平泉中尊寺、毛越寺から西へ5キロほどいったところにあります。平泉が栄華を誇ったもっと前、この地に住む人々が蝦夷と朝廷側からさげすまれ、金と馬を吾が物にするため制圧されました。その際坂上田村麻呂が建立した毘沙門堂です。この辺りにはアテルイがいたともされ、アテルイの別名として記録されている悪路王が娘をさらったという伝説ゆかりの瀧や岩も近くにあります。(制圧者が作った伝説)
という歴史はさておいて、岩に切り込むように建てられたお堂は、見事なものでした。中尊寺、毛越寺は連休のこの日、びっしりと観光客であふれていましたが、ここはひっそりとしたものでした。
ジブリ映画「もののけ姫」のアシタカのふるさとのシーンはここがモデルになったとも言われています。