愛護センターのジュリアの書類「譲渡犬(成犬)について」を改めて見てみました。
犬の特徴 種類:雑種 毛色:黒茶まだら 性別:メス 体格:中
H20年 1月28日 旭市で保護。
2月5日 3種混合ワクチン接種。
体調には、異常なし。
(特記事項)
野良生活が長いのか、センターへ収容されて、かなり硬直しています。
少しずつ、家庭犬となれるよう慣らしてください。
こうO先生の署名入で書かれています。
愛護センターレポートの収容室での写真を見ても、お座りの体勢で硬直しています。検疫室でも、
hanaharuさんのお家でも横になったままの「寛いでいる」かのような姿勢で固まっていました。
7月に1週間いぬ親希望者のお宅に行ったときも、キャリーに入れられて車での行き帰り硬直して、こわウン、こわションで汚れたので洗おうとお風呂場につれていっても横たわったまま身動きできないでいました。
犬がこんな風に硬直するなんて、私は初めてでした。
ネットにハムスターの硬直について
「時々、ボクたちハムスターはカラダが硬直して動かなくなることがありますが大丈夫です。これは、一時的に大きなストレスや恐怖心を抱いたときに起こるケースが多いのです。」(http://www.k3.dion.ne.jp/~goods/sub32.html)
硬直は、ストレスや恐怖心から起こるものらしいです。
出戻ったときの、まるで動けない硬直したジュリアのシャンプーをきっかけに、私の50肩は始まりました。そのことを最近友人にメールに書いたら、返信にこうありました。
「ジュリアのことを伺って、色々な性格の犬がいて、人間と同じですね。
次男がサーフィンをしていて、初級の頃、波の渦に入り込み死にかけたとき、恐怖のあまり、板の上で、身体が硬直して動かなくなり、じっ~としていたら、運良く幸運な波が岸に連れて行ってくれ、一人岸で男泣きに泣いた話を後で聞きましたが、恐怖に出会うと身体って、硬直してしまうのですね。そんな怖い目には誰だって会いたくないですね。」
人間も恐怖から硬直する。それも死の恐怖から・・・・
ジュリアと暮らして1年8ヶ月になりますが、ジュリにはひねくれたところやいじけたところがありません。あどけなくて愛らしい子です。遊びも好き。多分虐待の経験はないと思います。
ジュリアが硬直してしまうのは、やはり捕獲、それにつづくセンターでの収容体験が死ぬほどの恐怖だったのでしょう。
その恐怖はトラウマとなって、怖いこと、強いストレスに出会うと硬直してしまう。
いつかジュリアがセンターでの恐怖を忘れられるときはくるでしょうか。