fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

金木犀の北限はどこ?

2023年10月16日 | 自然観察
 匂ってます。

           
 まだ、開いてないのに。今週満開になるかな。
 金木犀の「犀」の文字は、動物のサイ。幹がサイの皮膚のようだからだそうです。

 秋田では、たぶん咲いていない。北限はどこだろう。調べたら東北南部。秋田、岩手の南部とのこと。青森や北海道ではないってことですね。
 秋田市ではなかった。秋田も岩手も、北と南じゃ、大分違いますからね。どこなのか。誰か調べてください。

 と思っていたら、X(旧ツイッター)で、秋田市の金木犀の画像が流れてきました。あるらしい。
 私が子どもの頃より、気温が上がってますからね。北限も、イノシシのように北上してるのかもしれません。

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 きのうの、みちのく童話賞授賞式、ZOOMのトラブルもあったけど、無事に終了。一区切りつきました。欠席も数名いらしたけど、第1回第2回の大賞受賞者もいらして(第1回受賞者のみどりネコさんは、現在スタッフ)、よかった。
 今後も、みちのく童話会として活動は続きます。またおいおいお知らせさせていただきますね。

みちのく童話賞について~本日は授賞式

2023年10月15日 | 活動
 今年第3回の童話賞を開催し、受賞作を決定。本日オンラインで授賞式を行います。これで、いったん〆! 

 もともと、みちのく童話賞は、「童話塾in東北」という日本児童文芸家協会の事業を、もっと東北全般に広めたいという志で始めたものです。児童文芸家協会には後援になっていただいた上で、スタッフのメンバーは、児童文学者協会の会員の方にもなっていただき、協会の垣根を越えた活動にしました。(他にも東北各県の新聞社、花巻市、tbcラジオ放送にご後援をいただきました)
 今回3回で終了するのは、主催が、大きな団体ではないため、運営面で続けるのは正直言って難しいというのが一因としてあります。そんな私達を、第1回から支えてくださった、角館ロータリークラブ様、秋田地域資源ネットワーク様、そして、第2回第3回の協賛をしてくださった、児童書の出版社、国土社様には、感謝しかありません。
 その他にも、1口2000円として、1~5口のたくさんの協賛を、個人の方、企業さんからいただき、やってこられました。その都度、ありがたくてありがたくて! 
 本当にありがとうございます。

 そんな中で、世の中では、巨額のお金が動いていて、どうなってるんだろう? と思ったり。
 自分も、頑張ってる方には、できるだけ応援しようと思ったり(これからも、応援しますよ)。
 いろいろなことを考えさせられました。
 童話賞、本当はどこか自治体や企業が引き継いでやっていただけたら嬉しいのですが。難しいのかもしれません。

 でも3回の流れを見て、受賞作品を改めて読むと、よかったなあと思っています。

      

 ここから作家になる方が出たら、もちろん嬉しいですが、そうじゃなくても、ここに応募するために書いた作品は、唯一無二のものだと思います。
 活動する上で、東北在住、ゆかりの作家さん達メンバーとのつながりが嬉しかったです。コロナの時期でも毎月ミーティング、その他でお会いできました。
 このメンバーで、アンソロジーも出すことが決定しました! 
 作品集「ひかりⅢ」の裏表紙に告知していますが、2024年に第1期、第2期に分けて6冊『東北6つの物語』を国土社さんより出版します。みちのく童話会という名称で、繋がりを続け、若手のメンバーから、新たな動きも出ています。
 ありがとうございました。
 そして、今後ともよろしくお願いいたします。

日本が、世界が・・。

2023年10月14日 | 日記
 マイナンバーカード。インボイス制度。電子帳簿保存法。福島原発の処理水放水。洋上風力発電。
 そして、教育への予算が少なすぎること。

 と思ったら、さいたまですが、とんでもない条例案が出されました。さすがに世論に負けて、撤回されましたが。ゴミ捨てに出るのに、子どもだけで家に置いておくのが虐待? どんだけ、バカなのか。実際の子育てを知らずに、こんな条例案を出すなんて。
 確かに、今、子ども達が危険にさらされています。だから、もっと教育にお金をかけ、登下校は見守りをし(場合によっては、バスにして)、教師の待遇をよくして、優秀な人材を集めてほしい。

 戦争も、原発も、風力発電も、大企業が儲かるシステムで、苦しむのは庶民です。
 ロシア、ウクライナ、イスラエル、ガザ地区。

せめて秋晴れの写真を。 
      

 ネットにはフェイクニュースも流れるので、用心しなくては。

           

第3回みちのく童話賞作品集「ひかりⅢ」ができました。

2023年10月13日 | 活動
       

 第3回みちのく童話賞作品集「ひかりⅢ」ができました。
 1冊 送料、手数料込み 500円
 2冊          800円
 3冊          1000円 です。

 michinokudowa@yahoo.co.jp か、このブログにご連絡ください。 
 お振り込み先は、みちのく童話賞HPにございますが、メールでもお伝えさせていただきます。
 お振り込みいただいたのを確認できましたら、お送りします。

 東北ならではの作品、ぜひお読みいただけたら、嬉しいです。

第1回からの「ひかり」。おのかつこさんの銅版画が好評です。

       

『おはようの声』ご紹介いただきました(「女性のひろば」)

2023年10月12日 | 自作紹介
         

 雑誌「女性のひろば」で、『おはようの声』をご紹介いただきました。

         
 児童書の紹介は茂木ちあきさんです。ありがとうございました。
 
 この雑誌の中で、松本侑子さんが「西部戦線異状なし」という映画のことを書いてらっしゃいました。ああ~。悲惨な戦場で、悲惨な体験をし、命を失う若者を描き、しかも最後、その日は「西部戦線異状なし」という報告があっただけだったという映画。このラストとタイトル、戦争が一人の人間の命をいかに軽んじているかがわかります。
 
 ところで、今イスラエルで起きている出来事は「戦争」ではないのだそうです。「戦争」はどちらかが宣戦布告をして始まるもの。ロシアも実はあれ、「軍事侵攻」なのだとか? なんなん!

 松本さんは、赤毛のアンシリーズを新たに翻訳されてますが、最新刊が「アンの娘リラ」。これは、第一次世界大戦が背景です。作家宮本輝だんが、シリーズの中で一番いいと言ってらした。いいんですよ。

 

「児童文芸」2023年秋号に寄稿しました。

2023年10月11日 | 日記
       

 所属している「日本児童文芸家協会」の雑誌「児童文芸」。特集「児童文学塾 長編にチャレンジ!」に寄稿させていただきました。
 他の皆さまのもの、大変読み応えがあります。
 私、個人的に特に巻頭の芝田勝茂さんの「あなたの掌のなかの『勾玉』」がよかったー! 
 この頃、プロットプロットと、何か技術を学びたいという声がすごく私に届くんですねえ。でも、芝田先生、とにかく「やみくもに原稿用紙に書きまくっていた」時代のことを書かれていて。うんうん。二十枚書いてやりなおし。五十枚がんばって、没。また百枚ほどで「没!」なんてくだり。うーん、そうそう。とうなずいてしまいました。これ、若い作家さんには共感していただけない部分かも? なんて、思いながら。
 私が先生の「ドーム郡ものがたり」や「夜の子どもたち」がめっちゃ好きだったというのもあるかも。
 あれ、でも、ストーリーよく覚えてない。家にもない。
 買おう、電子になってないかな? と探したけど、ないっ!
 せめて電子書籍にしてよ~。
 でもなんとか手に入れて再読しますよ。

 まあ、もちろん、かなりの長文のエッセイなので、ただやみくもに書く、だけではなく、時間とか空間とか世界観とか、きっちり書いてらっしゃいます。さすがです。
 最後の4行がまた、素敵。ここには書かないので、ぜひお読みください。

 それに比べて私は、まあ、自分がどうやって書いてきたかということをフツーに書いてます。でも、自分の経験しか書けないですからね。それは他の作家さんも一緒なのでは? と思いました。
 あなたにはあなたのやり方があっていい。近道はない。と思います。

*私、通常他の作家さんを「先生」と呼ばない(もちろん、呼ばないでいただくし)んですが、途中から芝田先生になってるなー。これは素直な気持ちだ! 

追記
上の、若い作家さんには云々~、いかにも、年よりが言いそうなセリフ!
大反省。若い作家さんの作品、すごいなあと思ってるんです。反省をこめて、消さずにおきますね。

『荒野にふたば町を建てる 安積原野と谷中村の川』一色悦子(随想社)

2023年10月10日 | 本の紹介
        

 大ベテラン作家、一色悦子さんの新刊です。
 一色さんは、福島県郡山市のご出身。
 私は以前、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』を書いたとき、一色さんの『子どもを抱く坂上田村麻呂』も読ませていただきました。田村麻呂は、郡山で生まれたという伝説があるのです。その伝説も取り入れようかと、郡山にあるという田村麻呂の産湯を汲んだ井戸のところへ行こうとしたこともあったのですが、残念ながら行き着けませんでした・・(『アテルイ』の中で、その説をとるのも中途半端と感じ、断念)。

 さて、このたびの一色さんの本は、東日本大震災後の原発事故で、全町民が避難をしなくてはならなくなったふたば町の人々の中から、全町民(実際には、もう遠くに住み着いた方もいらっしゃいますが)が、再び一緒に住む町を新しく造ろうと計画を始める。それを身近で見続けている少女が、明治時代に、安積という地を開拓し、移り住んできた人々のことを知り、そのことを小説にした中條百合子という17歳の少女の存在を知ります。
 北海道や海外でも、こうして開拓をした土地を自分のものにしていくという歴史があります。。それが福島にもあったのです。

 人とはなんと、たくましいのでしょう。
 これらの歴史を調べ、本にした一色さんにも、そのたくましさを感じます。

 もう1編は、「教室のすぐ隣にある戦争」。これは、日露戦争と今の日本をオーバーラップさせ、一人の少女が田中正造の本をスピーチコンテストで発表するまでの物語。そうだ・・。日本はロシアと戦争をしたことがあったのです。
 
 歴史を知ることは未来を造ること、過去は消えていなくて、この足元の大地にあるのです。 オビに書かれている文です。
 
 

ススキとオギの違い(芒と荻)

2023年10月09日 | 自然観察
 たぶん、去年や一昨年もこの話題を出しています。

      

 これが、芒(ススキ)。

      

 これが、荻(オギ)
 
 生え方が、これとてもわかりやすかった。芒は株なので、こんなふうにぎゅっと固まっていて、荻は地下茎で増えるので、等間隔的なんです。
 
 お月見で供えるのは芒ですが、刈ってしまえば、荻でも芒に見えます。厳密には、花の部分にも違いがあるんですが。
 この違い、一度判別できるようになると、その後は、しっかりわかります。(役にはたたないけど)

似てる人

2023年10月08日 | 日記
 自分に似てる人が7人はいると聞いたことがあります。
 割と最近、私は2人に、似てる人見かけたけど、○○に行ってた? ときかれました。行ってません。
 今国技館にいる? とメールが来て、相撲中継のテレビにそっくりな観客がいるということで、私も見てみたら、あ、この人だ! というのを発見。たしかに、雰囲気にてたかも笑。

 そして、先日は、NHKのニュースで、札幌五輪招致を見送るという町の人のインタビューが流れていて、「あれ~、兄だ!」と確信した人がいたんです。もう、そのもの! 札幌に住んでいて、駅はそんなに利用しないけど、仕事で使う場合もあるかもしれないし。その人は、五輪賛成派だったのが、ちょっとひっかかってはいたけど(兄はそういうタイプじゃない)、「NHKにインタビューされた?」とラインしたところ、「されてないよ」と返事。インタビューの内容を伝えたら、「自分は、金にまみれた五輪なんて、必要ないと思っている。身内に間違われたなら、自分が賛成してると思った人がいたかも。心外」といってきました。
 それにしても、あれは似ていた。一緒に見ていた夫も、言ってました。

 まあ、テレビで若いアイドル観てると、みんな同じ顔に見えるので、私の識別能力も問題かもですが・・。

     

 きれいな秋の蝶。なに揚羽かな。

蓮の実

2023年10月07日 | 自然観察
     

 秋田のお堀の蓮は、しっかり実になっていました。

 

 うちの新米も、いただきましたよ! 普段は、玄米で食べてますが、新米ができたときだけは、白いご飯でいただきます。
 先日の句会のとき、季節感がだんだん失われてきてないか? という意見が出ました。まったく、一年の半分が夏のよう。
 でも、お彼岸には彼岸花が咲き、芒が出て、空にはいわし雲。しっかり秋になってます。
 鳥の渡りもまた。野鳥の会にはいってる方が、温度ではなく、光に反応しているのではとおっしゃってました。確かに、光の色が秋になってます。
 一気に晩秋になりそう。

『みちのく山のゆなな』河北新報でご紹介いただきました。

2023年10月06日 | 日記
10月1日、河北新報「東北の本棚」で『みちのく山のゆなな』をご紹介いただきました。

         

 宮城在住児童文学作家堀米薫さんに送っていただき、記事の部分は加工しました。
「今を生きるメッセージ」というタイトルが嬉しいです。
 内容も、私が一番書きたかった部分をちゃんと捉えてくださってます。

 この作品は、河北新報夕刊に連載したものですから! 
 

秋田のゆるキャラ みずも

2023年10月05日 | 日記
       

 秋田駅コンコースで、赤い羽根共同募金をやってました。ゆるキャラ達がいたんですが、気になったのが、この青いやつ。
 調べたら美郷町の「ミズモ」だそうです。
 財布にあった小銭を入れたら、缶バッチやマスクケースやくれようとするんですが、いらないので、ポケットティッシュだけもらいました。マスクケースじゃなく、ケースに入ったマスクだったらいただくのに。クリアファイルもいいな。でも、人によっては、いらないか。
 募金なんだから、ありがとうございました! でいいんじゃない? 

きりたんぽ

2023年10月04日 | 日記
          

 秋田のホテルの朝食では、今の時期、きりたんぽも出ます(バイキング)。 
 自分ちで作るようなおいしさではないけれど、これでも満足な私です。ちょっとわかりにくいけど、右端がきりたんぽ、まん中は稲庭うどんです。

 きのうはかわせみ句会(ZOOM)でした。
 俳句は楽しく、句会も楽しい場であってほしいと思うのですが、児童文学作家の集まりですからね。
 言葉と真摯に向かう場でもありたいと伝え、けっこう(かなり)厳しく、句評をさせていただきました。
 田舎の公民館でやっているお年寄りの句会なら「いいねえ」でいいんですけどね。
 

第3回みちのく童話賞受賞作品発表

2023年10月03日 | 活動
 1日に、第3回みちのく童話賞受賞作品の発表をしました。
 ご受賞のみなさま、おめでとうございます! 
 
 大賞、優秀賞、佳作の作品は、作品集「ひかりⅢ」で読むことができます。HPにご購入方法がございますので、ぜひご利用ください。赤をクリックするとサイトに飛びます。

         

 秋田駅の秋田犬。
 
       

10月です。

2023年10月02日 | 日記
        

 秋田のホテルから見えた空。
 昨晩は、みちのく童話賞関係でX(旧ツイッター)のスペース初体験。すごく、よかった。
もえぎ桃さんのXで、アーカイブを聞くことができます。もえぎさんがしっかり司会してくださったので、30分、きっちりしたものになってます。創作をしてる方、公募入選を目指してる方、参考になる話があると思います)赤文字をクリックしてください。

 明日は、かわせみZOOM句会。今週は、みちのく童話会の臨時ミーティングもあり、来週は本来の予定のミーティングもあり、15日はオンラインの授賞式。どれも家にいてできるのが有り難いです。
 ワイファイは不安定なので、スマホのデザリングでやるようにしています。