まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

アゲハの幼虫とアシナガバチの女王蜂

2024年05月29日 | 生き物

晩白柚(ばんぺいゆ)にアゲハが卵をうみつけて、それが幼虫になったことは5月6日にUPしました。

何匹幼虫がいたのかは忘れましたが、残ったのは2匹でした。

減ってしまった理由はハチでした。私はハチが晩白柚のまわりを飛んでいるのしか見たことがないのですが、姉はハチがむしゃむしゃと幼虫を食べている現場を見たそうです。姉の家のレモンの木の幼虫は10匹くらいいたのに全部食べられてしまったといいます。ハチはスズメバチくらいの大きさで色も黄色と黒の縞で脚が長いのです。でもこんな大きなアシナガバチはみたことありません。

残った2匹のいる枝にビニールをかけました。

     

ネットでアゲハの幼虫を襲うハチは何者?と調べてみたら、アシナガバチの女王蜂だと分かりました。

春に目覚めた女王蜂は巣をつくりながら、卵をうみつづけ、卵は幼虫になり、1か月後にはつぎつぎと羽化して働き蜂となります。この時期 女王蜂はチョウやガの幼虫を餌として自分の子供の幼虫にあたえなければなりません。子供たちが成長し、働き蜂となったあとはひたすら卵をうみつづけます。

うちの庭のアゲハの幼虫を襲っていたハチは、巣づくり、産卵、給餌をたった一匹でやっている真っ最中だったわけです。そういえば、晩白柚のまわりを飛んでいたハチは戦闘的で気迫に満ちていました。

28日風雨がつよくなるというので、ビニールをはずしました。そのときはまだ黒っぽかった幼虫は、

29日には緑色になっていました。

     

女王蜂はまだチョウやガの幼虫狩りをしているのでしょうか。

ビニールをかけたほうがいいでしょうか。

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今年もマンション間借り中

2024年05月20日 | 生き物

何年も前から近所のマンションの入り口階段をちょっと上った所の天井にツバメの巣があります。

今日散歩帰りにツバメの巣が補修されているなと見たら、巣に卵をあたためる親鳥を見つけました。

     

ここなら風雨からもカラスの襲撃からも守られて安全です。

ただ踊り場がフンだらけになるので、マンションの方は困るかな。

今までツバメが間借りしているときはどうしているのだったかしら?

 

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コップにさしたガラスの花にまるい実が!

2024年05月20日 | ダーチャ

ダーチャから持ちかえりコップにさしておいたガラスの花(オーニソガラム・ヌタンス)ですが、今日見たら しおれかけた花の内側にまるいものができています。おどろいたことに実のようです。

   

花がいつから咲いていたのか分かりませんが、切り花にしてもこうして実が育って、それも花の数だけ実がなりそうです。なかでは種が育っているのでしょうね。

   

いつの間にかふえて、離れた場所にも花が咲いていたわけが分かりました

 

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庭の花々

2024年05月17日 | ダーチャ

自宅の半畳くらいの広さの一画にずっと生えていたチゴユリが今年消えてしまいました。こういうことはたまに経験します。ずっとダーチャの一画でみごとに花を咲かせていた西洋オトギリソウがある年突然消えたこともありました。

着いてすぐに去年までのチゴユリの一画を見にいったら、やはり一本も生えていません。がっかりしていたら、夫が「あちこちに生えているよ」といいます。

たしかにあちこちの木陰でたいてい鈴蘭といっしょに生えて咲いていました。生える場所が同じようなのでしょうね。鈴蘭はそろそろ咲き終わり、チゴユリはまだ頭を下げているのでこれから咲くようです。

『ロシアの自然カレンダー』(ストリジョフ著1972 )という本の「モスクワ郊外の自然カレンダー 1880~1970」によれば、鈴蘭の咲きだすのは平年5月23日。同じ日にワスレナグサも名を連ねています。春らんまんですが、すぐやってくる初夏の暖かさが続くかと思うと不意に霜の降りる寒さに見舞われるような時期です(でした?)

ちょっとした木陰の場所にゴボウも生えています。ロシアでゴボウは雑草の代表のひとつです。(ロシア、ロシアと書くのは気が引けるのですが、30年近く前ここにロシアの庭をつくるのが私の夢でした。)

 

                                                              2006年8月 とげとげの実をつけたゴボウ

                 

裏でクサノオウが花盛り。これは植えたわけではなく自然にしげみになっています。

これもロシアでよく生えている雑草です。

今 目立つのは庭のあちこちで赤紫色の花を咲かせている ロシアのダーチャの常連ルナリアです。

和名はゴウダソウ 学名 Lunaria annua はラテン語 luna (月)に由来します。お月さまのような円い ぺたんこの実は種が熟れるとかさかさの銀色になります。 

もう緑色のぺたんこの実をつけています。

ほとんど手をかけないのに毎年毎年生えつづけているこの 庭の常連です。

同じようにふえてあちこちで花を咲かせているは、現在は違う名前なのですが、いわゆる、シラー・カンパニュラータ。これが青色の花だったら、イギリスであたりを青色で染めつくすベルフラワーなのですが、この庭に生えているのは淡いピンクや淡いブルー、淡い紫色の花です。

これは球根植物でほんとうに強くていたるところに生え、広がっています。

今年もカウスリップ(キバナノクリンザクラ)は咲いていました。ずっと前に近所のYさんからもらった赤花の園芸種は強くてふえているようですが、本来の黄色いカウスリップはあまりふえないのです。でも今年も咲いてくれていました。

草取りついでに株分けしてみました。

かつて群生というほどではありませんが、庭の一画を占めていたヤナギランの生き残りが今年はいつもよりたくさん生えているような気がします。森の火事のあと真っ先に生えるフロンティア植物であるヤナギランは世界の森林火災のあと地に生え出てくれているでしょうか。

  

この庭では残念ながらスギナの方が元気そうです。

家の近くの道路に生えていたカラミンサ、小さな鉢植えにしたのをルバーブのそばに植えました。一面にふえてほしいです。

めずらしく一日中雨の降りつづいた翌日。

咲きはじめたキングサリ。

      

夫が枝を切りとってくれたので、持ち帰りました。

        

 

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庭でナナカマドの花咲く

2024年05月15日 | ダーチャ

庭は緑一色でした。

   

葉の出るのがおそい栗の木はまだ小さな若草色の葉を思い切り青色の空に伸ばそうとしているかのようでした。

   

一方、家のすぐ脇のナナカマドは葉を繁らせ、

   

花束のような花序をたくさんつけていました。

   

ロシアでは昔多くの地方で農民たちは家を新築する際に悪霊から守ってもらうためにナナカマドの若木を森からとってきて、窓下や垣根の柵のそばに植えました。私もそれを真似して、ナナカマドがこの家を守ってくれるようにと植えたのでした。

ソ連時代の作家ヤーシンは、ナナカマドの花は美しく咲くのにほかにたくさんの花が咲くからか なんだか目立たないと書いています。ナナカマド(リャビーナ)とよく比較されるカンボク(カリ-ナ)の花は真っ白で花嫁を思わせるとうたわれます。一方、ナナカマドの花はうたわれることはなく、ナナカマドがうたわれるのはその真っ赤な実房です。

花が目立たないのは真っ白ではなく黄色みを帯びているせいかもしれません。満開だった花は短い間にだんだん茶色っぽくなっていきました。

   

ナナカマドの花は半月からときに1か月近くも長く咲きつづけるそうで、ロシアではよい蜜源植物です。

蜂蜜は赤みがかっているそうで、その赤みは花が茶色くなっていくことと関係あるのでしょうか。

ロシアには「ナナカマドの暖かさ」の言葉があって、ナナカマドが咲いたら、もう寒さがぶり返すことはなく暖かな気候が定着します。

モスクワでナナカマドの花が咲くのはかつて6月1日頃でしたが、今では温暖化が進んでそれより早まっていることでしょう。 

       

 

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ガラスの花 オーニソガラム ·ヌタンス

2024年05月14日 | ダーチャ

数日北杜市の家に行ってました。

着いてすぐに家に上がる階段脇に倒れているたくさんの花のなかからこれを何本か摘みとりました。

もう4,5年くらい前に「ガラスの花」の名前にひかれてなにやら買った記憶が・・・・

今まで花の咲く時期に行きあったことがなかったので気づかなかったのですが、ずい分ふえていました。

一本の茎に花が10個くらいついています。名前のとおりガラスを思わせるすずやかな花です。

テーブルの上においたり、

   

窓辺に置いたりして、

        

家にもちかえりました。

調べたらオーニソガラム ·ヌタンス Ornithogalum nutans  

オーニソガラムはオオアマナ属 種小名ヌタンスはラテン語で 「うなだれた」の意味です。

春地上に現れて、花が咲き終わると消えてなくなってしまうスプリングエフェメラルで 地上には2,3か月いるだけなんですって。

 

 

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郵便局へいく道の<Abbey Road>

2024年05月08日 | 全体

郵便局へ行く道に<Abbey Road>はある。

     

娘が保育園と小学校で一緒だったコウちゃんの店だ。

<Abbey Road Hair Relaxation>とはここらではちょっぴり いや かなり浮いてるかもしれない。

でも看板をちゃんと見る習慣なんかあまりないので、ずーっとこの店の名前がアビイ・ロードだと気づかなかった。気づいてからは「いかにもコウちゃんらしいな」と思いながら、通るたびに看板を見上げたり、自分で行く気はないけど店の中をのぞいてみる。

夫にコウちゃんの美容院の名前が<アビイ・ロード>だと話したら、「ロンドンでそばに住んでいたけど、どうってことない通りだったよ」といった。

そうなのだ、そこへ実際に行っても4人で通りを渡るビートルズのアルバムのジャケットなど思い浮かべず何も感じずに渡るひともいれば、憧れてはるばる出かけて行って渡るひともいる。コウちゃんのようにこうして自分の店の名前にするひともいる。

この先にちょっと有名なお蕎麦屋がある。

こんど、友人を3人誘って、お蕎麦屋に行ってみよう。そして、4人でコウちゃんの店の前の通りを列になって渡ってみよう。

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大きくなりました、只今身長2cm

2024年05月06日 | 生き物

5月6日

晩白柚(ばんぺいゆ)の葉に産みつけられた卵から孵ったアゲハの赤ちゃんは、しばらく見ないまにこんなに大きくなりました。

         

身長を測ったら2cmありました。大きくなると目立つので、鳥に食べられる危険性がぐーっと増します。

なにかかぶせた方がいいでしょうか。

 

5月10日

緑色になっていました。

         

         

 

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ムラサキケマンと同居したシラーシベリカはどうなったでしょうか

2024年05月05日 | 家の植物

今年3月シラーシベリカが咲きはじめたとき、鉢にはムラサキケマンも生えていました。

      

私はムラサキケマンという草が子供のころから好きなので、取らないでそのまま生やしておきました。

その結果ムラサキケマンはりっぱな株になって、花を咲かせました。ところが、シラーシベリカには実がひとつもできていないのです。毎年花という花全部が実になっていたのに。ムラサキケマンに栄養分をとられたせいにちがいありません。

   

雑草の力を実感した私は、ムラサキケマンの立派な株をシラーシベリカの鉢から抜き取ったのでした。

今までは庭のハコベやカタバミなどの雑草は目立つものだけ取っていたのを、なるたけ取るようにしました。そしたら2か月くらいのことなのに、思いがけず、昔母が育てていて、かつかつ生き延びていた草花が元気になってきて、「まだいたんだね」って再会のあいさつをしているこのごろです。

一方 ムラサキケマンは裏で種飛ばし中。

         

手を伸ばしたら、ぱっつんと種に打たれてしまいました。

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昔 母がカザグルマ(風車)と呼んでいたクレマチスが咲いています

2024年05月04日 | 家の植物

ゴールデンウィークもあと2日になりましたね。

ゴールデンウィーク前から昔 母が「風車」と呼んでいたクレマチスが咲きはじめました。

カザグルマは日本のクレマチスです。花弁が8枚ある大輪のクレマチスです。

このクレマチスも花弁は8枚ありますが、ほんとうにカザグルマがどうかわかりません。

でも凛として美しい、見栄えのするクレマチスです。

                

上の写真のうしろの1輪は花の裏側です。表も裏もすてきです。

垣根の内側の日当たりのわるい場所に生えているので、なんとか日があたるように誘引しているのですが、うまくいきません。でも存在を意識するようになってから思い出したようにたまに手入れをしているからか、今年はつるをふやして、花も10輪ちかく咲かせています。

                           

(ちなみにガラスの花瓶にさしてあるのは、明日湯舟に浮かべるための菖蒲です。)

 

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