている。
多分、近所の人の炊きだしだったのかもしれない。
一番美味しいお弁当と言われたら、迷わず、このときの鮭弁当と答えるだろう。
