fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『ジャンプして、雪をつかめ!』モデル舞台の話

2020年11月16日 | 自作紹介
        

 『ジャンプして、雪をつかめ!』は、東京から青森に引っ越した唯人という少年が主人公です。

 青森は、弘前や青森市ではなく、郊外の小さな町を設定しています。
 弘前に知人がいることもあり、また秋田出身ということもあり、青森には何度も行ったことがあります。でも、実は書かれているエピソードのほとんどは、岩手の町で体験したことや、住んでいて感じたことです。

 読んだ方の中には、ぼっとんトイレなんて、今どき田舎だって、ないんじゃない? という方もいらっしゃるかも。でも、あるんです。私が小さい頃はもちろんですが、30年くらい前に住んでいた家は、まさにぼっとんトイレでした。この話が出版されることになり、そこを訪れてみましたが、まだちゃんと残っているし、どなたかが住んでもいらっしゃいました。
 私は東京在住ですが、散歩していると、ときどき、この家は・・と思うこともあります。あるんです。
 町内の演芸会は、岩手のエピソードを元にしています。餅まきというのも。でも青森でもあると思います。
 それから洞窟。これは東京にあるんです。ただ、調べたら、今は洞窟内立ち入り禁止になってました。10年近く前まではこの話の中のように、実際に入ることができたんですよ。ろうそくだけ持って。何も照明がなく、真っ暗なんです。稲城市の駅からほど近いところでした。

 なんて、書く必要はないのかもしれません。フィクションなので、リアリティが損なわれなければ、OKととらえています。
リンゴの木や「リンゴ節」という民謡が好きなこともあり、青森に設定しました。
 引き続きよろしくお願いいたします。

 
 


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