fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『ぼくのなかみはなにでできてるのか』かさいまり作・おとないちあき絵(金の星社)

2024年02月25日 | 本の紹介
        

 気になるタイトルです。
 読んでみると・・
 主人公神田はるとは、弱気な性格のまま4年生になっている。
 クラスメイトのやすくんも、似ている。
 そんな二人をめぐる学校生活の日常で、はるとはいろいろ考える。
 いろんな気持ちが混ざりあったりする。

 家では、いろんなものを分解するのが好きだったけど、最近はあきてきた。
 かわりに、ぼくの中身がどうなっているのか知りたくなっている。
 骨や肉はすぐわかる。でも見えないもの。おこったり、さびしかったり、くやしかったり。

 発表会、やすくんの転校。そんなできごとがあり、その都度、いろいろ考える。
 きっと読者もいっしょに感じたり、考えたりできる。そんな本だった。

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