fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

『恋愛相談「好き」だけじゃやっていけません』森川成美(静山社)

2023年09月15日 | 本の紹介
       

 ポップでおしゃれな本です。(ポップには、おしゃれという意味も含まれてるかもですが、あえて)
 三人の高校生が、文化祭で恋愛相談を,その後も続けることになりました。無料ではやっていけない。「ドネーション」ならいい。ドネーション・・寄付。なるほど。おしゃれだ。と私は思ってしまいました。
 言葉のマジックです。作家は言葉で世界を作るのですから必要なことですね。
 
 価値観の違いという言葉がでてきます。そうなんです。
 自分が言ったことは忘れるけど、言われたことは忘れないという言葉も出てきました。そうなんです。
 きっと、読者もどこか、共感する部分があるでしょう。
 
 作者の森川さんは、歴史ものから、YAまで幅広いご活躍です。
 こういう恋愛ものにもチャレンジできる! チャレンジは感覚だけではできません。では他に何が必要なのか、たくさんの作家がデビューしていく中で生き残るための力ですね。(その力はなんなのか? は、私達それぞれが考え、実践しなくてはならないこと)

富岡製糸場

2023年09月14日 | 日記
     

 ここも、一度行ってみたいところでした。
なので、長野からの帰りは、群馬に抜けて、ぐるり。
 明治の初期に建てられた木造です。回りに煉瓦はありますが。
 野麦峠を越えてきた女工さん達の悲惨な映画。私、小学生のとき、部分的だけど学校で観た記憶があります。
 でも、あの当時、女性の職場としてはかなり優遇されていたのが事実とも聞いたことがあります。
 あの建物を維持するのは大変なことでしょう。
         
 絹というのは、本当に美しい。

       

 一拍の旅行なのに、何日にもわたって書かせていただきました。
 読んでくださった皆さま、ありがとうございます。

無言館

2023年09月13日 | 日記
      

 上田の無言館も、一度行ってみたいところでした。
 20代後半で戦死した若き画家達の絵。戦死などしなければ、有名な画家になったかもしれません。
 
 近くに檻の俳句館があるのですが、閉館したのでしょうか。ブラインドが下ろされ、やっていませんでした。無言館は、土曜日ということもあり、訪れてる方結構いましたけどね。

 長野を車で走っていると、川中島合戦の跡地とか、上田城とか、あー、歴史好きにはまた別に寄りたいところがあちこちにあります。でも、今回はそっち系は我慢しました。

長野は山が多いです。

 行きは、中央高速から北上したのですが、帰りは群馬の方へ。

   
 こういう切り立った山が、すごいなと思いました。

東山魁夷館

2023年09月12日 | 日記
      

 東山魁夷、大好きです。
 今回、入れ替えで一番好きな青い系(?)の絵があまりありませんでした。でも、よかった。千葉にも記念館があります。行ってみたいです。
 日本画では、東山魁夷と平山郁夫が別格ですね。

 写真撮り忘れてしまいましたが、善光寺にも初めて参拝しました。
 戒壇巡り、してきましたよ。

一茶記念館

2023年09月11日 | 日記
       

 一茶記念館に行きたいと思ってたんですよ。
 そしたら、友人のふくださんがブログに書いてらして、ああ、そうだった。行きたかったんだとまたなって。
 平日だったので、貸し切りでした!
 野尻湖に近い、つまり北信濃。そこから江戸まで歩いて来たのかなあ。どんな景色なのかなと思ってたんです。
 加賀藩の大名行列が通る街道沿いにあって、近くに黒姫山が見えて。うん、なるほどと実感できました。
 一茶の伝記、書けます! とアピールしておきますね笑。
 芭蕉は子ども時代がよくわからないのと、それまでの月並みな俳諧から、俳句を芸術に高めた的な難しさがあるんですが、一茶はわかりやすい。子ども時代、今でいう虐待されてましたしね。

   
 
 義理の弟と継母と、父の遺産争いを続け、ようやく半分の家と土地を相続したものの、火事で焼け出され、最後はこの蔵で過ごしてました。しかも、再婚した妻とその母、弟夫婦と、ぎゅうぎゅうだったもよう。
 これがまあ終の栖(すみか)か雪五尺  一茶

 と読んだのは、焼け出される前。

           
 敷地には、一位の実(おんこの実とも)が成っていました。

長野に行ってきました。

2023年09月10日 | 日記
 長野に行ってきました。
 出がけが関東台風直撃だったので、躊躇した部分もありましたが、長野ははずれていたので、ありがたく。

 取り急ぎ、インスタに載せた写真を。

      

 手前がソバの花。満開でした。後ろは黒姫山・・だと思います。

      

 行きたいところに、行けるうちに行っておきたいという気持ち。
 トンネルをいくつもくぐって、くぐって、ぐるりと回ってきました。

台風

2023年09月09日 | 日記


これは、おととい。
  二百十日、二百二十日という季語があります。
  台風で風が強まる時期。厄日とも。

  野分は、野を台風が暴れてるイメージですね。
  早く、すっきりした秋になってほしいです。

ベストセラー小説

2023年09月06日 | 日記
         

 昨日は、すかっと晴れて、空も、そして川も青かったです。
 こんなふうに、川まで青くなる日は、年に1度出会えるかどうか? 暑かったですが、気持ちよかった。

 さて、図書館でベストセラー小説を予約すると、100人以上待ちの場合があります。
 先日は、1年かかって、順番がまわってきた作品がありました。
 今回、1年待ちたくない作品を、電子書籍でポチリ。読みました。
 設定はよかった。
 閉塞的な島。プライバシー筒抜けで、親が不倫している女子高生。男好きでスナック経営している母親を持つ男子高生が惹かれあいます。男の子は、漫画の原作を描き、それが編集者の目にとまり、デビュー。東京へ出ます。女の子は、精神的に病んでいる母を捨てられず、家から通える小さな会社に就職。遠距離恋愛が続きますが、まあよくあるように、男はどんどん人気作家になり、浮気をし、二人は会っても話が合わなくなり、破局。
 でも男はその後、漫画の世界では生きていけなくなり、病気にもなり・・
 女は、好きでやっていた刺繍作家として認められるようになる。

 と書けば、何の本かわかる方はわかるでしょう。
 悪くはなかった。でも、男が漫画家として、大成功する。女が刺繍作家として認められる。そこが・・。そんなにうまくいくかなあと思ってしまう私がいて。

 でも、そうじゃないと、作品に華がなくなるのかな。
 売れてる作品で、どの書店でも目立つところにばばばんと平積みです。魅力的な作品であることは、間違いないです。ファンの方、すみません。
 
 合評会で他の方の作品読んで思うことも、そうなのですが、こうして「もっと、ここを」「ここが」と思う点、自分の作品はじゃあそれができてるのか? と顧みる材料なのですよね。顧みよう。

 
 

ドラマを結構観ています。

2023年09月05日 | 日記
 時期によっては、全然観ないのですが、今回、結構ドラマを観ています。
 ハヤブサ消防団 最初の方は観てなかったのですが、ここ数回。宗教がらみ、興味深いです。
 最高の教師 台詞が長いけど、ラストはどうなるかなあ。
 VIVANT 最初は、これはどういうドラマなの? と思ったけれど、見逃せません。まだまだ謎がありそうです。二重人格って、ホントにこんな感じなのでしょうか。
 40-18(逆か?) 惰性で観てしまってる感じ。まあ、新しい家族の形なのかもですが。
 どうする? 家康  この時代は、おもしろい。どうなるかわかってても、それをどう描くか? という視点で観ています。
 ばらかもん これも、途中から観ています。島が舞台の物語は、おもしろい。
 朝ドラ   実際の人物をモデルにしてて、いいとこ取り。でも、一つのことに打ち込む人は、いい。田邊教授がよかった。
(ドラマのタイトル間違いがあるかもしれません。一つ一つチェックしてないので、記憶で書いています。ゆるいブログということで、ご容赦を)。

 それにしても、観てるなあ。夜は、最近仕事ができないんです。少し前は、仕事はできなくても雑用はできたのに、最近はソファでテレビ。
 先日、久しぶりに改稿を一日中(午前、午後、夜)やってたら、翌日右腕がだるくて湿布貼ってましたよ。そうやって頑張ったものが日の目を見るかどうかは、まだわかりません。

        

『みちのく山のゆなな』イラストの古山拓さんの思い

2023年09月04日 | 自作紹介
 古山拓さんは、今児童書の仕事のときは「ふるやまたく」さんと、平仮名にしてらっしゃいます。
 ご自身のフェイスブックに、ゆななのとと様である山神様の衣装デザインのことを書いたと、その記事を送っていただきました。こちらにコピペのご許可をいただきましたので、ぜひ読んでください。
        
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児童書のイラストこぼれ話をちょっとだけ。
新刊児童書「みちのく山のゆなな」(おおぎやなぎちか・作/国土社)の主人公は山神さま一家です。
画像のように、ゆななの父ちゃん(山神さま)の着ている服に、ぼくは赤色の🌀をあしらっています。
この🌀は、なんとなく描いたのではありません。
きちんと意味を込めています。
あしらった意味は3つ。
1.縄文土器の火焔式土器ってありますよね。ヒントの一つはその紋様です。
古来から人が持つ、炎への信仰心を込めたかったのです。
2.もう一つは、ぼくが勝手に思っている「アイルランドケルトと東北の共通性」です。
話せばどこまでも話しちゃうので、詳細割愛。
アイルランドのケルト遺跡には🌀サークルが多数あります。ぼくはその🌀が縄文土器紋様に重なって見えるのです。
🌀は輪廻転生や自然の循環も意味するカタチだと思うわけで、ヒトの深いココロのカタチと思っています。
3.赤色にこだわったのは、東北の文化の根っこに「赤」が潜んでると思うから。(日本文化がそうかも)
ぼくにとっての東北の「赤」は、どんな「赤」かというと…
⚫︎ウルシの「赤」ぼくのルーツ岩手はウルシの産地です。
⚫︎鉄の錆色の「赤」(東北は古来鉄の国。岩手釜石製鉄所はその直径子孫ですね。東北の僻地に行けば行くほど風景に錆色が迫ってくる)
⚫︎遠野の伝統文化オシラ様や卯子酉神社に見る「信仰の赤」
⚫︎東北を深く覆う「緑」の補色の「赤」
そんなこと思いながら、父さまの衣装をデザインしたのでした。
「挿絵の服はアイヌ紋様ですか?」と言われたことがありますが、それは全く考えていなかった。
だけど、東北北三県にはアイヌ由来の地名がめちゃくちゃ多いですので、新しいヒントをもらえた感ありです。

たかがイラスト、されどイラスト。
これからも歴史を通して考えてきたことを、フルに込めて描きたいです。

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色の話、納得です。 
古山さんは、最近も絵本を出版され、個展も精力的に開催。そんな古山さんとのお仕事が、また控えています。嬉しい。

お灸

2023年09月03日 | 日記
        

 この夏、体調を崩したことをここに書いたりしたら、お灸を送っていただきました。
 私よりずっと若い方。よくお灸をしているそうです。
 お灸って、ヨモギなんですよね。

 今は煙の出ないタイプもあるんですね。それだと、服の下にやったまま外出もできるとのことですが、あまりやってる感覚はありませんでした。
 煙の出る普通のタイプをやって、動き回らず、じっと休むのがいいのかもしれません。

二日灸というのが、旧暦2月2日にすえるお灸で普通の倍の効果があるという、春の季語。
 土用灸というのは、夏の暑い土用の時期にすえるお灸。夏の季語。
 
 今はもう秋ですね。お灸に関して他に季語あるかなあ。
 何かやって、何かに結びつけようとする癖。いいのか悪いのか。

スーパーブルームーン

2023年09月02日 | 自然観察
     

 おとといの月です。
 東京は曇ってましたが、岩手から送ってもらいました。
 
 10月半ばまで、落ち着きません。
 仕事、雑用などぎっちり。
 今家で一人でいるので、作り置きの同じものを何食か続けて食べたり。きのうはケンタッキー買ってきたり。
 野菜はしっかり取るようにしていますが。
 散歩も夕方には必ず。健康を害しては元も子もありませんからね。

 ブルームーンという言葉、定着しましたね。きっと俳句も作られてるだろうなあ。

 ストローの蛇腹をムーンライトかな   あぶみ

 という俳句作ったことがありますが。ムーンライトなんて、古い感じ。

種撒き

2023年09月01日 | 日記
 先日ワタの花が咲いた写真を出しました。


 種を蒔いたから、芽が出て花が咲いたのです。
 なので、せっせと作品の種も蒔いてます。芽が出なかったものは、別の場所(出版社さん)へ。
 来年は、いくつか出版の予定が立ってますが、今種を蒔かないと、再来年は・・。あ、ひとつ再来年と言われているものもありますが。
 種を蒔いても、芽が出る時期、花が咲く時期はいろいろです。

 先日は、種を蒔いたところが、あちらが求めているものとは違うようだということがわかり、お送りする前に、即書き直しを申し出ました。来週、ご訪問してお話をする予定のところも。