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まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

おばあちゃん3人おそるべし

2019年08月10日 | 全体

ここ数年、月に一度姉たちと回転ずしのCで、昼から飲んでおしゃべりしながら、食べたいものを食べたいだけ食べます。

昨日私たちが飲みながらたいらげたのは  

おお、おばあちゃんたち、おそるべし~(笑)

店を出ると、歩いて10分くらいの上の姉のマンションにいい気分で向かう。上がり込み、ここではアルコールでなく、ウーロン茶やら、お茶やら、コーヒーを飲む。

同じ家で同じ父母に育てられた私たちは、当然のことかもしれませんが、体験や生活感覚や考えが似ている。それが分かったのはここ数年月一度会っておしゃべりするようになってからです。いろいろ考えずにおしゃべりして、それが抵抗なしに受け入れられる。これこそが、おばあちゃんになった3人が月一度のこの日を楽しみにしている理由なんだと思う。

5歳年上の姉は中学生のころ、私のあこがれだった。友達が夢中になっていた「赤毛のアン」をとび越えて、姉が傾倒していたヘルマン・ヘッセを私も夢中になって読んだ。『デミアン』なんかは意味がよく分からずにデテールにひかれて読んでいた気がする。主人公が同年齢の『車輪の下で』(高橋健二訳)は分かりやすく暗記するほど何度も何度も読んだ。かつてのヘッセ愛読の発端は姉へのあこがれだったことが分かったのは月に1度、姉妹3人で食事しておしゃべりするようになってからのことだ。

父や母のこともひとりが口にすると、姉妹の中でそのことについてのそれぞれの記憶が話されるので、その思い出があらたな姿で自分の中にできてゆく。

ふたりの姉はすでに夫を亡くしていて、上の姉は俳句をして、月に1度くらい旅行に出かけ、二番目の姉は目の見えない方のための音読を熱心にやって、今は『ハリーポッター』シリーズなんだそうだ。休日には姪と登山。姉ふたりとも一番下の妹の私よりきっと体力年齢は若いだろう。

81歳、78歳、76歳の三人姉妹は、月に1度会って、食べて、おしゃべりするのを大いに楽しみにしている。

今回も夕方6時過ぎ「また来月ね」といって、さよならした。

あれ、ミョウガのこと、きくの忘れた

 

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