毎年この鉢植えのオニユズはあたりにいい香りをただよわせて大き目の花をたくさん咲かせます。つぎに花は濃緑色の小さな実になるのですが、実はひとつ ふたつ、みっつとつぎつぎに落ちてゆきます。今まで最後まで残った実の数が一番多かったのは3個、いえ2個かも・・・
この木は自分が実らせることができる数をちゃんと知っているようなのです。
さて今年は何個残るかな?と思っていたら、ユズくらいの大きさになった実もあったのですが、結局下の方に1個だけ残りました。(去年も1個でした★)見るとその実はY字に分かれている枝に挟まれていました。挟んで支えてもらわなかったら落ちてしまうのでは?と思い、そのままにして、忘れてしまいました。
気がついたとき実はY字の枝からはずれて、ふつうに生(な)っているようでした。
今日実がよく見えるように鉢を180度回転させました。
おおきな実が日の光をうけてかがやきました。
地植えの木になるオニユズの実は直径20センチだそうですが、これは 15センチくらい。
それでも「わぁ、おおきい!!」と何人かにいわれました。
実に近づいてみると
枝のY字部分にはさまれた跡がへこんでいます。
早くはずしてやればよかったのかもしれません。
いつでしたか、実が大きくても軽くてすかすかだったのを思い出して、
両方の掌でかかえて確かめてみました。ずーっしりと重かったです。
オニユズって邪気をはらう、実入りがおおきいなど、縁起物としてお店に飾られたり お正月に飾tられたりするそうです。
うちのオニユズも門扉を見渡すこの位置でおおきな実を日の光にぴかぴかかがやかせて、わるいものを追い払ってくれる気がしてきました。